ホールツアーで個人の技術を磨き、フェスで爆発して、アリーナツアーでチーム力が上がったビーファの話をしたいnote後編。
前半のホールツアー〜フェスの話はこちら。

MainStreamは何回も入りたくなる耐久性のある現場

こんにちは、しろねこです。
念願のアリーナツアーにやっとの思いで参加して、ダンスに歌に演出にバチイケな空気に興奮しまくった大阪3日目と4日目。
ソウタのダンスが進化&表現色々解禁されてて最高でこんなに満足することあるのか？！と思いながら、やっぱりもう一度あの音楽を浴びたくて、リセールで入れたKアリ2日目で「もしやビーファの総合力、チーム力高くなってて最高じゃない？」と思ったのでnoteにしました。
前半だけで5000字超えたので2部構成です。
後半は1万字超えました。
情報量がおかしい。

奇跡の瞬間に出会うために

先にnoteの結論を述べておくと
「大阪のブチ上がりと、Kアリの総合力で言ったら、Kアリもめっちゃ良かった」です。
私の好みだと、即興性の醍醐味で大阪が大優勝なんですけど、エンタメとしての完成度で言うとKアリです。
どちらも満足度が高いんだけれど、ミュージカル好きな私にとって、再現性が高く即興性も味わえるビーファのライブは総合芸術になってるなと思ってぶち上がりました。
劇団四季創設者の浅利先生の言葉で、
「人生は素晴らしい。生きるに値する」
ってのがあって、劇団四季の作品を選ぶ基準なんだそうです。
ビーファのライブにいくと、本当にそう思う。
私は"希望"に会うためにライブに行ってる。

ArenaTour"MainStream"1/23,24@大阪城ホール

ビーファの歌が上手くなってるのはフェスとかで実感していたので、どんなケミストリーが起こるのかワクワクして大阪へ。
ずっとね、見たかったソウタのダンス。
ソウタの音楽。
ソウタの歌。
レポも散々ポストしましたが、23日はソウタの音楽を内側に落とし込む感じ。玄人向け。
24日はセクシー大解禁。
見たいもの見せてもらえた。最高。最高。最高。

23,24の好きなところ抜粋レポ

セットリストにも触れてます。
特に大阪はソウタの記憶しかありません。
ダンスのことでやかましいです。

23日は初参加&センステ真正面、24日はアリーナ9列目上手側からソウタ定点してました。
オペラグラスが大活躍。
席が席だったんでファンサとかなかったけど、24日は、トロッコに乗る前に上手側で靴紐結び直してるソウタをオペラグラスで見てたら、オペラ釣りしてしまったのか目があってしまってオペラ取り落とし、もう一回覗いたら、目があって笑われるという奇跡がありました。
アリーナのオペラです。いらないって言われてそう(トークショーでもネタにしてましたね)
でも、上手側にソウタ推しのオペラがいると分かっててブレジェネで腰の音ハメ3発は本当にファンサが酷い。ほんと好き。崩れ落ちました。
そのあとビトゲも腰だったしScreamえっぐいし。ほんと無理。好き。
ありがとうありがとうありがとう。

・開幕BBB
上から昇降機で降りてくる時点でオラついてて治安が悪い。柵に足かけてるの最高か。
私は"Make some Noooooooise!!!"って叫ぶの大好きなんですけど、叫ぶのがソウタで私大歓喜。
両日とも1サビから踊り出したんですけど、セッション感めっちゃあった。体もキレッキレ。
どんくらいバイブス上がってるかって言うと紅白とインフル明けのCDTVな感じです。
首切るジェスチャー多め。
24日は1サビのeast/westは指で右左さしてたり、デジャビュも手を顔に軽く当ててたり、ニョキニョキも見れたし、手から通すウェーブを相変わらず化け物みたいな綺麗さ。あと、最後に投げキスされるの溶けるんで好きです。

