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会場となる中ホールで「仮仕込み」が行われました!

こんにちは!
日本大学芸術学部演劇学科 令和5年度 総合実習A2『白い病』制作部です。

今回は、今年1月下旬に行われた、「仮仕込み」についてご紹介します!

江古田にある日芸のキャンパスには、「中ホール」という約250席の客席を持つ劇場施設があります。大型の劇場に引けを取らない舞台機構を有するこの中ホールで、この度の『白い病』が上演されます。

『白い病』カンパニーでは、来たる劇場入りを前に、稽古でより実際の空間を意識すべく、中ホールの舞台に仮のセットを仕込むことになりました。

セットを仕込むにあたり、舞台の上空に吊られている幕たちを移し替える作業からはじまります。
幕やパネル(板)などを吊る「バトン」と呼ばれる舞台装置の作業です。バトンが昇降する際は危険な作業となるので、舞台にいる学生スタッフは全員ヘルメットを着用します。

バトンを操作する学生

時に教員が見本を見せ、学生はその見本に倣います。
この写真では、「鉄管結び」と呼ばれる、ロープワークについて実演がありました。

舞台監督指導の山口英峰先生による実演


学生も後に続きます

その後も、安全に考慮しながら作業は順調に進んでいきます。
この日の午前中には幕の吊り替えは終了しました。

文字幕をバトンに吊る学生

お昼休憩を経て、午後は大道具チームによってつくられた「デッキ」を、中ホールで組み立てる作業が行われました。

丈夫な足組みでつくられるデッキは、その上にキャストが立ってお芝居をするため、その緻密な作業は完璧に行わなければいけません。

大道具指導の鈴木太朗先生を中心に、大道具チームや舞台美術チーム、舞台監督チームによって作業が行われ、中ホールがより立体的な空間へと進化していきます。

慎重な作業が求められます


こうして、まる1日をかけて、中ホールの舞台には仮のセットが仕込まれました。
ここから劇場入りまでの約半月、キャストは実際の舞台空間で稽古に励み、スタッフは日々アップデートされていく情報に対応していきます。

着々と磨かれていく『白い病』。
本番に向けて更なるアップデートを重ねてまいります!

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