気付いたら周りからオタクと呼ばれて15年を超えていました。
自分を取り巻く環境も大きく変わりましたが、中でも世間が「オタク」を許容する範囲が広がったのは間違いないでしょう。
昔は深夜アニメを見てるだけで変な目で見られていたのですが今では小さい子供でも深夜アニメを視聴するようになったのはこの10年の大きな変化と言えます。
年々新作アニメの数は増えているわけですが、そんな中でも自分の感情を揺さぶられたアニメを10作紹介したいと思います。
っというのも既に新作アニメを追えてないことが多く、このままだと自分がアニメを見ないゲームもしないただパソコンの前にいるオッサンになっていくのではないかと危惧してるからですね。
紹介するアニメはどれも有名な作品ばかりですが、ネタバレは極力避けて紹介したいと思います。

ガン×ソード

痛快娯楽復讐劇のキャッチコピーに偽りなし
これは、お嫁さんをカギ爪の男に殺害された主人公「ヴァン」が復讐をするための物語…
無駄なストーリーが一つもなく全ての話が繋がっていく脚本は見事の一言
このアニメばかりは「何も情報を仕入れずに見てくれ」に限ります。
とりあえず見て欲しいです。
個人的に谷口悟朗監督のなかでの最高傑作

スクライド

男、ただ前を向き、ただ上を目指す
よく「漢の義務教育」と言われるアニメですね。
実際スクライドは男の子のアニメだと思います。主人公「カズマ」のセリフがイチイチかっこいいです。
僕はこのアニメを浪人生の一番しんどい時に見たのですが彼のセリフは心の支えになりました。
まぁそれでも自分の人生は何もかも上手くいってないんですが…今死んでないのはこのアニメのおかげですね。

スクライドのOPはカズマver 劉邦ver その他verの3つに分かれていてそれぞれ歌詞が違います。また映像が話が進む毎に変わるので全く一緒のOPというものがないんですね。

それと次回予告が素晴らしいです。CV若本規夫さんの威力を最大限発揮しています。

なかでも自分が好きなのが

アクティヴレイド

増加する凶悪犯罪に対し、世界規模で
警察などの治安維持組織に対する新しい動きが加速する。
「Armored Combined Tactical Intelligence Vanguard Element」
これは日本のアクティヴ、その活躍を描く物語である。

一応ジャンル的には警察物になるわけですが、特殊なスーツを着て凶悪犯罪に挑む二癖もある部署のアクションアニメって感じです。
まず主人公の所属しているダイハチ(警察庁警備局 第五特別公安課第三機動強襲室第八係)のメンバー全員が面白いです。それぞれの個別回があるおかげでキャラクターの特徴も掴みやすいです。
2016年のアニメですが、Likoというデバイスがスケジュールや体調管理をしてくれる　今では当たり前になった世界で、それらが犯罪に使われるとどうなるかが描かれています。

スーツのかっこよさが特に好きでダイハチのボスが扱うプリマヴェーラパンテーラは今でもお気に入りのデザインです。

デリシャスパーティプリキュア

この20年間女児の人気を離さないプリキュアシリーズ。
流石に全作品は視聴できていないのですが、視聴した中で一番好きなのがこのデリシャスパーティプリキュアです。

主人公の和実ゆいちゃんが良いですね。何事にもまっすぐでそれでいて二種類の可愛さを持ち合わせています。

後者の可愛さを象徴するのがこちら

これがヒロインのする顔か？と初視聴時は爆笑しました。

それと、味方の大人がちゃんとしているという場面が好きです。満足に戦えない変わりに作戦を立てて敵を打破するチャンスを掴んだり、彼女達の悩みに答えてくれたりしてくれるのはとても頼もしい存在です。