・ミリビリ
シュントが息を吸った後から手を振り下ろすサビが好きで、あそこのソウタを毎回ガン見してます。綺麗に腰から動くから意味わかんないし、あそこからKAITAくんっぽいカタカタした動きに繋がるところ、かっこよくやるの基礎力ないと難しいよなーって毎回思う。あと何かしら手を口元にやるから、ぎゃー！！！って声が出る。
23日はめっちゃソウタの動きが細かかった。なんで、そんなに細かく音取れるの。耳の良さ大発揮。
リョウキの"小者じゃないな"のところでシャムロックっぽい動きするんだけど、スタンド真正面から見てもアリーナから見ても細かい動きが見えるの異常なんだよなって思う。
ストンプ大好きなんだけど、構成考えるとなくて大正解。
最後のアウトロのソウタセンターで右から左に指で流すところ、毎回違うんだけど、何か投げ捨ててたり、その時のパッションこもってて良かった。
あそこはソウタ抜いて欲しい。

・MoveOn
ムボンがヤバいとは聞いていたけど、やばかった。
DUNKのクルーバトル見てマナトがオールドスクールみっちりやってる人みたいな動きをしていることは知っていたけど、ムボンでそれカマされると意味わかんないね。ソウマナシンメのところ、おかしいよ。美味しいよ。
あとサビのアガマイセルフ1回目でヒット打つソウタ最高だなっていつも見てるんだけど、その後24日はボディウェーブ入ってて悲鳴出ました。ジャケットはだけてるし、首筋綺麗だし、緩急エグい。
ソウタは技術力が本当に高くて、ヒットもバイブレもウェーブもとんでもなくクリア。
ヒット打つ時に場所が限局されるの、マジですごいんですけど、腰も動くと上半身で表現するタメに遊びが出るのか緩急つける範囲が広がるんですか？
なんかすげぇもん見たんだけど。
最後のたたみかけてくるところは毎回最高を更新してくるんで、早く定点ライブ版ください。しれっと見たことない動き入れてくるのソウタがソウチンすぎて好きです。

・Moment
なんで半分からしかコレオ踊ってくれないんやー！！！あのダンスブレイクとシャムロックしてくれー！！ティルトが綺麗に打ててるのスタンドから見えるのどうかと思う。最高か。
あと手を上で振る時、毎回お口がタコさんになるの可愛い。
＊振付のMEDUSAさんが所属するebonyの YOSHIEさんが好きなので、Momentが刺さりまくってます。

・真正面からのSOS(23日)
All-nightしか勝たん疑惑ある。
ソウタのノックの強さが音と合ってるしビタ止めに見える感じが好きなんだけど、続く後頭部に手をやる振付、みんなシルエットがカッコよくなってた。
ダンスドロップのところ、腰落として腕を引くところで、ソウタさん口元に手をやってて、それ大好きな私大歓喜。
SOSのアウトロのロボットダンスっぽいところ、あの質感を滑らかに踊るソウタのPopperな踊り好きです。その後のマナシュンは基礎力高くなってるから、めっちゃ重くていいダンスしてます。
・アリーナからのSOS(24日)
添い寝感エグくない？23日より余韻がすごいんだけど？？？
All-nightで部屋をノックして、抱いて添い寝して、繋ぎ止めるように手首をクロスしてるんだけど(これ、ソウタだけなんすよね。全員手の位置違う)。
これ、どんなディテールなの？？？繋ぎ止めてるの？？囚われてるの？？
今までソウタは耳覆ってるのを良く見たんだけど、肘の角度が下がって添い寝感上がってて死んだ。
しかも優しげなの。好きって言ったら終わる関係性みたいな歌詞に寄せてきたの？？ここでも進化するの？マジ？？

・Salvia
一番その日で違うやつっぽい。
ダンス大好きなのに、踊らない(厳密に言うと踊ってますけど)Salviaが一番刺さったのは驚いたのと同時に納得でした。
基本的に定位置から動かないんだけど、23日のSalviaは限界まで削られたトラックの音を体の芯に巻き込むように重く音を取ってて。その腰の動き、よく見てないと音を取ってることすらわからない小ささなのに、確実に音が人から漏れてくる感じが最高に刺さりました。
そんな繊細で重いこと毎回やってたの？！(毎回だそうです。嘘だろ全部見たい)
24日は前日と比較してわかりやすく音を取ってて、Salviaも腰で音を取るんかいー！って思いました。好き。あそこのヒット3連してからウェーブ通すのソウタすぎた。
どちらもソウタが音に溶けちゃってて、ソウタの中にある音を見せて聞かせてくれてる感じだったんだな、とKアリ見て思いが強くなりました。

