見出し画像

【漫画メモ】呪いのB級マンガ~[好美のぼる]の世界~(唐沢俊一&ソルボンヌK子)

唐沢俊一先生とソルボンヌK子先生って夫婦だったんですね(現在は離婚済み)。好美のぼる先生の作品にツッコミ入れつつ再評価する内容となってます。好美のぼる先生のwikiを見ると、ってかwikiが作られたのは、唐沢先生らの功績かと思われます。

ソルボンヌK子先生による「もうひとつのトキワ荘」内の好美のぼる先生の自画像が自分的にツボでした。

以下、この本に収録されていた好美のぼる先生の短編5話のあらすじと感想です。あらすじは途中までですが、感想はネタバレ有りです。

毒香水

マミ、信子、雪子の3人の少女の元に贈られてきた謎の香水。後日、化粧品会社の女性が宣伝のために贈ったものだと判明。この香水に似つかわしい人に贈ったのだという。たくさん香水を使ってくれた一番きれいな人をパリに招待すると言われ、少女らは積極的に香水を使うが…

この香水がヤバそげなことは、タイトルから判明してますね。中毒性あるらしい。

妖怪アパート

文子は父親と喧嘩し、家出した。文子が街を彷徨っていると、アパート経営者だという老婆が「自分が経営するアパートに住まないか」と声を掛けた。お金のない文子は、世話になることにした。そのアパートには恐るべき部屋が待ち受けていた…

「お前の心のアパート」だそうです。可愛い顔して、文子がけっこうな悪人だったでござる。ボーイフレンドの田村君はイイ人すぎ。

夜光虫少女

祖父とクラス小百合。小百合の母親は海女だったが、海で死んでしまった。竜神島の竜神に殺されたのだ…祖父はそう思っており、竜神島を忌み嫌っていた。
祖父の元に網元がやってきた。借金の取り立てだった。「払えない」と言うと、竜神の漁場を譲るか小百合を奉公に出せと言う…。祖父が倒れて寝込む中、小百合は母親を探すため、海で泳ぎの練習に励み…

海洋ファンタジーものです(違)。超常現象と人怖が混じったような話。犯人は意外な人物です。

猫魔の辻

奥利根館という旅館で飼われている母猫が子猫を生み、3匹になった。しかし「猫が3匹になると火事が起こる」という古い言い伝えがあり、2匹の子猫は母猫と引き離されることに。
奥利根館の他にライバルの宝川旅館があるが、先に温泉を掘り当てた方が銀行から融資を受けられるとあって、競うように温泉の掘削に励んでいた。奥利根館に温泉の掘り当てそうな気配があると、宝川旅館は妨害や嫌がらせをし…

これも超常現象+人怖&意外な人物が犯人系。

殺してよ

見知らぬ老婆から短剣をもらった加代子。この短剣を持つと手から離れなくなるという不気味なものだった。短剣を持った加代子は無意識のうちに人を刺していた。そんな折、若い男性に声を掛けられた。彼はこの短剣を知っているようで…

これも超常(ry。ですが、恋愛要素も混じってるよ!リモコンで動く短剣、ハイテクすぎ。ちゃんと唐沢さんたちもツッコミ済みですが。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?