あとプリキュアでは珍しく同世代の恋愛関係が上手に描写されています。たくゆいはいいぞ…
惜しむらくはサーバーハックの問題で数話短く編成せざるを得なかったところでしょうか。確か各個別回と水着回が削られたらしいので未だにハッカーを恨んでいます。

true tears

心が震える名作

冬の富山を舞台にした、最強の幼馴染と電波系美少女が1人の男を取り合うアニメです。
冬の日本海側という鬱屈した暗さを背景やストーリーを使って丁寧に描写されています。
今まで見たアニメ作品の中で一番感情を揺さぶられたのがこのtrue tearsです。
岡田麿里にドロドロした作品を書かせたら日本一だと言い切れるのはこの作品のおかげでしょう。それぐらい感情が動きます。
それと、同じストーリーなのに好きなキャラによって何通りもの解釈ができるのもこのアニメの良いところでしょう。僕は石動乃絵というキャラが大好きで、このアニメは乃絵が真実の涙を取り戻す話と考えています。
これが推しのキャラによってはまた違った物語が見えてくるのが面白いです。
秋から冬になるこの季節に見たいとてもしんどい作品です。

ニニンがシノブ伝

この物語は
おっぱいマニアによる
おっぱいマニアのための
おっぱいがいっぱい漫画であーる！

う～んおっぱい！

打って変わって今度はギャグアニメをご紹介 CV若本規夫さんが演じる忍鷹「音速丸」がハチャメチャを呼び起こす名作です。
自分はアニメ→原作→他の古賀亮一先生作品と派生していったのですが、古賀亮一先生の世界を味わう入門編として最適なのがこのアニメ ニニンがシノブ伝なのです。

おちんちんランドという今でもミームとして存在するワードが誕生したのもこのアニメです。

てさぐれ！部活もの！

さぁカメラが下からぐいっとパンしてタイトルロゴがドーン！

声優のアドリブをこれでもかと煮詰めた怪作
声優が12時間スタジオに監禁されていたり3話分アフレコした後に3話分ラジオ収録して3話分オーコメを取るとか多分このアニメでしか聞いたことないです。
1期が好調だったから2期を次シーズンに唐突にぶちこまれ、結果OPが変わらず2番にして乗り越えたりと逸話には事欠きません。
そんな地獄みたいな環境のなかだからこそ純度の高いギャグアニメとしてこのアニメが成功したのでしょう。

好き嫌いがハッキリと分かれるアニメなのは間違いないです。あと3期以降は見なくてもいいです。

Aチャンネル

好きなアニメのOPは？と聞かれたら真っ先にこの作品を挙げるぐらいにはOPの完成度が高いです。
手掛けているのはスパイファミリー1期のOPを手掛けた石浜真史監督です。

その石浜真史監督の演出がバチクソ噛み合っています。
OPだけは見て欲しい作品で、興味が出たら本編も見てください。

話の内容で印象的なのは学生時代の1年の大きさを丁寧に扱っているところです。

Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-

近年のオリジナルアニメの中で群を抜いて面白かったアニメです。
主人公のせるふちゃんがDIY部に入って部員たちと楽しく部活動をするとあらすじだけだと平凡な話になってしまうのですが、せるふちゃんのお隣に住んでいるぷりんちゃんとの関係性がとても良いです。
恋愛ゲームで選択肢を間違えてばかりのぷりんちゃんをおっさんの目で優しく見守りましょう。最終回はきぶれること間違いなし。

あたしンち

30話～200話までを延々とループして見たい作品
心が揺さぶられたとは少し違いますが鬱病になった年にずっとAbematvで見ていて心を落ち着かせていた作品ですね。

見てると最初は母の異常な行動のあれこれに？？？っとなるのですがこの家族全員変です。それでいて思春期の2人の姉弟の描写がとても上手い。これは原作のおかげもあるのですが。

1話から暫くは制作側のペースが掴めておらず少し毒っ気がある話が多いです(弁当の回とか)
200話以降はアニメオリジナルのエピソード(銭湯回とか)が増えて純粋にうーんとなるので見るなら30話～200話ぐらいまでがオススメです。

終わりに

実はこの記事 自分が寝れない時にコツコツと執筆していた記事になります。