2019年を振り返る

飛行機の中で時間があったので2019年を早いうちに振り返っておく。

1月。
2018年末に姉と取っ組み合いレベルの大喧嘩となり、私も姉も家族みんなが深く傷つきながらのスタートであった。さらには実家・義実家の大半がノロとおぼしき症状に苦しんだ。
私も母も心がかなり傷ついてこれはちょっとマズイなと思って初めて臨床心理士のカウンセリングの門を叩いた。話は1回だけで8000円と高いお値段だったけど早期に相談したこともあって私(と、私の要約を聞いた母)の精神安定にはかなり効果があった。話の中で、姉も含めて誰も悪くないこと、誰もがどうにか関係性を改善しようと頑張っていること、ただしそれでもうまくいっていない状況であり、そのうまくいっていないという状況を事実として認識すること、関係性をよりよくするために敢えて距離を置いたり会う方法を考えたりとすることは工夫であり何ら悪くない方法であること、などなどをアドバイスしてもらえた。本来は姉の方が抱える爆弾の除去のためのカウンセリングを受けるべきだけれどこれは本人の問題だよね…といわれて、そうだよね…となったり。なお姉とは家族全員慎重に歩み寄りを見せ、GWに会うことは避け(それをお前のせいだと姉をなじった父とひと悶着になったが)、夏に日帰りで会うなどのリハビリを経て多分、年末は大丈夫だろうと思う。更に保険としてアウトサイダーである双方の夫がいる時に限定し、1-2泊までの短期間の帰省としている。これは私が前よりは実家の近くに移住したことによりそういった短期間の帰省でも他に機会があればすぐに帰れる距離となったことも大きい。
1月下旬には友人が遊びに来てくれて牡蠣小屋へ行ったりもつ鍋を食べたりした。道中で年末年始に起こった家族の話をしたけれどやっぱりまだ生傷の状態だったから話すのもしんどかったような、でもそういうかなりプライベートな話題をできるありがたみも感じた。

2月。
あんまり記憶がない。笑
写真を見るに義実家でひな飾りを見せてもらったり息子をいちご狩りに連れて行ってもらったりしたようだ。あと娘がずりばいしていた。しかしへたっぴで後ろにずりずり下がってソファ下に身体が入ってしまいどうしたものかとヒンヒン泣いていた。今では息子とそん色ないくらいに走り回っているというのに。

3月。
ゆふいんの森に乗って湯布院・別府旅行に行った。寒かったが辻馬車に乗れたりそこそこ楽しんでいた。ただし夕飯をキッズコーナーのあるバイキングにしたのが大いに失敗で、息子がはしゃいでフラフラ出歩き、追っかけている間に娘は離乳食をガンガン打ち鳴らし、ほとんど記憶にない。大浴場もいろいろお風呂がありすぎてすべてのお風呂を短時間で制覇したがる3歳児にてんてこ舞い。部屋に戻って食べたコンビニ飯が一番ホッとした。
あとは娘がひなまつり寝相アートで本当に寝てしまった。きゃわ!
あ、あとキュリオス見に行った。楽しかったな~。音楽がまた良かった。良質な音楽とスゴ技と両方楽しませてもらった。息子は後半飽きてしまっていたけど涙、また見に行きたいな~。

4月。
そうこうしているうちに転職後初仕事。転職は初めてで結構緊張したがあまりに人手が足らなかったのか入職2日目で会議に出て、さらにその結果を受けて書類をめちゃくちゃ直す仕事が降ってきて慣れるとかここが何をしているところなのかとかレクを受けている暇がなかった。普通に仕事を持ち帰る羽目になり、慣らし保育期間中に泊まり込みで送迎してもらっていた義母さんがびっくりしていた。完全なるOJT。ちなみにOJTのまま今まで来ている。。。
あとは遠足。家族全員で行って楽しかったな~。息子もみんなで行けたのが嬉しそうだった。来年もみんなで行こうかな。

