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それは、呪いから解き放たれたかのような

※楽しい記事ではありません。ご注意ください。
 苦しみながら3日くらいかけて書きました。

おはようさぎ、響木家の白須うなぎです。
今日はVTuberではありません。
話しましょう、あの日のことを。

2022/02/15(水)、久々のアオライブがありました。
「響木アオ 4th アオバーサリー 〜輪廻転生 卒・業(そつごう)〜」

テーマは「卒・業(ごう)」

あの日の業(ごう)からの卒業(そつぎょう)です。

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時は遡ること2019/11/23(土)
「響木アオ 3rd SPECIAL LIVE NEW HIBIKI」

あの日、我々は信じられないものを見ることとなりました。

大盛り上がりのライブ終演後、
スクリーンに映し出された「今までありがとう」の文字列。

直近に別のイベント出演も控えていたこともあり、
頭では「響木アオが消えるわけない」と分かりつつも、
どこか心に傷と不安を残し、アオライブは終演となりました。

そしてその日の深夜、YouTubeに一本の短い動画が投稿されました。
声に出ない「ありがとう」と共に去っていく響木アオ。

それと、チャンネル内の動画のサムネがすべて真っ白になりました。
それに対しては正直「いやそれは手動でやらないとそうはならんやろ」と思いつつも、去っていった響木アオのことが気が気でありませんでした。

数日後、またなんやかんやありつつ、
我々の心の傷に塩を塗りたくりながらも
新しい姿と共に、響木アオは帰ってきました。

投稿されたのは、新しいモデルで歌う既存曲「0と1と3」。
正直「いや....それだけ....?それは違うやろ....」と思ってしまいました。
私は感動できませんでした。

後にコアパン(響木アオ運営)は「一発逆転」のために、
なんとか注目を集めるためにやったと、語ってくれました。

結果的に、一発逆転は起きませんでした。
心に深すぎる傷を負った感情クソデカな一部の響木家たち、
そもそも急すぎて何が起きたのかすら分からない外野、
湧き出る荒らしコメント。

最悪でした。もう二度とあの時間に戻りたくありません。

あの日々を受け入れられるようになった日から、
私はあの日々を「響木アオ生前葬」と呼んでいます。

あの日からの数日間は、コアパンが見せてくれた
「いつの日か必ず訪れる、響木アオが消える未来」の悪夢だったのだと思います。

生前葬の最中、コアパンはとある暗号をツイートしました。
その中身は「シュレディンガーの猫」でした。

生前葬の間、響木アオという猫の生死は誰にも分かりませんでした。
しかし、コアパンの「一発逆転」は結局起こらず、
響木アオは観測される(バズる)ことはありませんでした。

ここで響木アオは、「未来の」「いつの日か必ず訪れる死」を迎えました。

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生前葬も過ぎ去り、日常の落ち着きを取り戻しつつある日、突然の訃報。

コアパンたちのボスであった「コアパンP(別名コアパンS)」がご病気で亡くなられました。

アオライブのたびに観客を見送ってくれたあの優しそうなおじさんが亡くなったことは、本当にショックでした。

最後にコアパンPにお会いしたのは、3rdライブのクラファン(Project ToucH)特典のアオちゃんとの握手会の時でした。

大荒れしたあの日から日が近かったこともあり、お元気か気になっていました。お話はしなかったものの、お元気そうな姿を見て安心したことを覚えています。

コアパンPが亡くなられたことは、正直今も傷として残ってしまっています。

もっと、コアパンPのエンターテイメントを見たかったです。

ここで響木アオはコアパンPという存在を失い、
違った形で、この時代で、また一つの死を迎えることとなりました。

そこからしばらく、響木アオの時間は止まることになります。

これまで投稿していたような得意分野の
謎動画(シチュエーションコント)などの動画投稿や、
リアルライブのような活動をしなくなり、
ほとんど生配信しかしなくなります。

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時は進み、2020/12/12(土)
「響木アオ 4th LIVE+DJ -Re:HaRMoNIZE-」
約一年ぶりの久々のアオライブ。

「リハーモナイズ」は音楽用語で、メロディはそのままにコードを置き換えることのようです。ジャズアレンジとかユーロビートアレンジとかがそうですかね?