・GrowUp
コレオグラファーがNoppoさんと判明しましたけど、ソウシュンの背中合わせからのポッピンの動き見てエモさが爆発しました。あれは刺さる。
そこから腰落として踊ったり足のステップめっちゃ入れたり。UKgarageに合う90年代みのある振付で、ズッ友がターンそれぞれ決めるところは流石すぎた。
私はソウタしか見てなかったんでリュウヘイがターン決めてるのはBEATAX見て知りました。
ソウタのターン、軸がしっかりしてて体の使い方がうま〜〜。
ダブル？トリプルに見えた。ただ私は回転数わからないポンコツなので(スケートもジャンプの種別スローで見ないとわからない)、すんげぇ綺麗に回った！しかわからない。
足のステップ踏むソウタが大好きなので、あっという間に終わりました。体感秒。
お衣装と相まってウエストサイドストーリー思い出しました。

・SmileAgain→ShiningOne
歌がうまい〜〜〜〜〜〜〜！！！！
wowwowのところでウェーブしながら出てくるソウタが見れれば満足。
SAの世界に入ってるのか表情が儚くてびっくり。
SOは安心安全。ダンスブレイクで音を取るソウタのヒットがバカ強くて笑いました。23日も24日も口元に手をやったりしてて、最高に楽しかった。最後の音ハメもお約束みたいになってきたので、お遊びがマンネリ化してきたら、そのうちBGBみたいになりそう。

・BF is…
これはライブ音源ください。
大阪は23,24日ともにほとんど動かず歌い上げてました。音を手で取るくらい。
それがかっこよかった。
メンバーそれぞれアレンジして歌ってたけど、ほんとアーティストになったんだなと思った。歌手としての自我がきちんと育ってる。ジャムセッションのように自分の中にある気持ちいいメロディや音を正しく出せるスキルがある。だからこそのメロディラインのアレンジだったなって。
気持ちよかったです。

・ブレジェネ
24日の記憶で全て焼き払われました。
あれは、あれはダメだよ。好きだよ。大好きだよ。
降りてきて下手→上手に移動してきて、最後の方の"足掻くよ もう一回"のでっかい音三発に腰で大きく音ハメしてて、本当に本当にしんどい。好き。
リアルに叫んだもんね。
ソウルとか骨盤で踊るダンスが大好きなんだけど、単純に使える場所が増えると音の余韻とか色んな手段が増えるし、セクシーなの大好きなんです。
やらない選択なだけだったんですね！やる選択してくれてありがとう！！
ちなみにTwitterではとち狂ってました。スペースもやってた。

・BetrayalGame→Scream(23日)
ビトゲはあかん。死人が出る。
BMSGフェス以来ですが進化してた。
バンドとセッションしてるから、その揺らぎに合わせるせいなのか、緩急がエグくなってたから、余計にセクシーになってた。
Noppoコレオは殺傷力が高い。
"もう少し触って"は仰け反った喉が綺麗ですね？って思ったんですけど、腰を後ろに引いて打つヒットところが強いのなんの。
ソウタが毎回サビでやる振付、マイク持ってる手の人差し指を伸ばしてるシルエットが最高に好きなんですけど、23日は全部見れたから墓に入ろうと思いました。
"もし君の視線が"のジャケットプレイ(あのジャケットのジャケットプレイもかっこいいのなんなん)〜指をひらひら〜腕を音に合わせて2回落とす音ハメとか毎秒好きなんだけど、緩急がえぐい。
時々上向くから喉元が見えて悲鳴が出ました。ソウタのセクシーは私に致命傷なんよ。

