成功した方法で失敗する

ひとは成功した方法で失敗する.
確か哲学者の西條剛央さんの言葉だったかな?

時々考える.
まわりと比べて気がつくのが遅すぎたのではないだろうか?
まわりと比べて出発がおそすぎたのではないだろうか?
今更になってようやく気がついたのか?
もっと早く気がついていれば!
もっと早くスタートできていれば!

半分は後悔で半分は成長
というか,誰でも挫折したところからが本当のスタートなのかも知れない

自分ごとに置き換えて考えてみよう.
壮大なテーマを考えることは身の回りのことに置き換えて考えると整理しやすくなるかもね.

個人的に関心があることは
作業療法の実践と哲学的基盤,面接評価,目標設定,実習指導をはじめとした後進育成,多職種連携,学会発表や論文執筆などの学術活動,人生を楽に生き抜くための哲学

最初の問いと照らし合わせるとよく分かる.
関心があること全てにおいて今現在熟達しているとはもちろん言い難いけど
関心があることは漏れなく全て過去に大きな失敗を経験したことばかり.

作業療法は国家資格取得後もさっぱりよく分かってなかった.
面接評価は未だにちょっと苦手.
目標設定が曖昧だったりクライエントと共有が上手に出来なくてどれだけ苦労していることか.
後進育成はアレルギーになるんじゃないかというくらい避けていた.
学会では大勢の聴講者の前で大恥をかいたことがある.
人生ぜんぜんうまくいかない.

書き出してみると散々な歩みでちょっと笑える.

さて,もう一度本題に戻そう.
一度はうまくいった方法があると人間は次も同じ方法を使いたがる.
前例があるからね.

だけど前例と今回が同じ結果とは限らない.
その時の状況と目的は大きく異なるかも知れないからね.
というわけでだいたいの人は過去に成功した方法で失敗する.

そして本当のスタートは失敗した後だと思う.
今まで行ってきたことが全てなんとなく上手くできていたらここまで関心を抱いていないし,まぁ大した実績は今のところほとんど無いんだけど,こんなに頑張って学ぶことを継続してはしてないだろうね.

なんで失敗したんだろう?
どうしたら失敗しないんだろう?
次は上手くできないかな?
どうやったら打率を上げられるのかな?

ひとは成功した方法で失敗するし
失敗したところから歩みがはじまる.

あなたは失敗して両膝から地面に崩れた.
でも,大きくジャンプするためには一度大きくかがまないといけないでしょ?
今はジャンプするために準備しているだけなんだよ.
やっと準備がはじまったんだ.
これは尊敬する先輩から教えてもらった言葉.

先輩,僕あれから屈んでばっかりなんですけど本当に大丈夫なんですか?笑

なにはともあれ,あなたはこれからも沢山の失敗をします.
失敗したらショックだよね.
今すぐに立ち上がらなくて良いです.
まずは思いっきり感傷的になりましょう.

落ち着いたらゆっくり立ってゆっくり歩きだしてみよう.
やがて大きくジャンプするための助走はそこからはじまります.

あなたが大活躍する未来は今からようやくスタート
https://youtu.be/0JxL3zWIWtQ

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