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【TVメモ】植物に学ぶ生存戦略2 話す人・山田孝之

本放送は2019年5月2日。NHK教育テレビで半年に1度ほど放送されている番組です。タイトル画像だけ見てると、いかにも教育テレビという感じですが、シュールな演出で中身も興味深かったです。「はに丸ジャーナル」「大人のピタゴラスイッチ」と並ぶ大人向けのEテレ番組とお見受けしました。

この8月26日に最新作が放送されるようなので、その前振りとして再放送されたようです。30分枠で3つの植物の生存戦略が、山田孝之によって紹介されました。生存戦略っていうとピングドラム?とか思いますが、植物たちもなかなかシタタカです。

ウメ

ウメの花の戦略
・パッと目を引くように、たくさん花を咲かせてアピール。
・でも、多くの花を咲かせるにはエネルギーが必要。そこで、本物の花に混ざって偽物の花もたくさん咲いている。偽物には雌しべがなく実ができない。低コストで華やかに見せている。

ウメの実の戦略
・対象顧客を絞っている。メインはイノシシやシカ。
 何故イノシシやシカなのか?
 1. イノシシが対象顧客の植物は少なく、ライバルが少ない。
 2. イノシシには移動力があり、種子を遠くまで運んでくれる。
・自ら実を地面に落とすことで、イノシシに木に登らせる手間を省いている。

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山田らの集団。一人は本物で、残り6人は偽物。ウメの花には偽物がたくさん咲いている様子を表現してるらしい。本物の山田さんのギャラはウン十万ですが、偽物は1人5000円(交通費込み)だそうです。

オオイヌノフグリ

漢字で書くと「大犬のふぐり」。ふぐり=睾丸で、犬の睾丸という意味(形が似てるから)。ただし、名前は生存戦略には関係ない(当たり前)

オオイヌノフグリの生存戦略
・花びらにラインがあり、中央に向かって伸びている。蜜は花びらの奥にある。蜜の在り処を虫たちに伝えるためのガイドラインの役目。
・他の植物よりも早く咲く(2月の立春頃に咲く)=ライバルがおらず、この時期にいる虫を独占できる
・虫が蜜を吸おうとすると、花がグラリと倒れる→虫は思わず雄しべの辺りにしがみつく→虫に雄しべをたくさん付けることができる。

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林田アナがこの男の上に乗ったとき、不安定で倒れそうになりました。虫が蜜を吸おうとすると、花がグラリと倒れる様子を表しています。わかりやすいですね(?)

チューリップ

・しおれるまで毎日規則正しく開閉運動を行う。開閉するたびに花がどんどん大きくなる。→大きい方が目立つしモテる。
・約5000種類以上ある。チューリップは種からも育つが、球根からも育つ。土の中で球根が増える。→球根は種と違い遺伝子が混ざらず、親と同じのクローン。色が揃った奇麗なチューリップ畑は、親と同じ花が咲くクローンならでは。→同じ美しいものを並べたがる人間に、どんどんクローンを作らせている。

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チューリップのヒエラルキーすごい。ってか、その下はイルミナティなのか…

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