一撃で仕留めにかかる事はなく、まるで獲物を苦しめるような狩り方だ

あなたの言葉の鋭さは時として変わる

鋭いとは言うものの刺さっても痛くない

なぜならわたしはあなたが好きだから

あなたが放つ言葉の矢はいきなり真ん中を狙わない

四角い四角いわたしの心

まずその四隅にあまり鋭くない矢を命中させて動かなくする

そうなったら取って置きの鋭い矢をど真ん中に放つ。それは必ず命中する。

四隅に放たれたものであなたに惚れて

ど真ん中に放たれたもので好きになる

痛くない、愛に溢れた優しい言葉の矢が

わたしの四角い心を鋭くも優しくじんわりと射抜く。

動きを封じて苦しめるようなやり方でも

わたしはあなたにそうされたい。

惚れてる方が負けだから。

#詩 #ポエム