ビトゲで致命傷喰らってんのに、そっからScreamだよ？？？
毎回前回超えてくるScream出してくるの、マジでエグい。
君たちミュージカルのタイトルナンバー歌ってんのかな？？
あそこまでバチボコにかまされると、受け止める情報量が多すぎて、良質ミュージカルでたまにある「毎回前回より凄かった」が起こってるんだなと思いました。
いや、すごいわ。
私は2021Jesus Christ=superstarコンサートで見たマイケルKリーのGethsemaneが毎公演前回を超えてきてる！！と思ったんですけど、生バンドかつ舞台上のバイブスとスキルとハマり役を生きてるヒリヒリ感と観客の期待が合わさると起こりやすい気がしてるんですが、今回のビーファのライブ、全部揃ってるね。

・BetrayalGame→Scream(24日)
視線の先で腰で踊ってるソウタ見て震えた後に、センターで生バンドの音を取って体に通してるソウタにエグいって衝撃受けた後のビトゲはもう本当に色々無理でした。
腰起点で動いてるから、背中のしなりがダイナミックに見えて、一瞬フワッとしたら次の瞬間には動いてて点と点を繋ぐのがめっちゃ速い
生バンドのグルーヴに合わせてて、音が可視化されて気持ち良さ倍増。耳が本当にいい。
そんなに素早く動けるもんなの？？動作に無駄がないの、流石コンペ出身って思います。
穴あきジャケットの背中から見えるシャツのたわみ、斜めから見える唇、仰け反った白い首筋や喉。手の使い方も素敵だった。
"もし僕の愚行が"の広げる手先の美しさとか、"I do a-ya-ya-ya"のところとか、背中の動き、腰の使い方、一つ一つがクリアに見えてビビりました。近いけど距離あるのに、ソウタの動きがめっちゃ見える。
あと首が強靭すぎる。なんで、そんなにクビ後ろに倒せんの？？？
バチクソかっこよかったです。なんなんだよ、大好きだよ。こんなに好きにさせてくれるのありがたい。本当にありがとう。
んで、そのあとのScreamなんですけど、動きが全部大きくなってた。そだよね腰で音取るなら、そうなるわ。なのに抑制されてるから、マジで凄み。
開幕ジャンプの力強さ。引き立つ余白。
ダンスブレイクの息呑んで見守る以外の選択肢を与えてくれない気迫。全員ダンス上手い。ダンスパート増えとる。
メインに戻ってからのおぶちかましタイムはフェイクの音をとってるのも荒々しくて好きでした。オラついてんのかっこいい。片足上げたまま色々音を通すんじゃない。おかしい。出し切った状態で退場するから、感情の落差が……

・GP→KS→GM
その時の「奇跡の共有」すぎたので、リアルタイムなレポ読んでもらった方がいいやつです。

リョウキの24日のMCの受けて、こんなことを思いました。

私がビーファを求めるように、彼らもBESTYに変わらない関係を求めてしまう部分もあるんだろうなぁって。
ファンに会えるのはライブ会場だけだから。
会話をするわけでも、人となりを知ってるわけでもないBESTYの顔を見てライブする。
交流を通して信頼が育っていく。

「そんな不安すらも背負う価値をくれた君に魅せたいんだ」

GratefulPainは決意の歌に育ってるなと思います。

・ByeGoodBye
360度あちこちに向けてソウタが踊るから、求む推しカメラ。
元の振付わからなくなってるって言ってたけど、原型の要素を残しながらバンドに合わせて、その時のバイブスで踊るの最高だった。
もうフェスでやる時は生バンド引っ提げていこうね？！！
BGBは多幸感がすごかったです。
余談だけどTVで披露する時に間違えそうって笑ってて、もうTVでもこっち版でいいんじゃない？って思いました。シャニワンもこれでやってみて欲しい。

・Message

優しい顔で、歌う私たちをイヤモニ外したりして見てくれるから切なくなるんですよね。
23日Messageの終わりで1本と2本の指で投げキスしてくれて、愛してるって言ってくれたソウタ。
愛してるよ！！

・MainStream
アレンジ入ってきてたから新曲REC終わったんだろうなぁとか思ってました。
やっぱり生で見るMainstreamの圧強い。
かっこいい以外のコメント無理。