5月。
とりあえず働く目途も立ち、今後家族で住むべき場所はどこなのだろうかという話が多く出てくるようになった。当初はトイレが二個あるし戸建てがいいなぁできれば注文住宅!というお気持ちだったが夫としてはセキュリティや眺望面からマンションらしく、まぁ実際注文住宅って作るまでが大変でうちら面倒になってなぁなぁになっちゃいそうだよね…となりモデルルームを何件か回ってみた。楽しかった。息子がタワマンのエントランスに全く違うデベロッパの名前ががっつり書かれた風船を飛ばしてしまったこともあった。さすがタワマン、天井が高すぎて誰も取れず、あの風船は結構な期間エントランスに浮いてしまっただろうな…風船が飛んで行った瞬間の息子の叫びと涙がドラマのワンシーンのようだった。面白かったけれど私もパニックになって、のわぁぁぁぁ~!と叫ぶだけで終わってしまった。
結論として、今は利便性を重視して住むエリアから大きく変えずに、必要であれば今回候補地としたエリアの再開発を待つなりしてその時期がきたら対応しようということとなり、近場のマンション契約を行った。結構気に入っている。
あとは祖母の卒寿のお祝いをしたり、義実家でBBQしていた。

6月。
あんまり記憶にないな。仕事で元職場の元上司のところへ出張したが普通にめっちゃ言い合いっぽくなってしまった。向こうは何というかワンピースでいう海軍みたいな、絶対正義・背中を見せたら負け・元部下なら尚更・という感じに論理でこちらを叩き潰そうとしてくるものだからこちらもムカッときてボコボコに言われ続けても反論しまくってファイティングポーズを崩さなかったら散々だった。結構私情が入ってしまったことをちょっと反省してその後は基本的に会わずに書面ベースで淡々と必要な措置を行って何とかマイルストンは達成できそう。さっき死ぬほど質問事項が来たけど全部打ち返せたし。よしよし。
娘さんが1歳を迎える直前に歩き始め、お餅踏みをしてお祝い。初めて和菓子屋さんでできたてのお餅を作ってもらったが柔らかくてとっても美味しかったな~。その後何度かお汁粉や砂糖醤油に絡めたりしていいおやつになった。
一方で娘も息子もたくさん熱を出し、たくさん休んでいた。最初の半年がやっぱりくるねぇ。

7月。
相変わらず出張は続く。あとはトミカ博に行った後で実家にも顔出して実父の誕生祝もしていたようだ。そういえば4月から結構な期間、娘は預けるときにワンワン泣くし、息子も預ける部屋への入室を嫌がって大変だった。娘はまぁしょうがないが、息子に関しては一連の儀式、パフォーマンスっぽくなっているのがイラっとくる。迎えに行くと「お迎え早すぎる!」と怒るくせに。

8月。
引っ越しが決まり、準備の前にひとまず遊んどけ!と沖縄へ。本島だし何度か行ったことあるし、滞在時間も短いから完全な子供接待、ジンベエザメさえ見えれば良しと思いきや思った以上に楽しかった。サンゴ礁の海が見えるだけでテンション上がるねぇ。ホテルのプールとちょっとだけ海辺で遊んだりもできた。美ら海徒歩圏のホテルにしたのでしっかり堪能。ジンベエザメももちろん良かったけど、何気にブラックマンタが4匹もいたの良かったな~。大きい!!悠然と泳いでる。水族館の裏側ツアーとかも行って上から見たりもできた。ただ暑かった~。日中はろくに動くのが憚られてホテルで寝てたりもしていた。笑。催しで沖縄民謡のコンサートがあって、生ぬるい夜の風の中で三線の音と歌声を聞きながらオリオン生ビール(なんとタダ!)を飲んだのが本当に幸せだったな~。あの体験は忘れられない。五感で体感することの大事さよ。
それから引っ越し。近距離かつ義実家勢の手も存分に借りたけれど、やっぱり一日で搬出・搬入までするのは体力がいったな…。いつまで住むかはまだ未定で4人家族としては一応頑張れば住み続けられそうだけど子供たちが思春期の頃はちょっと手狭に感じるかもしれない。でもやっぱり広くなると嬉しいね。景色も良い。

