先日投稿したタクシーについて、面白い話を聞けたので共有できればと思います。前回はメガティブな内容が含まれてましたが、今回はポジティブで、具体的に稼いでいるタクシードライバーの話です。

アグレッシブに動けばタクシー運転手でも年収1,000万円は稼げる

講演会で話されていたエピソードなのですが、そのタクシードライバーは昼ごはんを食べる間もなく動き、年収1,000万円を稼ぎ出したそうです。元々は九州宮崎の出身なのですが宮崎では月給15万円を稼ぐのも大変なくらいで、家族を養っていくのがとても大変だったようです。

ただ宮崎から東京に移住して20年ほどで年収1,000万円を達成しました。

その秘訣は①既存顧客を作る、②新規顧客の開拓、の２つです。ビジネスでは当たり前ですが、タクシーではなかなか馴染みがないように感じますよね？具体的に説明していきます。

①既存顧客を作る

どの業界でも同じですが、売り上げは数×単価となり、タクシーであれば乗客数×1回あたりの料金という計算になります。今回のタクシードライバーは、1日で乗車させる事が出来る乗客数には限界があると考え、歌舞伎町界隈の歓楽街にエリアを絞りました。歌舞伎町で働く水商売の方は意外にも遠くから通っている人が多く、且つそのほとんどがタクシーで通勤します。狙いを歌舞伎町界隈の水商売で働く人にリピート利用してもらえるよう気遣いあるトークをして顔・名前を覚えてもらい、名刺を渡してお客様から送迎の連絡が入るように努めたのです。

私はタクシーをあまり使わないのでタクシードライバーをリピートする事は絶対にないのですが、確かに毎日タクシーを利用する方にとって、接客態度が悪く、運転が荒っぽい人にあたるのは避けたいところですね。また遠くからの往復で依頼をもらえれば高い固定収益となります。

②新規顧客の開拓

歌舞伎町の太客を掴んだとしても、常に新規顧客の開拓は必要です。また水商売の仕事は夜がメインなので、日中は時間が空きます。そこでそのタクシードライバーが行った事は、曜日や時間帯などでタクシーを利用したい人がいそうな道路を徹底にリサーチして行動結果をひたすら地図に記していきました。そこで出会った乗客にまたリピートしてもらえるようにトークをしていくのです。

※ちなみにそのタクシードライバー曰く駅前で待っているタクシーは、道路などのリサーチを一切せずサボっているドライバーらしいです笑。

それを繰り返していくと年収が1,000万円超えを達成したようです。また今年になって東京での勤務を終えて宮崎に還ったようですが、宮崎に戻る前に常連客が送別会を開いてくれたそうです！！！

→タクシードライバーの為に乗客が送別会を開くなんて信じられないですよね？確かにこれだけ戦略的に行動して多くの方にリピートしてもらえるくらいエンゲージメントがある方は年収が1,000万円を超えて、多くの方に愛されたと考えられます。自分も一度そのドライバーの運転するタクシーに乗ってビジネスに関する秘訣を直接聞いてみたいものです。

いかがでしたでしょうか。

少しでもタクシー業界、タクシードライバーがもっと稼げるようになればと思い、共有させていただきました。この記事によって一人でも多くの方が救われれば幸いです。