大阪の総括

つらつらとレポを書き足しましたが、エンターテイメントとして即興性、その時だけ見られる熱狂は大阪がすごかったです。
全員調子がよさそうで、やっぱりビーファってスロースターターなんだろうなぁとも思ったり。
そしてソウタの調子が良くてフルスロットルだとメンバーも実力者なのでバイブスが高まっていくので、その瞬間しか共有できないものが生まれたように思います。
正直Softlyのジュノマナ以外、ソウタしか見れなかった。圧倒的吸引力。
感性全てを揺さぶられて、圧倒的な生のダイナミクスにぶん殴られて、終わった後の感想は「なんかすごいもん見た」です。
それ以上出てこない(嘘です、いっぱいレポしました)。
一夜限りのエンターテイメント。
二度と同じものはない奇跡の時間。
そして、それをビーファの良さだと思ってたんですけど、Kアリを見て気持ちが変わりました。
その場限りのバイブスもいいけど、再現性や総合力でぶん殴られるのもまた良いものだな、と。

余談:SOSのディテールの定まり方、ビトゲを見て思ったこと

私、ビーファがR&BのSOSとビトゲで、セクシー解禁になったの、めっちゃ嬉しくって。
なんならBEATAXのGrowUpもセクシーだったんで、さらに大歓喜なんですけど。
なんかねー、ソウタは敢えてセクシーを避けてるイメージがあったんです。
古い話ですがザストでりょんりょん先生に「男らしくいたい人なのね」って指摘されていたし。
どうしてもアングラな場所では、マチズモが蔓延ってるので、可愛らしいとか綺麗とかって舐められやすいし。
souchinのヒットが強くてバチボコにかますスタイルって、有無を言わせない強さも必要だったのかな？と思ったりしてて。想像ですけど。

どんどん具体性を帯びてくる振付の進化見てると、今ここで、そのディティールを出してくる意味。
セクシーである事がかっこいいって思ったんだろうし、彼らも人間で性的な側面あることを提示してるのかなーって。
年末の色んなこともありましたし。
アイドルやアーティストは「善良であること」を求められますが、善良性=無垢、清廉さ、正しさ、変わらないことと拡大解釈されがちなので、色んなアンチテーゼとまでいかなくても、セクシャルな部分もある人間だよって示してる気がして最高に好きです。
どんだけセクシーに踊ってても内面の潔さが出るから、品の良さを失わないんだろうなと感じます。

ArenaTour"MainStream"2/4@Kアリ

＊warning＊
私の主観がゴリゴリ入ってます。同じ日に入っていても、そう感じていらっしゃらない方もいると思います。
大阪と比較した私の主観なので、こういうふうに見えた人もいるんだなと思ってください。

Kアリ2日目はBE:FIRSTの真価が見えた

全体的な感想としては「メリハリめっちゃある」です。
大阪が全編バイブスぶち上げだったので、力入れてるところと抜いてるところの対比があったように感じました。

ソウタさん、バイブスおぶちかましだと時々人外魔境な動きしてくれるのが気持ち悪くて好きなんですけど(褒めてます)、本当に耳が良すぎて、普通のダンサーさんは取らない細かい音ハメするんですよね。
ソウタを見て、初めてそこに音があることに気づくというか。Kアリではそれが無くて。

ソウタは花粉症だったんですかね。
ちょっと調子が悪かったのか、そういう気分だったのか、めっちゃキャッチーな音の取り方をしてました。指先だけで音を取ったり、リリックやメンバーの歌声のリズムで取ったり。
大阪のソウタの内側から出てくる音楽を表現している感じも好きだったけど、聞こえている音を計算しつつ表現している感じも楽しかったです。

ソウタが抜いている分、ジュノンの声が冴え渡って、リョウキがゴリゴリ踊って、マナトの雄々しさが目立つ感じに。どえらくマナトが踊ってた。
やっぱ、誰かのエネルギーが下がってると、他のメンバーが出力高めになったり、変わらないメンバーがいたりというバランスの良さ。ビーファとしての存在感、圧は変わらないというのもビーファの魅力だなと思いました。
ソウタのダンス力が高さは誰もが認めるところだけれど、そこに依存していないチーム力を持ち始めたんだなと思って胸アツなKアリでした。
音響もいい。

