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【読書メモ】キャプテン・フューチャー 異次元侵攻軍迫る!(エドモンド・ハミルトン)

キャプテン・フューチャーは、昔アニメでもやってたそうですが、あまりよく知らないです。20章まであるうちの1、2章のあらすじと簡単な感想を書いてます。あらすじは最後まで書いてるのでネタバレ注意です。

あらすじ

1 射手座に危機迫る!
二連惑星のダヴァルとラゴンがある。このうちダヴァルの方に、ズヴァードが攻撃を仕掛けてきた。これを指揮しているのはゴーマ・ハスだ。ズヴァードもゴーマ・ハスも人間ではなさそうだ。原子ピストルのビームが効かず、幽霊か映像だかに思われたが、殺傷能力はあり、実在するようだ。彼らは惑星を次から次へと征服していたが、その意図はよく分からなかった。
ダヴァルにいたキ・イロックは無理を承知で彼らと戦うことを考えていたが、ラッド・アゴンは、二連惑星のもう一つの惑星、ラゴンへの脱出を勧めた。そうこうしているうちに、「降伏せよ」と迫るゴーマ・ハスの攻撃で、キ・イロックは気を失い、ラッド・アゴンは彼を宇宙船まで担ぎ、ラゴンに向かって脱出した。
キ・イロックが気付いたとき、彼はアンフレンという星にいた。ラッド・アゴンがラゴンへ運んだ後、キ・イロックの体調が思わしくなく、医者を求めてこの星に来たのだ。ここにはラッド・アゴンの他、ホル・ジョルとベル・デル、そしてベル・デルの息子のマル・デルがいた。彼らも同じような経緯でこの星へ来たのだ。
これからどうするか。戦死か降伏か。ゴーマ・ハスらは高水準の科学力を持っている。こちらも同水準の科学力をもって戦わねば勝ち目はない。こうなったら、高度な科学力を持つキャプテン・フューチャーに頼るしかないと考えていた。とはいえ、キャプテン・フューチャーのいる星は遠すぎる…と悩んでいたところ、ヴェガ人のベル・デルは、彼らの宇宙船を紹介した。四次元空間航行が可能だという。これをもってすれば、何とかなるのではないか。

2 フューチャーメン出動!
これは昔の話だが、キャプテン・フューチャーことカーティス・ニュートンの両親は、悪の存在ヴィクター・コルボに技術を奪われないよう月世界に研究所兼住居を建設して住んでいた。そこで生まれたのがアンドロイドのオットーとロボットのグラッグである。間もなくカーティスも生まれた。しかし、ヴィクター・コルボの手にかかり両親は殺されてしまう。オットーやグラッグの尽力ですぐに仇は討たれたが、生後間もないカーティスは月に一人取り残される。オットーやグラッグ、脳だけの科学者サイモン・ライトに育てられ成長した彼は、その人生を悪の撲滅に捧げ、キャプテン・フューチャーとなったのだ。
グラッグは、冥王星のナメクジ馬の乗りこなしに苦戦していた。乗れたと思いきや、ナメクジ馬が震えだし、振り落とされてしまった。それを見ていたオットーがナメクジ馬に乗った。同様に震えだしたが、しっかり掴まって落ちなかった。彼は勝ち誇った様子だった。今度はカーティス・ニュートンがナメクジ馬に乗った。ナメクジ馬は震えなかった。彼のベルトから出る振動放射線をナメクジ馬と同じ周波数に合わせていたので、安心して大人しくなったのだ。またグラッグが挑戦した。震えるナメクジ馬にしがみついていると、なんとぺしゃんこになってしまった。グラッグが重かったからだ。また乗れるようになるまで2日はかかる…
太陽系警察の秘密捜査員ジョオン・ランドールと、サイモン・ライトがやってきた。サイモンはオーディオフォンに代わる、連絡を取り合うためのツール、金属結晶を持ってきた。思考波を放射できるという。
また、太陽系警察のエズラ・ガーニー司令から緊急連絡があった。水星の軌道で、奇妙な光を放つ正体不明の宇宙船が現れたという。キャプテン・フューチャーら、フューチャーメンは全員、高速宇宙艇コメットに乗り込み出発した。

感想

翻訳もののSFですが、人物相関が頭に入れば理解しやすかったです。サンダーバードやサジタリウスの世界観に近いです(本当か?)
話の流れ的に、2章でフューチャーメンらが向かった先が、1章で危機に陥った惑星ダヴァルだと思うのですが、ちょっと自信ないです。
四次元空間航行の説明で、紙に書いた二点間を折り曲げてくっつけるような航法だと説明されていましたが、これは大昔ドラえもんで学んだので話に付いていけました(多分のび太の宇宙開拓史)

例によって人物相関図メモなど。

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