9月。
引っ越し疲れもあるのか地獄の病気ロードが始まる。引っ越しの日の娘が明らか胃腸炎ぽくて旧居も新居も嘔吐処理からスタート。そうしているうちに息子が倒れ、マジかと思いながら出張してたら帰宅後私も完全に胃腸炎。胃腸炎はつらいね…。息子もつらいみたいで、引っ越したての何にもないリビングで2人で手をつないで寝っ転がったりしていた。つ、つ、つらかった。まだ終わらず、今度は娘がアデノ、その次は息子がアデノ、私も多分アデノ。単純に仕事も多くて心が折れそうだった。ここまで連続すると実親に頼みたいところだったけれど、親はトルコに旅行中で全く意味がなく、結局義母さんに結構な期間来てもらったりした。義母さんの前で、こんなにしてもらっているのにこの状態が続くと心が折れそう…とつぶやいてしまい、私がそんな弱音を吐くなんてと大層心配されてしまった。すいません。母は手助けできなかったことを気に病み、義母にお礼の電話を泣きながらするようなことになり、それもそれでフォローが大変だった。そんなに気に病まなくていいし、結局今まで一度も来てもらったことはないし。
いいこととしてはソファを新調した。最初来たときはデカ!と焦ったが、慣れてくると結構いい。というかだいぶいい。2人でひとめぼれして結構奮発したやつなので、色々な面が気に入っている。我が家のちびっこギャングが早速あちこち色んなものをこぼしているからいつまで持つかは分からないけれど、みんなで座っても余裕。もし買い替えるとしてもソファはいいやつを買う。絶対。
あとは運動会。前の保育園は都内の相当狭い園庭でわんさか保護者が集まるため見るのも結構苦痛だったけれど、今回はちゃんと近隣の学校の体育館を借りてするので余裕をもって見られた。といっても息子は駆けっこしないわ玉を投げないわ、ダンスは超がんばっていたけど頭を抱えたくなる状態で、娘も警戒して絶対このソリには乗らないわと全力拒否、結局私が抱っこで空のソリを引くという状況。息子に聞いたら「つかれるから走らなかったの」と言われてそのサボリ根性に呆れていたけれど、その翌日から息子がアデノで熱を出したのでほんとに具合悪かったのかもね…?とちょっと反省した。
更にはこの職について初めての学会発表。といってもプレゼンがあるわけではない、単純に経験を話せばいいだけのパネルディスカッション、かつ朝イチで人も少ない中だったので気楽ではあった。観光する暇はなかったけれど、久しぶりに夜1人で過ごす時間というのが嬉しかった。ただ乳がめちゃくちゃ張ってずっとつらかった。1泊で帰ったけどそれもまだ早いかも…と思うくらいにはしんどかった。会場近くのメロンパンが美味しくて、会期中はメロンパンばかり食べていた。

10月。
母が人工股関節の手術をすることとなり、9月後半~入院まで相当メンタルがやられていたのをフォローするのが大変だった。お見舞いに行ったら父の振る舞いでまた泣くし…。正直2児のワンオペフォローがいっぱいいっぱいのところそういうメンタルケアを細かくしないといけないのがしんどかった。そのうえで結構頓珍漢な観点から、しかも後から諭されるようなことがあってうんざりした。親とは今後こんな風に向こうの言動や行動をずっと我慢して受け流し続け聞き役になり続け励まし続けるしかないのかと思うと虚無になるけれど、大人なのでその辺は出さないように気を付けようと思う。息子が4歳になった。早いなぁ。4歳か。時計のケーキがいいと言われたので時計のケーキを注文して作ってもらった。結構満足。誕生日プレゼントは仮面ライダーのエイムズショットライザーにした。変身ベルトを買うのは初めてで、かつそんな高いの年少児にいるか~?と思いつつ飛電ゼロワンドライバーより安かったしまぁいいかと思ったけど、これから出るプログライズキーもえげつないくらい種類があるし、別に買ってあげたってもよかったかもなと今は思ったりする。本人は嬉しそうに買った日は100回くらい変身していた。最近は娘もベルトをつけてもらいたがり、ショットライザーを手に「ぇんちっ」と言っている。変身って言っているんだろうな…かわいい…地球の平和はこの兄妹に任せよう。

