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【漫画メモ】悪魔の花嫁 1(あしべゆうほ)

原作:池田悦子

全17巻出てます。「世にも奇妙な物語」とか「アウターゾーン」みたいな感じの奇妙系1話完結漫画(?)です。各話、途中までのあらすじと一言感想を。

暗い金曜日

夢に悪魔が出てきて、「金曜の午後1時に迎えに行く」と言われた美奈子。遠い昔、美奈子は悪魔と愛し合っていた「花嫁」なのだという。目が覚めても、黒い羽根が落ちていたり、時間割の金曜午後1時に該当する箇所(5時間目)が空白になっていたり、学校では先生の目つきが異なっていたり、同じ学校に通う従兄の良が「フランスに行くことになった」と先生から発表されたりと、異変が続くのだった…

不穏な始まり方です。

魔王のメロディー

美奈子のクラスに夏彦が転校してきた。夏彦は美奈子を気に入り、誕生日パーティーに家に来てほしいと招いた。それを知った悪魔は、夏彦を不幸にする気のようだ。美奈子は悪魔のことを夏彦に話すと、夏彦は「美奈子のことを守る」と誓った。当日、夏彦の家に行った美奈子は、自分が夏彦の母親に似ていること、母親は夏彦が「閉じ込めた」ことを知る…

悪魔も悪魔だけど、夏彦もなかなか…

月子先生の秘密

1年前に美奈子の学校に赴任してきた国語の月子先生。美人で、村尾先生とはいい関係のようだ。国語の授業中、突如美奈子の教科書に狼の足跡がついた。絶滅したはずの狼に興味を持ち、狼を追っていた村尾先生は、この足跡に興味を示したが、月子先生は何故か焦り、誰かの悪戯だと主張した。美奈子は悪魔の仕業だと思っていたところ、悪魔が美奈子を乗っ取り、かぐや姫の物語の「真実」を語り出すのだった…

悪魔以外にも美奈子の周りには色々いるんですね^^;。かぐや姫のこの解釈は面白い。

魔性の毒百合

都会で謎のアザができる事象が発生していた。美奈子にもアザができた。悪魔にも治せないらしいが、美奈子は悪魔に九州の鬼火が島に行くことを勧められ、そこへ行くことに。鬼火が島では20年に一度、悪魔の百合が咲くのだが、この花が美奈子のアザのシルエットとそっくりだった。島にはセメント工場がある。広瀬の旦那が興した会社だが、3年前に息子の信夫がいなくなってから人が変わったようになってしまい…

いかにも怪しいセメント工場w

ヴィーナスわが愛

双子の兄妹として生まれたディモスとヴィーナス。二人は愛し合うようになり、大神の怒りを買う。罰としてディモスは恐怖の神となり、美しかったヴィーナスは死んで目が腐ってしまった。生まれ変わると言ったヴィーナスは今美奈子に生まれ変わったわけだが…

「ぼく地球」的ですね。前世の自分と現世の自分が別人として存在してる辺りが。「亜梨子」で「アリス」なら、こちらは「美奈子」で「ヴィーナス」です。あ、ディモス=「悪魔」です。悪魔の前身というべきか。

能面の祈り

古びた旅館に合宿に来た美奈子たち。夜、旅館にあった能面が泣いているのを聞いてしまい、閉じ込められてしまった。悪魔に助けを求めると、能面をつけろと言われる。その能面は小五郎という男が作ったもので、美奈子の前世にも関わるものだった…

古びた旅館に能面とか、ガチな幽霊話っぽい。

愛は炎の中に

レーサーの浩は冴子と婚約していたが、レース中に事故に遭って再起不能になり、顔にも傷を負った。博は冴子と別れようとしたが、別れたくない冴子は自らの目に傷を付けて盲目にし、これで同等だから結婚したいと言った。2人は結婚し、人目を避けるため山奥で暮らしていた。美奈子が訪ねていくと、仲睦まじく暮らしている様子だったが…

美奈子の知り合いは色々な人がいる模様。

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