パフォーマンスで印象的なところ

そんな視点で、当日約1時間のスペースで、セトリ順に感想言っていったので、noteでは忘れられない部分をピックアップ。

席はlevel3の着席S13列目上手でした！
12列目は空席で、11列目の立席の隙間からメインステもセンステも見えてオペラグラス大活躍。

・開幕BBB
サビの仰け反るところ、両手広げつつもいつもより浅めなブリッジでしたが、浅めってなんだろ？？？
日頃ソウタの体幹のエグさ見慣れてるせいで浅いって思ったけど、level3から見て仰け反ってるのがわかるの、別に浅くない。ごめん、ソウタ。

・SOS
SOSはセンシティブでした。過去一エロい。
抜いてるからかSOSのしなりとか、all nightのノックする瞬間のヒットはバカ強いのに顔が斜め下向いててリアルだし、腕枕も少し顎上げるのがリアルだし、手首を重ねてるところが手錠っぽく見えて腰の位置と気だるげな感じと相まってゾワってした。好き。
私が大好きな上手側の端で音を取ってるところ(ジュノンパート)、手で音を取った後内側に込める感じで、えっ、手錠で繋ぎ止めて閉じ込めたいの？ってなりました。
ストーリーが見える気がする。
ソウタの体が利くが故に音に反応してしまう身体能力の良さも好きなんだけど、SOSのストーリーで解釈して表現してるのが新鮮でめっちゃ楽しかったです。
情緒のあるSOS初めてだったし、めっちゃよかったし、最高だった。
最後のダンスブレイクのところとか、親指で口元拭って、そのあと反対方向に残りの指で口覆ってからの腰落として音ハメしてたんで、曲中の情けない男として100点だった……最高すぎた……

・Salvia
ソウタ、ずっと歌ってた。目をつぶってずっと歌いながら、音楽に同化しようとしているように見えたし、ソウタパートの指を立てながら力を込めるところ、圧を感じた。
音を聞きながら小さく踊ってて、トラックの音を取るところとメンバーの歌をとるところと。小さく踊ってたのに、"掠れてしまうほど"のトラック取って3発胸ヒットしてから下にウェーブ通したのは叫びました。そうだよね、そこ取るよね。最高じゃん。

・GrowUp
初めてソウタ以外のメンバーも見れたかもしれない。
リュウヘイのターンも綺麗だった。
全員ダンスレベル上がってるなぁ。
ソタシュンの背中合わせが結構ガッツリでめっちゃ良いなって思いました。
ソウタのターンは大阪と比べると抜いて回ってるように見えたけど、トリプル回ったってレポ見て(回ったー！！！って思うから回転数判定に自信ない)決める力の強さ好きだなと思いました。

・BFis→ブレジェネ
微動だにせず乗っていた大阪と違い、アクション多めなKアリ。それもまた良い。
ブレジェネで下手でしれっと地味に腰ヒット2回打ってて爆笑しました。小さめな腰の音ハメはセンシティブなんよ。いいもん見た。
あれ目の前で見た下手側の人たち、生きてますか？
上手の3回音取るところはハンドガン打ってた。最後のセンターに集まって締めるところ、今まで見たことないくらい大きく音を通しててビビりました。

・BetrayalGame→Scream
ビトゲ、腰で踊るとかそんな領域じゃなかった。ヒットがバカ強い。
そんなに打ち付けてるの初めて見たわ。
よく体壊れないね？ってくらい腰のヒットが強くて私爆笑。ビトゲフルスロットルだった。
指先を立てるディティールとか、そんなものなくて(そんだけ打ちつけてたら、それはそう)全部の音をゴリゴリヒットしまくってて、どんだけヒットしまくるの？！！ヒットってなに？！！ってなるくらいゴリゴリバキバキでした。
その後のScreamは振り絞った！！って感じだった。すんごい鬼気迫る感じ。ビトゲがエロとかセクシーじゃなかった分、Screamの命燃え尽きそうな儚さと意味わからん力強さ良かったです。フェイクの音を体に通すところブレジェネと同じで強かったしデカかった。いやいやいや。
片足でバイブレーションしながら通して戻してって、なにやってるんだろう。意味わかんなかった。
メインステに戻ってからの後半の生命燃やした感じは凄かったし、あそこは決めなきゃいけないから、決めにいけるソウタのことを愛するしかなかった。

