こんにちは。不知火燐火です。
前回の記事で「次いつ投稿するかはわからない」と言っておきながら割とすぐに戻ってきてるというね。まあなんというか、モデリングに関する動画をたまたま見つけて見てたらまたやりたくなった、という理由で戻ってきました。

実は以前、知識も経験もほとんど0の状態からBlenderでフルスクラッチモデルを作ってみたことがあるのですよ。MMDで踊らせたいって思って。初めてにしてはかなり良くできてるとは思うけど、冷静に見るとだいぶクオリティが残念な感じのモデルでした。愛着はあるんですけどね。

それで前回までの記事でMMDモデルリメイクしてぇ～～～って思って色々メモしてたわけですが。
今の3Dモデルの主流ってMMDではなくVRMなんですよ。しかもVRMからpmx形式にするのは簡単にできるけど逆はかなり面倒な手順を踏まなければいけないし、あと何よりVRoidの衣装制作の形式は私にあまり合わないという…テクスチャでゴリ押しするよりはちゃんと作りたいんですよ。
そして前回までに作ってたモデルはpmxで書き出すことを前提としたボーン構成のため、あのままではVRMで書き出すことが不可能でした。ボーン入れ直すのも面倒だし、ついでに髪と顔パーツの構成も実はあまりしっくりきてなかったという事実。

ならばいっそ、フルスクラッチリベンジして、VRM形式のモデルを作っちゃおう！！

というノリと勢いでまた行動した結果が今です。
今度は前回までみたいな備忘録というよりは日記という形にしていこうかなと思います。時間かかるしね。
ちょうど参考になる動画も見つけたことだし、それを見ながらちまちまとモデリングしてました。制作過程のスクショがある程度溜まり次第noteに日記を書いていこうと思います。

そういうわけで第一回、まず体のモデリングをした話を書いていきます。

まず、今回モデリングをしようと思ったきっかけになった動画を投稿してくださっているチャンネルをば

おすすめ動画にたまたま解説動画が出ていたのでなんとなく見てみたら、めちゃくちゃわかりやすかったです。この方の動画を参考にしてモデリングを始めてみました。
そして今回はリベンジですので、モデリングするキャラの見た目は先ほどの動画と同じ、こちらの私のアバターです。

しかし一体作れたらそのモデルを流用してうちの子モデルを量産したいと思ってしまうのがこじらせた創作クラスタの性。Bad Apple!!全員集合MMD動画とか憧れます。なのでまずはいきなりこの見た目で作るのではなく、裸ハゲのベース子モデルを作ってから装飾していくスタイルを取ろうと思いました。
というわけでまず用意したのは、下絵の代わりに参考にするVRoid製の裸ハゲベース子モデルです。
アップで載せると怒られそうなので、ギリギリ規制に引っかからなさそうなアングルでスクショをば。服を全部脱がして髪型テンプレも空白にし、インナーのテクスチャを全部透明にすれば作れます。

これをエクスポートし、Blenderにインポートします。
Blenderのモデルは現時点で最新の3.0、そこにVRM_Addon_for_Blenderというアドオンを導入しています。

VRoid製ベース子を導入したら、正投影で下絵代わりにしつつ、動画を参考にモデリングしていきました。ちなみにインポートしたモデルは情報量を減らすために、まつ毛などの後付けポリゴンはまるっと削除しています。

もうこのベース子モデルに服着せればいいのでは？という考えも途中よぎりましたが、三角ポリゴンのハイポリモデルは改造するのかなり大変なので諦めました。新規メッシュで服作ろうものなら絶対ウェイトとかわからなくなるやつだし、体のポリゴンから押し出しで作る場合でも前回のモデル改造の時と同じようにモデリングに制約が出てきてしまうので、もう自由にやりたいんじゃ！！という思いを優先したらこうなりました。それにこのベース子モデル使ったらフルスクラッチと言えなくなるしね。

なお、参考動画では首、腕、胸、胴、足の位置取りをしてから面貼りでいきなり繋げてますが、私がやってみた感想としては、イラスト描く時のアタリをとる時みたいに上体、腹～腰、とパーツごとにそれっぽい形を作ってから繋げる方式の方がやりやすかったです。お絵描きで慣れてる方法だからってのもあるかもしれない。人体モデリングとお絵描きを往復してると人体の構造についての解像度が上がる感じがしていいですね。

そんなこんなで2～3時間かけてざっくりモデリングした結果がこちらです。

靴で隠れるからという理由で足先はかなり粗く作ってて指も分けてないですが、遠目から見たらもう完全に人体です。昔モデリングしたときは曲線を意識してなかったのと私の人体についての理解がまだまだだったのもあって、同じくらいのローポリモデルなのに既にかなり違います。VRoid様のモデルを参考にしたのも大きいですね。
これは途中で力尽きずしっかり作ればかなりのクオリティアップが期待できるのでは！？という雰囲気をビシバシ感じます。

という感じで、体のモデリングはこれで一通りできました。最後の仕上げの時にポリゴン細かくしていこいうと思ってるので、一旦このローポリの状態で次に進みます。次は手のモデリングをしようかと思っていますが、関節の関係でお絵描き同様難しいだろうなと今からげんなりです。でも頑張る。
ベースだけとはいえ体のモデリングが2～3時間程度でできてしまったことに自分でもびっくりなので、モデリングの技術は確実に上がっているんだなって実感できて、ほぼ無理ゲーだと思っていた美少女をモデリングするという目標が実は思ったより達成できそうで嬉しくなってます。

それではまた。