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【読書メモ】キャプテン・フューチャー 脅威!不死密売団(エドモンド・ハミルトン)

キャプテン・フューチャーシリーズです。18章まであるうちの1章のみ、あらすじと簡単な感想を書いてます。あらすじは最後まで書いてるのでネタバレ注意です。

1 秘薬の謎
<生命王>と呼ばれる男の元に、太陽系各地から密売人が10人ほど集まってきた。ここでは秘密取引が行われる。それぞれ、生命水の売り上げを報告して精算する密売人ら。そして、新たに生命水を仕入れて各地に戻っていく。
木星、金星、水星、地球、それぞれで生命水が売られてゆく。法外な値段だが、これを飲むと若返り、昔の体力や美貌が甦るとあって大人気なのだ。老富豪やテレビスターが若返りのために、婦人が夫を若い女から取り返すために、年老いた男が若い女を射止めるために、それぞれ買っていく。
だが地球人のウィルスン・ウェッパーは、生命水を飲んで数日後、密売人から恐ろしい話を聞いた。生命水の若返りの効力は一時的なもので、飲み続けないとすぐに老化し、即死してしまうというのだ。それで、財務省に勤務していたウィルスンは生命水を買うために公金横領しようとして捕まった。
飲み続けないと死ぬ事実を隠して売り、人々を生命水の奴隷にしてしまう…太陽系政府は全力を挙げて密売団を撲滅しようとしていたが、なかなか尻尾が掴めないでいた。キャプテン・フューチャーの出動要請をしようと決意した。

ありえない効力、法外な値段、飲み続けないと元の状態より悪くなるっての、秘薬系の話によくありそうなテンプレートですね。しかし「飲み続けないと即死」ってのはなかなか強烈な禁断症状です。
こういう麻薬取締的な事件もキャプテン・フューチャーの解決対象のようです。

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