・KickStart
すごく大事にしてるんだろうなって。
一生一緒にいてくださいってソウタがトロッコに乗る前に言ってて、好きは感情・愛は意志と言うけれど信じるのは勇気だよなと思ったんでした。
ケミもMCもマジで覚えてない私が唯一覚えていたのが、一緒に歌うリョキソタ。歌い終わったらハグしあっててピースフルでした。

BE:FIRSTの言う「愛してます」追記2/8

彼らのバウンダリーが明確だからこその言葉だと思いました。
信じるという決意は勇気がいること。
愛してるって、性愛でも家族愛でも、人類愛でも解釈できる。好きは個人の感覚だから、好きでいることと、愛することは別だと思うんです。
ビーファはベスティのことを「愛する」と決めたんだとおもうんです。
そして、それは裏切られる可能性も加味した上で、それでも「愛したい」というか勇気ある決断なんじゃないかなって。
それは無償の愛じゃなくて(応援して欲しい、そばにいて欲しいって言ってるから)、裏切られるかもしれない。望む感情が返ってこないかもしれない。
それでも「目の前で光る瞳は間違ってなんかない」から、ライブ会場で交流する「今」の愛情を信じよう。そして、それが未来につながる希望であることを信じたい。24日のリョウキのMCやソウタの「一生一緒にいてほしい」につながるのかな。
様々な思いを抱えた人が集まって、一瞬の希望を分かち合う時間。
「今」を大事に、でも未来も生きていくつもりで。
勇気の必要な言葉だと思いました。
「傷ついても君がいい」訳なので。
彼らが信じる勇気と覚悟を持ってる人であること。
それは痛みを知っている人たちだからだと思う。
尊敬します。

・BGB
リョウキのパートで踊るソウタさんが、ゲッダンじゃないけどフロアに入って踊ってたからぶち上がりました。初めて見た。レポも見たことない。

・MainStream
そこジャンプしてましたっけ？！！！
コレオにもアレンジいれてくんの？！！ドームどうなんの？！ってなりました。

Kアリの総括

ソウタ推しとして、ソウタが健康でいつも楽しそうに過ごしてくれていたら、好きに歌って踊って音楽してたら一番嬉しいんですけど。
今回のKアリ、とっても感動したんですよ。
ソウタのチーム適性と献身性の高さは知られていると思うけど、ShiningOneとMainStream見てて、ソウタが前に出ないところは他のメンバーがかましてくれるみたいな信頼感が見えた気がします。
ソウタが無理しなくても補ってくれるんだなビーファっていう。
ソウタ自身のコンディションに合わせて、かますところ、引くところのバランスだったり、SOSをストーリーで踊るみたいな表現を選べる引き出しを見せてくれたこともすごく嬉しかった。隠さないで見せてくれることも嬉しかった。
歌唱力が上がってることも素晴らしかったです。安心して聞けたし、耳にノイズがなかったから、ビーファの世界に没入できたように思います。
そして、その状態で歌唱も遜色なく、観客が喜んでチケット代を払える技術を見せてくれた。
BE:FIRSTはチームとしてパフォーマンスできる域に達しているんだなって。
チームもソウタが決めにいける人だと信頼してるし、ソウタも自分が前に出ないところはメンバーがかましてくれると信頼している。
チームだからこそ、ソウタが1人で踊って1人で先陣切っていくんじゃなくて、BE:FIRSTというグループ人格が全体で頑張っているから、観客がエンタメとして受け取ったもの、総合芸術としての感動は全くかわらない。
見えてる表現は変わっても、見終わったあとの満足は大阪と変わらない。
それがとても嬉しかったです。
ビトゲとかScreamとか魂燃やして決めなきゃいけないところは決めに行く胆力すごいと思ったし、燃え尽きないことに感謝しました。また回復して出てきてくれる。仲間を頼ったり甘えたりできる関係性を見せてもらえた感じがしてめっちゃ良かった。
とはいえ、キメに行く時のヒットやジャンプがデカくていちいち笑いました。

