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デッキ構築を面白くするカード①「仇すれば通図」

遊戯王はカードの種類が多いだけあって

強いというよりはトリッキーという方が最適なカードも沢山あります。

そんなカードの一つが、最新弾で出たこれ


①お互いメインフェイズに発動できる。相手の盤面のカードの数だけデッキをめくって1枚加える。めくった他のカードと手札1枚をデッキボトムに戻す。
②①の効果で9枚以上めくると、そのターンのエンドフェイズに相手盤面と墓地リセット。

一見強いように見えますが、

①の効果は手札が増えない(手札交換にはなる)
①の効果は「めくる」なので、相手にデッキの内容がばれかねない。
②の効果はそうそう使えない(盤面のカードの最大枚数は11枚)

②は超緩めのロックになるのでそういう風に運用するか、相手にカードを押し付けるカードを使用するのが良いでしょう。

優秀な効果は①

こいつとどう差別化するか

「補強要員」という似たようなカードがあります。
こいつはドローなので相手にはカードが見えないし、なにより相手は効果を使えない。

差別点は「毎ターン使用できる」ことでしょう。
そしてなによりフィールド魔法なのでサーチも容易。そしてカードをデッキの下に戻せる。

私が真っ先に思い付いたのが
花札衛でした。

花札衛は予め見えていた方が盛り上がれる気がするので…

花札衛はドローして花札衛モンスターだったら展開等が出来る、というテーマですが如何せん構築難易度が鬼(※個人の感想です)

それは

効果は強いのに

花札衛は「ターン終了時まで花札衛しか特殊召喚出来ない」みたいな制約を課すカードがとても多い。

花札衛のエースと言えばこいつですが、「出しづらい」「耐性がない」で、現代遊戯王では容易に突破されます。

故に花札衛を使って他のテーマと組み合わせたり汎用リンク・シンクロとかと組み合わせたいのに制約が邪魔をする。


①の効果は見なかったことにして

しかし例外もある。「花札衛-桜-」は、下級ながら1枚で展開のトリガーになる強力なカードです。②の効果は制約も、まさかの名称ターン1がない。とても強力なカードです。現時点で花札衛最新カードの1枚だったりします。


英語名いいよね

こいつも強力。1枚のSモンスターが5枚の花札衛になる可能性がある花札衛界の超パワーカードです。

しかしこいつらには共通点があります。
それは「デッキトップに花札衛がいること」

そこで使うのが最初に紹介したあのカード

こいつのメリットである
「手札を戻せる」「デッキに戻す順番は自分で選べる」
を活用すれば、複数枚捲れた花札衛を連続するように積み込んだり、手札の「制約がかかる」花札衛をデッキに戻したりして積み込むことが……

出来ない!
そう、戻すのはあくまでデッキボトム。デッキトップには来てくれない。

じゃあひっくり返そう。


というわけで組んだのが

まだまだ改良中


実は「仇すれば通図」が来る前に、「鎖龍蛇スカルデット」を4体素材でリンクしてデッキボトムに戻すカードを花札衛にする、「バウンドリンク」でも同様のことをする、といった案があったのですが、スカルデットをリンクする用のカードが上手く用意できず…

しかし「仇すれば通図」の登場で、スカルデットのリンク素材を花札衛で用意できるようになりました。

そのおかげでこのデッキは返しのターンで「ファイアウォールドラゴンシンギュラリティ」を出して暴れまくる、4体素材の「召命の神弓アポロウーサ」が容易に降臨出来るなどとても楽しいデッキに。

なおこのデッキのメインはデッキ紹介ではないので、どのように天変地異を用意するのか簡単に説明しとくと、

①解門ギミックで「サイバースウィッチ」出す
②解門蘇生効果とサイバースウィッチ効果でセイジを儀式召喚してキマイラを融合召喚し、イモータル→エルドリッチ肥やし
③ウィッチ+アニマ+イモータルでキュリオス、天変地異落としてエルド蘇生。解門で天変地異回収

解門だけで「天変地異」と「超勝負!」用のSモンスターが揃うからやっぱすげえよ解門は…


あ、そうだ

こいつの効果を読んで、聡明な読者の方は気づいたかもしれない。
「天変地異あると「めくる」処理できないのでは?」

と思われるかもしれませんが、
「めくる」処理は天変地異状態では「めくらずに」処理を行えるようです。

つまりこのカードの場合だと
「デッキの上から適当数カードを取ってその中から1枚選び戻す」
という処理になるようなのです。

ついでに天変地異の面白いところを紹介しておくと、
「森羅」のような「めくられて墓地に送ると効果が発動する」カードも、天変地異状態でめくる(裏返す)処理が行えなくとも効果が発動するみたいです。

めくってないのに…


ちょっとデッキ紹介の方に文字を割いてしまいました

「仇すれば通図」と相性がいいカードは他にもあると思います
例えば

破壊鳥のせいで高騰したやつ

個人的にダッシュガイはそこそこ相性がいいと思います。
最上級で出しづらいカードを、デッキ枚数が残り少なくなってくる終盤に「通図」で上手く仕込んで手札から特殊召喚する、といった感じ。しかしこれは効果起動にターンをまたぐ必要性があります。でも相手が圧を感じるカードを、いつ出るかわからないようにボトムに仕込めるのは中々楽しそう。


このカードは非常に相性がいい。
デッキ枚数を減らしてから「通図」の効果で「居合ドロー」がめくれるまで効果を起動し、めくれたら上手く仕込んで手札の居合ドローを発動。一気に相手に致死量のダメージを叩き込む、とか。

あとは「仇すれば通図」でめくれるカードを増やす方法も紹介します。
モンスターを増やしつつ、相手を妨害したいなら
裏側守備にしてリンクやエクシーズなどにつなげさせない
という風にすると比較的自然な妨害になるでしょう
(「おジャマトリオ」とかでもよさそうだがL素材に使われそう)


こいつらは非常に強力!特にダルマカルマは「アストラム」や「混沌の戦士カオスソルジャー」を処理する手段にもなります。

魔法罠を増やしたいならセットさせるのが良いでしょう

真っ先に思いつき、かつ強力なのはやはりこいつ

ディアベルゼは一応セットしたそのターンにも使えるので微妙かな…
でも③の効果は強力です。


とまあこんな風に、カード1枚だけでもこのように考えられる要素がたくさんあります。これがTCGのいいところですね。

こんな風に自分が使ってて面白いカードをまた適宜紹介出来たらなと思います。

ではまた

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