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背中

追いかける

今日も明日も明後日も

遠くないはずなのに遠い

華奢な肩幅、黒髪が揺れる姿を

ほんの少しだけ猫背なその姿を

何歩か後ろにさがって見ていたい

そこには恋をした時間と理由が詰まっている

友達である時間が長すぎたかもしれない

想いを告げることができないまま

いつものように話して、通りすぎるその

背中に

告げることができない想いそっと押し当てた

このまま眺めて終わる気がする

寂しいから

背中合わせで反対方向へ歩こうと思う。


#ポエム #詩

最後まで読んでくれてありがとうございます。 スキしてくださるととても嬉しいです。 してくださらなくても、目を通してくれてありがとうございます。