石井くんが単独ライブを終えて、いよいよ自分のカフェもオープン間近となり、安田さんも今月末にひとり芝居をするとのことで、2人ともリスタートの形が見えてきましたね。それをみていたら、ぼちぼち自分の中でもコマンダンテのことを書けそうな気がしてきました。

わたくしごとですが、「ふうぽこ」というアカウント名でXもやっています。このXのアカウントを立ち上げたきっかけは、コマンダンテの解散でした。あまりにショックで、「ショックだ」ということをつぶやきたかったからです。

私がコマンダンテを知ったのは2020年。TVはコロナのニュースばかりなのでYouTubeをみるようになっていった中、おススメにふと出てきたのがコマンダンテ公式チャンネルでした。トークライブ「トークダンテ」の切り抜きが面白くて夢中になり過去分を全部遡ってみました。大声を張り上げておもろいこと言ってやるぜ、というギラギラのトークではなく、日常に近いところでの面白エピソードを穏やかに話している2人の雰囲気がとても心地よかったのです。

安田さんの盆栽教室での好奇心旺盛マダムとの交流シリーズ、安田さんのお子さんが生まれて石井君が泣いてしまった回、1年間ラーメン断ちしていた石井君のラーメン解禁にあたって安田さんがおうちにラーメンを作りにいった回、石井君が交通事故にあって単独ライブに遅れると安田さんにどっきりをしかけた回、どれもこれもYouTubeをみててほっこり笑えて、ギスギスしているコロナの世の中で、私にとっての癒しタイムになってました。

「いつかトークダンテを生で観たいなあ」と思っていたのに、コロナが明けてもタイミングが合わなかったりで、YouTubeで切り抜きがアップされるからいいか、としてしまっていました。

でも、なんとなく２人がかみ合わなくなっているのは気づいていて、石井君が自分のYouTubeカフェちゃんで毎日生配信をしている中で一座のことをインタビューして回っていたり、Artistspokenでも安田さんと石井君のやりとりがなんか変だったりして、生の劇場で生きていきたい安田さんとそこを抜け出たい石井君の溝が深まっているような気がしてました。（Dr.ハインリッヒさんのArtistspokenにゲストで出た時に、石井君の口からそういう話をしてました）

それでも今年はM-1ラストイヤーでもあり15周年ツアーをやると発表もしていたので、ラストイヤーにかけているんだと思っていましたが、急転直下の解散。

解散の挨拶を大宮セブンライブ、自分たちのYouTubeとした時の2人の距離感、目線、すべてが解散を物語っていて、石井君のnoteも読んだし、Artistspokenに至っては2人ではなく１人１人別々で話をして最終回となってしまい、「本当にもう2人でやるのは無理なんだ」とのみこまざるを得ませんでした。

そこにあったのは「なんで彼らの漫才、トークをききに劇場に足を運ばなかったんだろう」という後悔。「いつか」いきたい、「いつか」いけると思っていたけど、それは解散しないと思い込んでいるからで、「いつか」がある日突然なくなることだってあるんだと。

私は「コマンダンテ」というコンビが好きだったので、解散後のお２人の動向はなんとなく見てはいますが、正直「解散してもお二人をそれぞれ応援していきます！」というふうには言えないです。石井ブレンドもファニーも、もう「コマンダンテ」ではないから。

（個人的には安田さんが解散直後にピン芸人で爆売れしたい、とにかく明るい安村さんみたいにTVにも世界にも出たい、と話をしているのを聞いて、ちぐはぐさを感じてます・・・先日の山添大作戦でも「本当は街に出て売れたい」に手を挙げていましたね。）

ただ、解散報告時にお2人が言っていましたが、「解散があったからよかった」と言えるような人生になるように、思う道を進んでいってほしいなと思ってます。

まだコマンダンテ公式チャンネルが残っているのがありがたい。
大好きだった盆栽トークを最後に。

2023.12.31追記
YouTubeチャンネルも今日で削除される旨、石井さんのnoteでお知らせされました。半年残してくれてありがとうございました。