幼児と金沢旅

この3連休を利用して、金沢に1泊で旅行してきた。
3連休なのに2泊はしなかった。これまでの家族旅行において、ぐうたらな我らの場合は割と1日で満足してしまう傾向にあり、2泊した場合はかえって疲れたり行く場所に困ったりすることがあった。
1泊なら気軽に行けるし、その分宿のグレードを高くしたっていいし、帰宅後1日仕事までのインターバルがあるから休める。いいことづくし。
金沢を選んだのは、最寄りからの直行便があること、1泊旅に向いてそうな程よいコンパクトさと、冬に雪国へ行くことの楽しさを以前に行った山形旅で実感したからである。
本音としては東京にいる間にかがやきに乗って行きたかった!行く機会を逃してしまった…。

余談だが、毎年我が家は1~3月と夏に旅行に行く傾向にある。それ以外の季節は何かと慌ただしく旅行に行くテンションじゃないことが多い。1~3月はイベントが少なく、ふと行ってみようかという気持ちになる。
息子は「あと何回寝てまた起きたら金沢へ飛行機へ行く」とかなり正確に理解して、保育園の先生に一生懸命説明していた。さすが4歳児は違う。

さて旅行出発。朝イチの飛行機にしたので4時起きで(いつまでも準備を当日にしてしまう民なので…)暗いうちからタクシーで移動。眠い。眠すぎる。
娘は早朝から起こされて「ハァ~?」といった顔でキレていたがすぐに切り替えてからだダンダン体操、楽しみにしていた息子は起こす前に自ら起きてきた。可愛い。。。
飛んで小松空港へ、そこからスムーズにバスに乗り継いで金沢駅へ。
金沢駅について少し写真撮影!テレビでよくみた門だ。雪国なのもあるのか建物が大きい。頑丈な感じ。安心感あるな…(?)
それから徒歩でてくてく近江町市場へ。風がそこそこ気持ち良い。
近江町市場、野菜屋さんやカニ屋さん、いろんなお店があって面白かった。
とりあえずお寿司屋さんへ。昼前の時間なのに結構並んでいた、評判もそこそこ良い回転ずし屋さんへ。
のどぐろ寿司とかホタルイカ、ガスエビなどをもぐもぐ。ノドグロ美味し!い~?かな~?美味しいけどまぁこんな感じ…。
念のためもう一回食べたけど、まぁ…こんな感じか…。
新宿のがってん寿司で食べたのどぐろ寿司が口の中でシュッと溶けて感動のおいしさだったのでそれを越えられていない。
何の気なしに食べた能登牛の炙りが一番おいしかった。夫が速攻でお代わりしていた。
息子はすし皿をかがやきの車両の形をしたものが運んでくれたのが嬉しかったみたいで、タクシーの運転手になんどか言っていた。笑

市場を出たらまずホテルへ。こちらも徒歩。全然雪積もってないね。
ホテルはラウンジの使えるシティホテル系と迷ったのだけれど、どうせ旅に出るなら一風変わったところがいい!という夫に従い大正ロマンの内装が素敵な白鳥路ホテルというところにした。これは本当によかった~ホスピタリティ~♡
部屋のチェックインまで時間があったのでロビーでお茶して(金箔入りでした~高かったけど…息子のリンゴジュースが1100円…金箔が入ってたけど…)、その後しばらくお散歩…するつもりが私が睡眠不足で更に娘を抱っこしてぽかぽかあったかくなってしまい、そのままロビーで1時間以上うたたね…というかガチ寝…我ながらびっくりした。
その間メンズ組は隣の金沢城公園を走って遊んでいたらしい。確かに小高く開けていてとても気持ちいい場所だった!
息子も一番それが楽しかったらしい。そうだよね~笑

ホテルへチェックイン。せっかく行くならという散財系夫婦、お部屋も一番いいところに奮発したので、何から何までよかった~
大正ロマンがテーマのお部屋に加えて、小物類も蒔絵系の漆器だったり久谷焼だったり、色使いが華やかで素敵だった。
冷蔵庫の飲み物が全部無料だったりコーヒーのドリップキューブがあったのも子連れかつコーヒー好きにはありがたかった。よく飲みました。缶ビール2本も無料だったけど子連れ旅で飲むテンションにはなれず、夫の冷ややかな視線を浴びながら持ち帰りました…エヘ…
あと地味にエレベーターに近いのも嬉しい。外の雑誌スペースも近い。活字中毒なところがあり雑誌大好きな私的にとてもよい。家庭画報3冊読んでしまった。3冊読んだ印象としては富裕層の興味、大体が旅行!美食!宝石!クラシック音楽!って感じだった。笑
チェックイン後は息子と夫がお昼寝タイム。私はウィーンフィルのニューイヤーコンサートが放映されてたのでぼんやり見る。贅沢な空間だな~。ウィーンの音楽ホールや楽器や時々出てくるバレエダンサーやらの映像と大正ロマンの部屋がまたよく合うのね。舞踏会感。
まだ起きないので我が家のお風呂大好きしずかちゃんな娘さんと温泉へ。お湯の中で一緒にふわふわ泳がせてみたらめっちゃ嬉しそうだった。かわ~
戻ってからは春高バレーをみた。金蘭会と東龍、事実上の決勝戦ですね。決勝も見たけど、やはり準決が事実上の決勝でした。リアタイできてよかった。

