とある対話
さて、この間は一緒に面接評価場面を見てもらったね。
面接評価で仰っていたことが、そのまま目標になるとは限らないけど、どうだろう?この間の面接評価場面を見ていて、次にどんな評価をしたら良いと考えましたか?
うんうん。確かに身体機能の評価も重要かも知れないね。
ところで、身体機能面の評価に注目しているのはどうしてなんだろう?
注目していると気が付かなかったの?
もちろん、身体機能に注目することが悪いこととは一概には言えないんだけど、今までのやりとりの中でも君は身体機能面に注目することが多いように見えて、どうしてなのかな?と思ったんだよね。
うんうん。そうか、そういう理由だったんだね。
いや、それが悪いとか間違っているということではないよ。
ただ、この間はトップダウンでの評価の方が好ましいと思うと君自身が話していたけど、具体的な評価の話になったら心身機能に注目しがちだから、どうしたのかなと思ってね。
それじゃ、これからの評価をどのように行っていくのか一緒に整理してみようか?
そうだね。君が学びたいと言っていた人間作業モデルの概念図を使って得られた情報や不足している情報を確認していこうか?
さて、おおまかにだけど大体まとまってきたね。
どうだろう?一旦整理してみて、評価しなくちゃいけないところはどんなところだったと思う?
うんうん。そういうことについての評価が重要になるかもしれないね。
君が今言ってくれたように、僕たちは作業療法士だから、その方が今までどんな作業をしてきて、現在どんな作業を現在行っていて、これからどんな作業をしていと思っていて、どんな作業に困っているのか、これらについての評価はとても大事になりそうだよね。
最初に言ってくれた心身機能についての評価も勿論大切だから実施した方が良いと思うよ。
だけど、今挙げた評価を一度に全部やるのはちょっと大変そうだよね?
じゃあ、次回はどの評価を優先して実施してみようか?
うんうん。その手順でいってみたら負担もそこまで大きくはなさそうだね。
それで行ってみようか。
次回までに必要な準備はどんなことがありますか?
そうだね。もちろん僕も一緒に評価を行うけど、評価の手順や目的は自分でも整理していたほうが安全だろうね。
今日のうちに出来そうなことはありますか?
良いかもね。それじゃ残りの時間で今日の記録と、今言った準備をやってみようか。
うまく評価できるように一緒にがんばろうね。
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