見出し画像

乃木坂46 ロケ地を巡る③

【神奈川県・横浜】

「ないものねだり」


16thシングル「サヨナラの意味」収録・橋本奈々未ソロ曲(2016年)

橋本奈々未のセンター楽曲「サヨナラの意味」に収録された、彼女のソロ曲です。「サヨナラの意味」のMVは、数ある乃木坂のMVの中でも屈指の名作ですが、彼女を変わらず推し続けるファンにとっては、こちらの方が心に響くのです。撮影は「サヨナラの意味」のMVより後に行われました。彼女にとって最後の映像作品です。

撮影は何カ所かに分けて行われていますが、サムネイルに映っている「よこはまコスモワールド」が一番、訪れやすいかと思います。

奥に観覧車が見えます

場所は横浜市中区新港2丁目
最寄駅はみなとみらい線「みなとみらい駅」
または横浜市営地下鉄「桜木町駅」

すぐ近くにランドマークタワーがあります。

子どもの頃は「ゴジラVSモスラ」(平成シリーズ)の最終決戦地として、僕の中の「聖地」でした。学生の頃、就職活動で「集団セミナー」の会場がこの近くだったので、帰りに展望台に登った記憶があります。

「みなとみらい駅」からすぐですが、「桜木町駅」から歩くのもおすすめです。ロケ地に近づいていく(MVで見慣れた場所が近づいてくる)ワクワクがあるので。

人がいない時間帯はどこか寂しげに見える

入り口を入ってすぐ、観覧車とジェットコースターの足元にあるゲームコーナー。
ななみんがバスケのゲームをしていた場所です。

コスモワールドは、全体が3つのブロックに分かれています。小さな桟橋のようなもので結ばれています。
そもそもが遊園地です。男性一人で行くと不審者に見られかねないので、あまり写真は撮れません。
MVの中盤のメリーゴーランド前のシーンは、ちょうど中洲のような場所にあるエリアで撮影されています。

ラストシーン
意外と賑やかな場所だと分かります

奥にパシフィコ横浜(握手会の会場など)が見えます。

時が止まったような回転木馬

メリーゴーランド前のシーン。子ども連れが多いので、撮影はできませんでした。

写真集「2017」にも、アメリカで撮影されたよく似たシーンがあります。

さっきの場所から出てすぐの場所です。

ななみんが最後に乗っていたパンダの乗り物は、確か今もまだあるはずです。

写真を撮ったのは2019年と、つい先日の10thバスラの合間です。横浜に来たら大概、ここに来ます。

1期生の多くが卒業してしまった今でも、彼女の思い出は時が止まったままです。だから良いんだと思うようにしています。数年に一度、彼女の「今」が更新される時がありますが、深追いだけはしたくないのです。

あの時のままでいてほしい。という気持ちと、もう一度会えたらという気持ちがずっと混在しています。

何度も書きましたが、今もなお、2017年2月20日の卒業コンサートが一番の思い出です。あれを超えるライブは、乃木坂では二度とないだろうと思っています。あれだけの人気を誇っていながら、絶頂期でキッパリ退路を絶てるというのは、普通の人間ではできない。あの数時間のライブの最後に彼女が挨拶に立ち、披露したのがこの曲でした。時間にしてわずか数分。二度と戻ってこない数分間。そのわずかな時間、彼女の心の中にどんな風景が広がっていたのか、歌詞を一つ一つなぞりながら、言外に何を感じていたのか、それは最後まで分からないでしょう。

本当に美しいものは、姿を隠すんだよ。

ある写真家の言葉。

止まっていた回転木馬は、日が昇ると音楽を奏でながらまた回り出す。昨日、乗っていた女の子は、もういない。別の子を乗せて、一生懸命、回り出す。


*画面スクリーンキャプチャー:乃木坂46 YouTubeチャンネルより

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?