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人型ロボットの詩



人の心には全部トゲがはえていて、
それが何かのはずみで身体に刺さるとき、
外は夕景色か夜景が8割で、あとは絶景が2割。
白波にさらわれた小景の中に
いつまでもきみを飾っておくはずだった。
雨に身を預けても不快に思う身体に
咲くことを永遠に知らない花のように
朝と夜、自分と感情の落差みたいに
時間だけが降り積もって
透けていくだけのわたしが椅子に座っている。



きみのために風は吹いている そう思えるのはきみのかけがえのない生活が、日々が、 言葉となって浮かんでくるからだと思う きみが今生きていること、それを不器用でも表現していることが わたしの言葉になる 大丈夫、きみはきみのままで素敵だよ 読んでいただきありがとうございます。 夜野