ここら辺りから新人のコアパンFとγ(ガンマ)が加わり、
新体制で響木アオが支えられていくことになります。

「これまでとは別のアプローチで響木アオを再構築していく」
という意図のタイトル付けで合っていますでしょうか。コアパンFさん。

ここでアオちゃんは、新衣装として旧衣装を初御披露目します。(支離滅裂)

新しいメイクと衣装になってから封印されていた制服を、
この日サプライズで新衣装として着てくれたのです。

これは、アオちゃんやコアパンからの、
家出した響木家のみんなへ向けた「帰って来ても良いんだよ」
というメッセージに聞こえました。(それはぜったい考えすぎ)

ここで一旦は救われたような気はしましたが、
どこか心にもやもやは残ったままでした。

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そして、2022/02/15(水)
「響木アオ 4th アオバーサリー 〜輪廻転生 卒・業(そつごう)〜」

ある「業(ごう)」、カルマ、事件を洗い流すライブだと
アオちゃんからも語られました。

ライブの序盤では、コアパンFからの
「コアパンシリーズの業(ごう)を洗い流させていただく」
という言葉と共にVTRが流されました。

どんなかんじで語られるのかと思いきや、
コアパンシリーズを代表しFに普通に謝られました。
(Fは当時居なかったので完全にとばっちりなのはまた別のお話)

この件に触れることを許されていなかったというアオちゃんの口からも、
みんなを不安にさせたことに対する謝罪と、
これからもみんなと響き合いたいということが語られました。

そこからは一転、「いつもの響木アオ」のライブが再開します。
「響木大明神」「マグロ漁船青空丸」「青汁」
響木アオを支えてきた数々の迷曲から始まり、
ひときわインパクトのある「DA!DA!DA!大根」、
そして「今の響木アオ」と響木家を表す「響木家家訓」が歌われます。

ここで私は「響木アオが戻ってきた」のかなと感じました。

今回の「卒・業(ごう)」が開催されるにあたり、
当日までのカウントダウン動画が投稿されていました。
それぞれの内容は、どこか「昔の響木アオ」を感じるものばかりでした。

あの日、響木アオは二度死にました。

今回のテーマ「輪廻転生」からも分かるように、
たぶんコアパンさんたちも同じことを考えられていて、

今回の「卒・業(ごう)」で業を洗い流すと共に、
響木アオを生き返らせようとしてくれていた、
響木アオは何度死んでも「輪廻転生」すると示してくれたのかなと思っています。

あの日の少し後、コアパンたちの配信にて
「響木アオはなんだかんだで続いていく(意訳)」という言葉が出ました。

今更ながら、それが少しずつ実になってきているのを感じます。

今回の「卒・業(ごう)」でアオちゃんやコアパンが業を洗い流してくれたおかげで、私が抱えたままだった業も全て洗い流されたような気がします。

あの日以降、どこかうしろめたさのようなものを抱えていましたが、
これでようやく2年に及ぶ呪いから解き放たれたようで、
かつてのようにアオちゃんを応援できるようになる気がします。

これから先の響木アオの未来がどうなるのかは誰にもわかりません。
続いていくと言ったけれど本当に突然消えてしまうかもしれません。
十分な時間をもったうえで消えてしまうかもしれません。
もしかしたら私が先に死ぬかもしれません。

「推しは推せるときに推せ」

この界隈でよく言われるワードです。

私はこのワードが嫌いです。

応援する側も応援される側も縛ることになる、呪いの言葉だからです。

それでも私は推しを応援するしかないので、
推しに推し自身を人質に取られているので、
呪われなければいけません。

これからも私は、推しと一緒に、この呪いと一緒に生きていきます。

この呪いがいつまでも続きますように。

2022/02/19(土)
白須うなぎ
戒名:響木あなご


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