BE:FIRSTそのものが圧倒的センター

音楽の耐久性の高さと高い水準で維持されているダンス&ボーカル、会場の演出、観客の熱気。
どれか一つ素晴らしくても目を引く世の中で、全てを揃えてることの稀有さってあると思ってて。
こうやってどんどん進化していくんだろうなって。
マジでビーファのライブって、ミュージカルとか総合芸術を出会った時に受ける感動があると思います。
生のダイナミクス。
ミュージカルは、その役に届いていれば幕は開くんですけれど、人間だから絶好調も普通も不調もある中で、一定のクオリティは維持しなきゃいけない。
もしタイトルロールの調子が悪くても歌唱が上手くできない時は出るトーンに抑えたり、演技でぶちかましたりダンスでぶちかましたり調整するのもスキルなんですよね。
いつもと違う万全な調子じゃ無くても、いろんな差し引きの結果総合芸術としてビーファ最高だなと感じました。
明日も生きていけると思いました。

私は圧倒的センターってのが嫌いです。
1人に責任をおわせてしまうようで、重圧を与えてしまう気がしているから。
グループに圧倒的センターがいる方が売り出しやすかったりキャッチーだったりするけれど、その人が倒れたらチームがつぶれてしまう。
ビーファの場合、全員がセンターというかBE:FIRSTというグループ人格がそもそもセンター。
メンバーがエネルギー出せなくても他の人が補うことでビーファとしての存在感は変わらないし、エネルギーバランスが日によって違うケミストリーがあるからこそ輝く側面があるんだなって思ったKアリ。

全員が頑張る。
誰かが頑張れない時は支え合う。そういう関係性ってすり減らないと思うんです。矢面に立ち続けなくていいから。
それがビーファっていうチームが長く続いていく可能性になるんだろうなぁって
振付師の才能があり俯瞰でものを見れるソウタが、ここは仲間に頼って大丈夫って思えてる存在にメンバーがなってるって事が感動だったし、これならずっと応援し続けていられるんだなと思って嬉しかったです。

歌唱も安定してて、踊らないところは歌ってぶちかまして。総合芸術として最高だったと思う。過不足なかったと思う。
ダンスの何かでうっわぁ、えっぐう！！って声出る瞬間もあれば、歌声の美しさに聞き惚れる時もあって。
なんて素敵なグループを応援しているのか。ファンにしてもらえて嬉しい。

私はエンターテイメントの真髄を「生への讃歌」「生きることの肯定」と捉えているのだけれど、突き詰めれば「愛」だと考えていて。
どの哲学書か忘れたんですが、人間を「交流する生き物」と定義していたのが、すごく心に残っています。
人は交流しないと生きていけない。
ゴスペルも歌、音楽、コール&レスポンスを通して神と交流することで、孤独や寂しさ、誰かと繋がっている安心を得てきたわけで。
ビーファのライブに行くと彼らの真摯な言葉に応援していて、ライブにきて良かったなと肯定された気持ちになるし、圧倒的なパフォーマンスに鼓舞された気持ちになります。
熱狂的でアドレナリン出まくりの「すっごい良かった！またすぐ見たい！」も素敵だし、受け取りたいもの全て受け取って満ち足りたような「あーーーー、めっちゃ良かったぁぁぁ」も最高です。

あと少ししたらドームの追加公演がありますが、きっとそこでも感動を与えてくれると思うし、そう思わせてくれる事が嬉しいです。

ソウタくんへ
大阪とKアリ見て、有能な個人がグループを率いてるのではなく、BE:FIRSTというチームが1つの生き物としてパフォーマンスしてる事が嬉しかったです。
SOSもSalviaも最高セクシーだったし、ビトゲのヒットの強さには爆笑しました。ブレジェネの腰ヒットもありがとう。
どんどんセクシー解禁してほしいし、腰のウェーブも見たいし、指使って音を取ったり、曲のストーリーで踊ってるのも素敵だった。GrowUpも大好き。
いろんな音楽を見せてくれてありがとう。
私はビーファの音楽に触れるたびに「明日も頑張ろう」って、私の人生を生きていこうと勇気をもらっています。
大好きです。これからもビーファを応援します！！