自分に期待して生きるということ

人の価値は何で決まるだろうか。
外見?内面?友達の多さ?社会的地位?
多分答えは人によって違うと思う。
でも、どれも不確定なものだ。

何をしても許される人なんていないし、これが相手より優っていたら勝ちなんていう絶対的な基準もない。
でも若い時は自分の外見でデュエルしたがるし、そのあとは彼氏の外見でデュエルして、旦那の職業でデュエルする。
旦那になると、外見ではなく社会的地位やお金になるのが現実的で少し面白い。

しかしやはり全部不正解である。
なぜなら絶対的な基準はないから。
例えば、国民的アイドルで有名な嵐がいる。
私は詳しくないが、5人もメンバーがいて、1人に人気が集中しないのはそういうことではないだろうか。

外見に限って言えば、松潤の顔が好きな人もいれば、櫻井くんの顔が好みの人もいる。
ニノかもしれないし、大野君かもしれないし、相葉君かもしれない。
反対に、どうしても〇〇くんの顔が無理…ってひとって人もいると思う。
私は全員好みではない。かっこいいとすら思わない。
私はキングダムの時の吉沢亮君がど好みだけれど、キングダムの時以外の吉沢亮君はどうでもいい。

結局国民的アイドルでも、絶対にみんなにウケる顔なんて存在しない。
同じ吉沢亮君についても、髪型や衣装で全く評価が変わる。
顔面なんて曖昧なものなのだ。
顔の良さレベルなんてその時の受け取り手で変わるし、本人の年齢やコンディションによっても変わるからあてにならない。
一定レベル以上ならあとは本人と受け手側のコンディションの問題である。

旦那の職業デュエルに関してはどうだろう。
こちらはいい大人たちがやるので根深い問題がありそうであるが、要は「こんなすごい人に選ばれたのよ私は」と暗に述べることによって、自分はすごい人間である、と、他でもない自分に言い聞かせているだけなのだ。

なぜなら旦那デュエルする人は大体がパートか専業の主婦であり、趣味という趣味もなさそうであるから。
つまりは自分に自信がないので、周りの人に認めて欲しくてマウントをとるのだ。
でも取れるところが自分にはないから、旦那を使う。
この旦那を使ったデュエルは数は少ないが職業以外の使い方もあり、年収が大したことない人だと「優しい」「顔がいい」「こんなに愛されている」、ちょっとした変化球は「何もしてくれないから私はこんなに頑張ってるの」だ。

さて本題までが長くなったが、今日はこういう可哀想な人間にならないための心の保ち方について。
承認欲求との上手な付き合い方を考えていく。
承認欲求は、他人の反応に期待しているからこそ起こり得る欲求である。
昨今はSNSですぐに承認欲求を満たせるようになってはいるが、とにかくその世界は闇が深い。

古くはオタサーの姫であり、今だと自撮り界隈やら、裏垢女子やら、闇が深そうな人々がたくさんいる。
でもそれは結局、加工した外見や体で繋ぎ止めているいわば穴モテしていることとさして変わらないと思う。
というか、どうでもいい男どもに囲われるのって気持ち悪いと感じないのかなと昔から私は不思議に思っているのだが。

こういう界隈に所属していた女性が大人になり、子供をもつと今度は一見キラキラママを目指す。
承認欲求が強い人を何人か観察したことがあるが、このキラキラママたちは、不倫する人、若い子を敵視する人、子供の顔出しでYouTubeやインスタで発信する人などが大半で、承認欲求の強さは変わっていない。
みんな自分が一番でいたくて、苦しんでもがいている。

さて、そこでどうしたらこの苦しみから解放されるか。
それが、本日のタイトルである「自分に期待すること」だ。
私はこれが唯一無二の方法だと考えている。
具体的には何でも良いのだが、自分に意識を向け、相手と比べないようにその道を追求するのが良いと思う。
承認欲求を、相手に向けるのではなく自分へ向けるのだ。
自分に認めてもらうために何をするかを考えるのである。

わかりやすいのは仕事である。
パートではなく、仕事をしているママは専業のママと比べて明らかに周り人に興味がない。
専業と仕事をもつママどちらが優れているとかそういう話ではないが、仕事をしていると自由になる時間が少ないからこそ余計な雑音に気を取られないのだと思う。
自信にも繋がるので、仕事をもつことは良いことだと思う。

美容が好きなら、美容でも良い。
でもその場合は、明らかに若い子に張り合おうとしないこと、というか誰とも張り合わないこと。
昨日よりも自分の髪に艶が出た、昨日よりも肌艶がいい。
このコスメはこれよりも発色が良くてもちがいい。
このように人と比べずに楽しむことが重要である。
女性は外見でデュエルしたがる生き物なので、そこは確実に守らないとさらに苦しむ羽目になる。

そして私の一押しは勉強。
今すぐ働けない事情がある人でも自分のペースでできるし、お金もあまりかからない。
スキルアップのための資格の勉強でも良いし、コミュニケーションのための外国語でも良い。
また、料理の勉強、社会で起きていることの勉強、家事をもっと効率良くするための勉強など身近なものでも良い。
ワインが好きならワインの勉強などでも良いだろう。ビールでも、お菓子でも好きにしたらいい。
勉強はやった分だけ身につくし、自信につながるものなので好きな分野から始めると良い。

承認欲求というものは、自信がないから認めて欲しくて現れる。
自信があれば、自分が自分を認めることができるし、周りの人からも認められていると気がつく。
手っ取り早く自信をつけるか、雑音に耳を傾ける暇な時間を減らすこと。
そして自信をつけるための仕事や勉強をはじめる一歩は、自分の可能性に期待して自分に時間をかけるということだ。
彼氏や旦那のステータスに乗っかり、自分に期待をできない人生はやめましょう。
自分に期待をして、努力して自信を勝ち取り、他人に迷惑をかけない生き方をしていきましょうね。

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