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【マリカにじさんじ杯】推しが優勝しました!!!!!!

長かったGWが終わりました。
私は人混みが苦手なのでずっとおうちにこもっていたんですが、そんな私が一番の楽しみにしていたのは、5月5日、6日に行われた「マリカにじさんじ杯」でした。

これは、大手VTuber事務所のにじさんじに所属するライバーさんが一堂に会して行われる年に一度のお祭りで、今回で6回目の開催となります。

私がこの大会を楽しみにしていたのは、一重に「推しのライバーさんが頑張っているのを見たいから」でした。
その推しというのが、シェリン・バーガンディさん。


私がVTuberという文化に触れ、親しむきっかけになった人です。
どういう経緯だったかはよく覚えていないんですが、切り抜き動画か何かがおすすめに流れてきたのをきっかけに、そこからどんどん沼にハマってしまいました。

シェリンさんの配信のメインコンテンツとなっているのがマリオカート
私は途中から知ったので非公式wikiとかや他の人の話を見るに、どうやら最初は最下位予想に挙げられるほどの腕前だったらしいです。
そんな彼が第3回大会の準々決勝で「魔境」と呼ばれる強豪ひしめくリーグに放り込まれ、ボッコボコにやられたことで一念発起しマリカを猛練習するようになった、という経緯。

ひたすらに練習を重ね、次の大会の頃には優勝候補の1人に挙げられるほど上達していたようですが、本番に弱いのか本来の実力を発揮できず優勝を逃し続けていました。

私が配信を観るようになったのが第5回大会直後、「マリカの化け物になりたい」と日本代表のトッププレイヤーに師事し、さらなる高みを目指し始めた1年半ほど前になります。

マリオカートというゲームは「世界で最もストレスの溜まるゲーム」と言われるそうです。純粋な速さで決まるのではなく、アイテムで相手を蹴落とし蹴落とされ1位だったのに気づいたら最下位になっている。恐ろしい…

そんな殺伐としたゲームなのに、彼のマリカ配信はいつも穏やかな口調で、蹴落とした相手に毒を吐くこともなく、感情的になることもなく、「昨日こんなことがあったんですけどね…」とか「そういえば小さい頃の話なんですけど…」と言った具合に、殺伐としたレースを走っているとは思えないようなトークが繰り広げられる穏やかな空間となっていました。
ラジオ代わりに聴けるくらいに、それはもう穏やか。

そんな日々が続く中で、第6回大会の開催がアナウンスされたのが4月末。
前回までの主催ライバーさんが「自分はこれで一区切り」と身を引いてしまい、どうなることかと思っていたらまさかのシェリンさん本人が主催。
大会を引き継ぐだけでも大変なのに、優勝も期待されての出場ということでプレッシャー凄いだろうなと心配しつつも見守っていました。

当の本人はというと、新人さんからアドバイスが欲しいと言われれば丁寧に教え、他の人とのコラボ配信でもみくちゃにされながらも心から楽しそうにマリカをしていました。
たぶん誰よりもこのお祭りを楽しんでいたんじゃないでしょうか。

で、当日。
主催ということで基本出ずっぱり。サポート役に気心の知れたライバーさんが並んでくれたのは本当に大きかった。

事前予想ではもちろん優勝候補筆頭、他のライバーさんたちも「打倒シェリン」を掲げている人が沢山いました。まだ優勝したことないのに。


予選は危なげなく全試合1位で通過。
翌日の本戦も、準々決勝、準決勝と勝ち進んでいき、運命の決勝戦。
全6試合での総合得点で順位を決めるんですが、途中まさかの11位、7位と下位に落ち、最終レースで2位との差はたった2点
ここで1位を取らなければ優勝できないという大一番で、プレッシャーに押しつぶされることなく、しっかりと自分の走りを貫き、課題であったアイテム回しも冷静に行いぶっちぎりで1位獲得、晴れて優勝となりました。

優勝が決まった瞬間、それまでのマリカ配信でも見せたことのない感情を爆発させている姿を見て、思わず私も「やったー!」と部屋で叫んでしまいました。

とはいえ主催の仕事は残っているので、一旦スタジオに戻り滞りなく大会を締めくくり、それでもスタジオにいるライバーさんたちにお祝いされている姿は見ていてとても微笑ましかった。

その後、すぐに自分の配信枠に戻ってきた彼は、優勝報告とともに声を震わせながら思いを語り始めました。
「僕ね、ゲーム下手なんですよ」
VTuberになって、周囲にはゲームが上手い人達が沢山いる。そのジャンルで外部大会に出られるような人もゴロゴロいるにじさんじという箱の中で、何か1つ、自分にはこれがあるんだというものを持ちたかったのだと。

実際、マリカ以外のゲームでは「そうはならんやろ」みたいなプレイをしていることも多かったし、マリカに関しても彼が3年間コツコツと積み上げてきたのに対して、大会前の数週間で彼に拮抗するレベルにまで上達するゲームセンスの良いライバーさんが沢山いるのも事実。
それでも、そんな中で挫けずに続けてきた練習量と知識量、誰よりも積み上げてきた経験で得た実力で優勝できたことは本当に大きな偉業なんだと思います。

もともと私は、アイドルにせよ、タカラジェンヌにせよ、周囲から当たり前に注目されて最初からスポットライトを浴びる人よりも、ちょっと端っこにいる人がコツコツと努力して少しずつ成長し、報われる姿を見守るのが好きなんです。

だから、数多いるライバーさんの中でも彼が気になり、推すようになったのは必然なのかもしれません。
苦手なことを苦手だと受け入れ、そこから努力を積み重ねていく姿に、生きるのが不器用な自分を重ね、共感していた部分もあるんだと思います。

優勝してもまだまだ高みを目指すようで、優勝後の初配信も当然のようにマリカでした。Switch後継機の発表にソワソワしていましたが。

ちなみにこのサムネイル、これまでのレースのリザルト画面で作ったモザイクアートだそうです。努力した時間すらエンタメに変えてしまう男。


とにかく優勝おめでとう、シェリン・バーガンディ!!!!!!




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