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浦島次郎日記/2022年秋編の1

7月に続き今年2度目の帰国です。
こんなに頻繁にニッポンに帰るのは最初にハノイに行った頃以来。
7月以降、世界はまだ微妙な均衡を保っている。
 
老後の楽しみに、ニッポンでの出来事を綴ってまいります。
 
 
11月6日 日曜日
 
土曜の深夜便に乗るため22時半空港着。
空港はジブンが乗るVietjetのカウンターだけ激込みで2時間並ぶ。っていうか先に出発の成田行きが終わるまでカウンターが開かず、並んで延々待たされたという悲劇。
それでもあのVietjetがまさかの定刻出発で朝8時に関空着。ほぼ眠れず。
 
入国の手続きは前回とほぼ同じ。アプリで接種証明は登録済みのため、空港内を1.5km歩き大勢のスタッフがいるチェック会場をほぼフリーパス。違うのはPCRの陰性証明が不要になったこと。有難過ぎる。
ただこのミズギワ対策に意味があるのかという素朴なギモン。
 

海に浮かぶ関空から

8:45発のバス。予定より15分も早く9時半大阪梅田着。大阪が梅田で神戸が三宮というローカルな地名が駅名になっている例。
前回は昼前に着いたので梅田でランチしたが、今回は早く着き過ぎて行きたかったうどん屋は開店前。
止む無く阪急電車で家に直行。これも東京じゃ東急電車とは言わない。
 
家でハイボール飲みながら朝兼昼メシを食べ寝る。夕方Uniqloまで散歩。ハノイより断然安くてカンゲキっ。明日はカンゲキだっ。
 

夕暮れの武庫川

19時、テレビ見ながら晩メシ。
鎌倉殿が佳境を迎えヤクザの大親分的北条義時さんが大活躍。かつて一緒に戦った仲間を次々にほぼ全員コロし世の中を安定させるという、プーチンも真っ青のサバイバルゲーム。三谷幸喜はいい話書く。
 
 
11月7日 月曜日
 
8時起き。ベトナム時間は6時なので寝坊したわけではない。さすがに寒くてくしゃみ3回。
 

12時、歩いてT歌劇場のBホールという名の小ホールに到着。大劇場もほぼ同じ時刻に開演で大混雑。
因みにここは通常女性客が90%くらいでトイレ数の男女差が半端ない設計。それが数日前に某大学の同窓会が貸し切りして、男性客が半分以上いてオトコ用トイレが大混雑したって話。
やっぱりトイレの男女区別は近い将来なくなるだろう。劇場みたいに集中利用率が高い施設の場合、どういう配置が好ましいか発明的平面計画が求められる。
 
 
演目はオトコとオンナが愛のために同じ不幸を共有してハッピー、みたいな話。当然ミュージカルで着物着たおネーさん方が踊って歌うワケで、その違和感が素晴らし過ぎて恥ずかしながら泣く。

豪華夕食は鯛めし御膳

18時、西宮北口で打ち上げ的夕食。マスク会食とかマジか。
久しぶりに通勤通学の帰宅時間帯に電車に乗る。周囲のキビシイ視線に鼻の穴がマスクからはみ出ないよう気を付ける。
 
 
11月8日 火曜日
 

しぇからしかの豚骨ラーメン

12時、阪神競馬場のある仁川駅前で豚骨ラーメン。久し振りのホンモノ。関西学院のキャンパス周辺を散歩。久し振りの紅葉を愛でる。
30年以上前に安藤忠雄の建築を見にわざわざ来たことのある甲東園まで歩いたが面影皆無。
かなり歩いたつもりが8,000歩。坂道のせいで疲れる。

紅葉

 
電車で年金事務所へ。サラリーマンを途中でやめて外国生活を続けていた身として年金もらえるのか、みたいな相談したら金額の話は別にして明るい光が見えた。
 
15時、家に戻り飲み始め。夫婦2人+猫3匹で家にいると飲むしかない。
19時、ムスコが来て夕食。これは7月以来。久し振りのロールキャベツ。
話題に付いていけず先に寝る。
 
ムスコが小さい頃は、外国出張すれば3日おきに絵葉書を書いて送ったし、ニッポンにいれば腹の上に乗せて夜寝たりもした。今は猫が乗っかってきて眠れなかったり。
高校に行ってる途中からワタシがベトナムに出たため、進学、就職でカレがどんな苦労をしたのか全然知らない。向こうもこっちの苦労なんて知らないだろうけど。悲惨な単身赴任生活のオカゲで学費ローンもしなくて済んだんだぜ。
たまに帰国すれば会って1,2度メシを食う。お互い別々のセカイで生きている。
 

テレビの前の猫


夜中に起きてお茶を飲む。
暖房してるワケでもないのに空気が乾燥して、家の中でマスクしている。
 
つづく

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