起きたらひとまずお夕飯かな~ということで、子供にも食べさせやすそうなこの季節の名物ということで金沢おでんを食べられるところを探すことにした。
タクシーで香林坊へ。道中、運転手さんから結局どこもそんな変わらんよというお話や、有名店がいっぱいな場合の候補もお聞きして現地へ。
雨が降る中、確かに目につく有名店は並んでる…右往左往しつつ、ちょっと歩いて運転手さんから聞いたお店へ。並んだけどなんとか4人でテーブルへ。
さて金沢おでん。美味しかった!珍しいところではばい貝、くるま麩、謎のお揚げ。子供たち共々パクパク食べたし、おでんなので提供スピードが速いことも有難かった。
ただ…高い。びっくりするほど高い。そもそもメニューに値段が書いてない。アルコールも頼まず腹八分目だったけど結構なお会計だった。美味しかったけどね…周りの金沢おでんも結構そんな感じみたい。旅の思い出、記憶に残る夜ご飯という意味ではすごくよかったんだけどねぇ。

さて雨の中またタクシーで帰宅、ちょっと足を伸ばしてひがし茶屋街で降ろしてもらった。雨の中のお茶屋街、なかなか雰囲気よくて綺麗だった。冷えそうな日本家屋って感じだったけど寒くないのかな…?
帰宅後はまた部屋でワイワイガヤガヤしつつ、子供たちも何とか寝てくれて、私も眠気マックスだったけど再度温泉へ。
いや~気持ちよかった!お湯の中でひたすらストレッチをしてしまう元体育会系。循環を良くすることで体調が整うと実感している。

さて二日目。みんなが起きる前に起きてしまい新聞や雑誌をのんびり見て過ごす。こういうのが大好きや…。あとお風呂も入った。トータル3回入ってる。笑
朝食はホテルのビュッフェ。これがまた美味しかった…!感動。何より加賀野菜を使った身体に優しい料理が染み渡る…涙
冬瓜とくるま麩のカニ入りあんかけとか、卵とじとか。肉系料理も食べたけど身体が野菜を欲しているのが分かる。サラダもパンも美味しかった。
二日目の目標はひとまず兼六園に行ければ良しとした。これくらい低い目標が幼児連れ旅にはちょうどいい。兼六園は歩いて、ホテルの地図には坂上の小立野口から行くと園内を下りで散策できるので良さげと書いてあったので従ってみる。確かに裏口的な入り方なので混雑もしなくてよかった。
記録的暖冬だそうで、期待していた雪景色は皆無。雪吊りばかりが目立つ。この暖冬でカニもちっとも採れないらしいね。漁場が変わっているらしい。佐賀のイカも不漁みたいだし、水産資源への影響がデカいね。。

でも空気が澄んでいて散策によかった。心が和らぐ感じ。娘も息子も歩くのを楽しんでいた。
さて、お茶屋さんに入って息子念願の金箔ソフト。我々はぜんざい。美味しかったね~。
金沢城公園を続けて散策してホテルへ戻る。金沢城公園ではスペイン人の旅行者の方が娘をめちゃくちゃ褒めてきて、beautiful、ウツクシイ、ウツクシイは人に対しても使う言葉か、使うけれど子供にはあまり使わない?ではなんていえばいい?カワイイ?カワイイはどういう意味?cuteか!カワイイ!cutest girl!とすごかった。グローバルで通用するcutest girlですからね。えっへん。

ホテル戻ってちょい休憩して、本当は武家屋敷とか行っても良かったけど概ね満足してしまっていたのでもういいか?と金沢駅へ。こういうところが我が家らしいが…。
金沢駅ではお昼ご飯を食べて、それから児童館的な無料スペースへ…金沢まで来ていつもながらな遊び方…しかも眠かった…でもチビズはどちらも楽しそうだった。そんなもんですよ。
さっさと空港へ行っとくか~という話になり、お土産を買った後はサンダーバードで小松へ。バスがいっぱいだったからね。ちょっとお高かったけど、サンダーバードに乗れたからまぁいっか。
小松空港ではやることなくラウンジへ。雑誌や飲み物もいっぱいあるし本来なら私は大好きなスペースなんですが、いかんせん娘が起きて動き回る。眠い身体には大変つらかった。眠すぎて具合も機嫌も悪かった(私が)。つらかった…。
ようやく搭乗、道中はやっぱり具合と機嫌が悪く、息子は離陸即寝だったので途中から娘を夫に預けて沈没。きつかった~ほんと一泊にしてよかった。
夜に帰宅、チビズはそこそこ早めに就寝。私はまたお風呂に入りつつ(どんだけ入るんだ)、春高バレーを見て元気出す。

金沢は街全体が綺麗で、豪華な色調の漆器やお皿や建物装飾が見ごたえがあり、見ていて気持ちが良かった。
ノリと勢いと連休とマイルの都合で決めたので、下調べが足らず21世紀美術館は改装のため閉館中と残念なところもあった。2日目の午後はそっちに行ければ子供たちがきっと楽しめただろうに。。。
それでも1泊2日の旅程としては非常に楽しく良かったです。

娘が何気に二語文を話出したし語彙も増やしていたのがハイライト。「ママ イタ」「パパ オチタ」とか。滑り台を滑ったりした後で「デ!キ!タ!~!」と言いながらマッスルポーズしてたり。可愛い。でも激しい。
幼児連れの旅はめっちゃ楽しい。でもめっちゃ疲れる。娘が特にやべぇ。
でもみんなでこんな風にキャッキャと行ける機会もあと何度あるだろうと思うと、また次の旅程を考え出し始めてしまう…。
疲れないが第一目標の我が家なので、引き続き一泊の旅を三連休の前半二日でする方法がいいかもしらん。

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