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私は小4~中学3年生まで、ずーっと(夏)休みだった


こんにちは高野しりもちと申します。

毎日毎日口を開けば暑いと言ってしまいますね。人間誰しもそうであると共に嫌気も感じてしまいます。

夏の終わり と大人が言うのは簡単ですが、学生の方々はもうすぐ夏休みが終わってしまいますね。もしやもう学校が始まっている方もいるんですかね?







いきなりですが…タイトルにもある通り私、高野しりもちは不登校でした。タイトルに限らずもーっと細かく言うならば

・小4~中3

・高校3年生の半年間

・専門学校の半年間(中退)

改めて字に起こすと「全然行ってないなー」と少し笑ってしまいます。もちろん良い思い出だと思えるからです。

学生と呼べるほとんどを学生として過ごせていなかった気がします。








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小4~中3までの期間になぜ学校に行かなかったのかというとこれは本当に漠然と              「面白くなかったから」です。

無邪気に遊んで泥まみれになって勉強して沢山怒られて…… 学生ってそんな感じで憂い気な不安定ででも確かな光がある方に吸い寄せられる存在、時間  そんな風に感じます。


私は小4まだ幼さ残る頃から妙に冷めていました。(今はそんなことないです)

勉強もできた方ですし、楽しい という感覚も確かに持っていました。でも面白くは無かったのです。

こればかりは当時の自分に聞いてみないと分からないですが、朧気ながら頭のどこかで「面白くないから行きたくない」と思い始めズルズルとなってしまいました。


休むと時々先生が家に訪ねて来るんですが何も話すことも無かったですし、今思えば案じてくれたのに冷たいやつだったなと反省しています。

中学生にはなりましたが、最初の3ヶ月にちょこちょこ顔を出してそれからはまったく行っていません。スクールカウンセリングに通い必要最低限のテストだけ受けるという3年間でした。

体育祭も文化祭も卒業式も出ていません。



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小4~中3当時の夏休みの記憶なんて何もありません。本当に。なにしろずっと休みみたいなものでしたから「あー夏休みが終わってしまう」なんて憂鬱は感じませんでした。

でも世間では夏休みが終わるとまた賑やかな声がしてきて学校へ向かう同級生達がいる。家の外のそれを見たときはなんとも言えない気持ちになったのを覚えています。


「何も面白くないから行っていないけど

面白くしようとした努力もしてない

今学校へ向かってる人達はそれをしてる」


いつかの夏休みにこんなことを思って、いてもたってもいられなくなりました。

私はずっと休み。でも世間では「夏休みが終わっちゃうどうしよう」なんて声が聞こえる  きっとその人達はちゃんと楽しんで努力してきたからそう思える。長くて楽しい休みが儚くて愛しい。

だから夏休みが終わってしまって憂鬱で悲しいと今お思いの方が居ましたらまず自分を褒めてあげて下さい。

あなたはちゃんと生きています。何も不安や憂鬱にかられることはないのです。ちゃんと頑張ってるから「夏」が「休み」が愛しいと思えるのです。

日々なにもしていなくても、ちゃんとしてる自分を褒めてあげて下さい。卑屈になる理由は何もないですよ。

もし褒めても憂鬱で学校へ行きたくなと思うなら、行かなくてもいいのです。ただ1つ約束を。

「行く」ためのアクションは起こして下さいね。

なんでもいいんです。朝「学校へ行く」ためにご飯を食べた。朝「学校へ行く」ために教科書を準備した。「学校へ行く」ために早く起きた。

それをしてもし行けなかったならそれでいいと思います。行くためのアクションは十分に起こしています。また自分に声をかけてあげて下さい「行くために動いた、偉いぞ」って


もしそれでも行きたくないなら行くのやめちゃいましょう。「行きたくない」は立派な理由です。

私みたいに「面白くないから」とかひねくれてる理由よりよっぽどストレートで潔いです。

周りの事も考えなくてもいいです。「私は学校へ行きたくない」それを言えるのであれば立派です。







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私はもう学生ではなくなって5年以上が経過しています。ほんとにあっという間です。      まだまだ青い自分がこんなこというと怒られるかもしれないですが…

「学校は行かなくてもいいですよ。

できれば行った方がいいだけです。」


私自身、長く不登校を経験しました。でも漢字もかけますし計算もできます。人と話せますし働いてもいます。

裕福ではないですが、ある程度やりたいこともやれています。

毎日高級な物は食べていませんが、温かいご飯と布団があります。友達も居ますし好きな人もいます。


できれば私のようにはならないでほしい。ですが困ることも案外すくないものです。

恐らく夏休みが終わるのと同時に憂鬱や不安定になる、あるいは近々経験するであろう方々はその時だけかもしれません。

でも私は毎日でした。

だからきっと越えて行けます。行きたくなかったら行かなくていいです。でもアクションして褒めてあげれば憂鬱や不安定はどこかに行ってくれます。

これに気付くのにあまり時間はかけないで下さい。私の学生の頃のようになってしまいます。





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「夏休みが終わる…なんだか憂鬱だ」という思いはある程度歳を重ねると経験できないものになります。

すごく大切にしてほしいです。入学式で楽しみを抱く、卒業式で仲間を思う  それと同等なくらい大切です。

なにも形無い憂鬱や不安定をはね除けようとする必要もないですから。受け入れて大切にしまうもよし、真に受けて消えるまで待つもよし。

消えるまで待つ場合は待ってる間にたくさんアクションを起こしてみましょう。

本を読んだり散歩をしたり、鼻唄を歌ってみたり体を鍛えたり何でもいいですからね。


私はその大切にすべき思いをほとんど抱く事がありませんでした。のでそれを抱ける環境にいる皆さんを羨ましく思います。

別にひねくれている訳ではないですからね。純粋に「学生」という輝ける枠の中でしか出会えない、ある種「負の思い 」であるとは思いますが越えていけば大切な何かに変わる。それを経験できる皆様が羨ましいのです。





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不登校や夏休みの憂鬱に絡めて少し長く書いてしまいましたが、勢いで書いたので少し読みにくくなってしまいましたね。ごめんなさい。

夏休みが終わってしまうという現実にさいなまれ、出てくるはっきりしない何か違和感のような物は誰しもが経験するものですので

あまり重く受け止めないで下さい。それは大切なものなので。今は分かりませんがもしこれを読んでくれた方がいるのなら将来的には大切な何かに変わると思ってみて下さい。


私自身、大人になって初めて会う人にも誰にでも不登校であった過去をすぐに話します。大切なのは笑顔で話すことです。皆なんで?って聞いてくるけど素直に「面白くなかったから」と言います。すると「それは面白いね」と言ってくれる方が多いです。幼い頃のひねくれは大人になった時のネタや笑いに変えることができます。





80歳まで生きたとして、夏は80回。夏に「休み」がつけられるのは限られています。だから始まりも終わりも楽しくあれと私は願っています。楽しみの少なかった私だからこそ。

次は涼しくなって色んな物が実りはじめる季節になりますね。その時皆さんはどう生きていますか?

きっと越えていけば色が付き始め暑さをまた愛しいと思い、またそれに思い馳せる時がきます。

またその時楽しく始まるために今を生きてみましょう。あなた達の夏は1分1秒どのような思いで駆け抜けても無駄にはならないのです。


最後まで読んでくれてありがとうございます。 スキしてくださるととても嬉しいです。 してくださらなくても、目を通してくれてありがとうございます。