Photo by kaeruconet ドラマのなかみたいだった 5 高野しりもち 2019年10月16日 18:15 1つのイヤホンを分けて、愛の大きさを問う歌を聴きながら私たちは歩いていた私が自転車を押して左に立ち君が右側を歩いた着なれた制服は所々綻んで、ボタンも緩んでいた夕陽が照らす河川敷を自転車を押して、イヤホンを分け、他愛もない会話をしながら歩いたある程度の年月が経過した今、自分でも笑っちゃうくらいドラマのようだったなと懐古した大人になって、今は1人帰路として通るこの河川敷で不意にその歌が流れたイヤホンを分け合う相手はいない「大人になってしまったな…」どうにも明るい夕陽に当時のような眩しさは感じなかったでも、分け合った君の今は眩しくあれと願える大人になった私がいた。 #詩 #散文 ダウンロード copy #note #詩 #音楽 #言葉 #ポエム #ドラマ #短編 #散文 #想い #イヤホン #制服 #想い出 #帰り道 #眩しい 5 最後まで読んでくれてありがとうございます。 スキしてくださるととても嬉しいです。 してくださらなくても、目を通してくれてありがとうございます。 記事をサポート