11月。
案の定仕事がずっと忙しい。その時点でもだいぶ毎日パンパンに仕事していたのに、職場の10年選手が待遇の改善がなされないことにいい加減我慢の限界に達して辞めることになり、更に仕事が覆いかぶさることとなった。正直それが相当ショックではあったし先行きをだいぶん考えた。だから10月くらいに「本当に来てくれてよかった!救世主!」みたく言っていたのね…今となってはその言葉ちっとも嬉しくないなぁ。
先行きを考えた結果、まず今年度の前半に決心していた社会人博士課程への進学は白紙にすることにした。未経験の領域ながらとりあえず何でもやれるようにと先生と研究素案までは検討していたけれど、私にとっては博士の称号は、取れば多少この組織での待遇改善になるかと思っていたわけだけれど、既に博士持ちの10年選手がその状態ならば何も変わらないだろうなぁと、本人の資質や貢献よりは組織のシステム上の問題なのだろうなぁとすごくガッカリしてしまった。正直自分にとっては博士を持つことの価値は自分のキャリア上の待遇改善以上でも以下でもなく、学問の追求としてPIになって研究に情熱をささげられる領域や意志もなく、既に研究よりもかなり実務に偏った仕事をしているので(そちらの方を望んでいるのでいいのだけれど)、普通自動車を買えるくらいのお金を積んで既に今めっちゃ苦しく働いているさなかで更に博士に通う気力がなくなってしまった。今はどうしようかなぁこれから・・・とぼんやり考えて…いる暇もなく、ひたすらバッターボックスに立って、来た球を打ち返しまくっている。
よかったこととしては、1泊無理やり神奈川の友人宅へ遊びにいって仲間内でわいわいしたこと。飛行機出張しすぎてマイルがまぁまぁ貯まっているので気軽に行った。もちろん娘さんは行きも帰りも大変大変大変だったけれど、何の気なしにごちゃごちゃ話せるのはいいねぇ。2月にはまたこっちに遊びにきてもらえるみたいで、何しようかな。イカでも食べに行こうかな。

12月。
なんでこんなに忙しいんだろう。8月頃からまさに忙殺されている気がする。何万字文字を綴ったことだろう。前職よりもよっぽど働いている。。。でも、間違いなくこの8カ月?くらいでめちゃくちゃ実力がついたし、自分の得意とするジャンルが分かってきたような気がする。やっぱり読んで書いて書きまくるのが向いているんだな。論文の探し方はまだ下手だけど、とりあえず前よりは論文も読んで、一次資料にできるだけあたっている。
義妹ちゃん達が引っ越し祝いということで、すごく豪華なツリーをプレゼントしてくれた。オーナメントも赤と金をテーマカラーに、色々と探して選んでくれたみたい。お店にあるようなツリーが出来上がった。1ヶ月限定だから存在感大きくても問題ないし、かなり今時なツリーになって本当に嬉しいな。心が慰められる。
まだまだ仕事の佳境は続き、6月にバトった前職とクリスマスに最後のバトルをしないといけない。今はその反論を1万字打ち返したところ。特攻服でも着ていこうかなと思っている。同時並行の案件は、方針検討からスタート段階なのでこれまたキツイ。早く年末になってくれ。むしろ来週ならまだマシなのかも。うーん。
来年は、とりあえず車を買って、できればピアノを買うか祖母から譲り受けて修理しようと思っている。夫が懸垂スタンドを置いたせいでまた家が狭くなっているのに。来年度から、なんか息子に習い事でもさせるかな~でも土日つぶれるのも平日送迎するのもつらいな…と思っているところ。来年もこんな感じで今その時を生きていってしまうような気がしてならない。これでいいのやら。意識的に立ち止まる時間を作らないとどうにもならないような気がするので、来年はそういう時間をちゃんと作ろう。えいえい。

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