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ALWAYSに戦慄した話 ~たどり着いた身曾岐神社~

さて前回の続き。

特急あずさで会場となる身曾岐神社最寄り駅の小淵沢駅に到着。
事前に調べたら歩かない方が良いとのことで、駅から神社までのシャトルバスも出ていたのでそちらを利用。15分間隔くらいで運行されており、開場1時間半ほど前に駅に着いた時はそこまで混雑しておらず。結構な坂道上っていったのでやはり歩かないのが正解。

さて、ついに身曾岐神社に到着!!

我々ゆずっこにとっては横浜に次ぐ第二のパワースポット!
と、バスを降りた瞬間聞こえる曲……物販のほうでCDかけてるのかな?と思いきや、数秒聞いて「これはCD音源じゃないぞ…」と気づくオタク。そう、リハーサルの音漏れでした。いやもう屋外だし、そんなに広いわけでもないから音漏れという概念がもはやない。ガンガンに聞こえる。開場1時間前くらいまでやってたかな。はやくもドキドキしつつ、周りを見ると長蛇の列が。どうやら縁日ブース、食べ物ブース、物販と分かれて並んでいるよう。グッズも欲しいし縁日もしたかったけど、見るからに両方並ぶ時間はない。悩んだ挙げ句グッズに並ぶ。結果、1時間20分並びました。いやー、一人だったから、結構辛かったけど、後ろに並んでたお姉さんたちともちょっとお喋りしながらだったりで、なんとかライブ限定のタオルをゲット。(Tシャツは売り切れ!)これ並んでわかったのが、なんでこんなに並ぶかって、長蛇の列を販売担当2人でやってて、さすがにこれは時間かかるな、と。ちなみに開場1時間半ほど前の到着で1時間20分並んだ私だが、みなさんだいぶ早く来られていたようで、もっと早い人は2時間以上並んだとか…でも、早く来ることで縁日の方も行けたり、売り切れもなかったりするわけで、身曾岐は早く行くに超したことないなと学習いたしました。

さあグッズをゲットしたらもう開場していて、さっそく座席に向かう。
事前に手に入れた情報によりなんとなく座席は把握していたものの…そもそもキャパ少ないから近いわ!!!!しかも左右もどセンターなのでこれはなかなかいい座席をいただいた!と思って開演までそわそわ。(立ち見チケットもありましたが座席チケットがご用意されました。ありがたやありがたや。)

それにしても山梨の山奥ということで8月後半でしたがかなり涼しく気持ちが良い。自然に囲まれた空間…ふと、こんな山奥にこんな人数が集まるなんて、と思って可笑しくなってマスクの下でニコニコ。この日は天候にも恵まれ。開演までに地元のクラブによる和太鼓の演奏も。これも素敵でした。

さて、お馴染みのラジオ体操をしたらついに開演。『Green Green』から始まるセトリ。ファンクラブライブならではのレアな曲もあったり、PEOPLE/SEESで入らなかったアルバム曲や…細かく全部感想書いていたらまじでキリないんで!!あ、それでも言いたいのは、『ムラサキ色』で全員ぶっ飛んだね!?!? ありがとう…ありがとう… 前奏なしの岩沢さんソロ「一国沿い」から始まるんだもの、ぶっ飛ぶでしょ…

今回すごく感じたのは、身曾岐神社という会場が本当に素晴らしい

時期も8月終わりということで、山奥ではちょうどいい気候で、
時間も5時半開演。青空から暮れゆく空が、舞台照明以上の美しさを演出していて。
ゆずには綺麗な景色がよく似合う。

それで、言いたいのは『ALWAYS』に戦慄したって話
タイトルにもしてるが、私は本当にびっくりした。他のゆずっこさんはそうじゃなかったかもしれないけど…


というのも最近の私は自分の事を考えるので精一杯。
ゆずは聞いていて、心の支えになっていたのは間違いない。だけど、曲についてのインタビューとか、そういう細かいところまでは追えていなかったと思う。だからもしかしたら既出の話だったかもしれないが…
私は『ALWAYS』の前の北川さんのMCに驚いた。

「コロナ禍でライブができなくなって、みんなと直接会うことができなくて。そんな中でふと見上げた空がすごく綺麗で。みんなに見せたいなぁって思った。だからそれを歌にすることにした。」

要約ですけど。

それが『ALWAYS』だった。

それの何に戦慄したって、私たちに向けた歌だったってこと

正直思ってもみなかった。

『ALWAYS』、すっごく好きで、私のなかではちょっと『みらい』っぽいなと思っていた。曲の雰囲気が、まさにゆずが描く美しい、でもちょっと哀愁のある横浜って感じで。多分その感じで聞いていたから私と『ALWAYS』の間に距離があったんだと思う。『みらい』ももちろん大好きな歌なのだが、あれはゆずがゆずのふるさとである横浜を歌った歌。でも私のふるさとは横浜じゃない。だから、私にとってのみらいは憧れに近いような。ゆずのふるさと横浜は私の憧れなので。数回しか行ったことがない楽しく美しい思い出しかない地。でもゆずにとっては慣れ親しんだ酸いも甘いも知っている地。そのギャップが『みらい』を美しく引き立てているのだろう。
しかし『ALWAYS』は違った。同じように、「ふるさとである横浜」がこの歌の中心ではなく「見せたいよあなたに」が核心だったのだ。しかもこの「あなた」が我々ゆずっこであったとは…
私は愕然とした。

そう、最近感じていたゆずの新しいフェーズをまさにこのとき実感したのだ。


これはゆずっこ10年目のひよっこな私が感じていたことではあるが、ゆず、コロナ禍になって変わった。

完全にこちら(ゆずっこ)を見ている。

もちろん大スターに変わりはないのだが、なんというか、立っている場所は同じなんだけど、向きが変わったという感じ。

ちょっと前のゆずは、フェスをツアーのように回った夏もあって、そんな時は「ファンじゃなくてもファンにして帰す!」くらいのロックな姿勢だった。(そもそも「わかってくれる人だけわかればいい」みたいなところから始まったゆずを思うとこれも新しい挑戦ではあった。)
そんな数年前を思うと完全にベクトルがゆずっこに向いていることを2020年あたりから感じていた。北川さんが再三言っているが、コロナ禍になってライブができなくなって会いたいと感じたのがゆずっこだったのだ。それはもう『君を想う』の時点でかなり実感したはずだった。だって「君」=「ゆずっこ」だったわけだし。
「もう翼なんていらない ここにいるよ」はゆずっこに対する大プロポーズだと思っているのですがみなさんどうですか???????
それがついに「夏祭り 杜の音 後夜祭~ゆずっこを想う~」に完全に形になり、そしてPEOPLE/SEESで完全版が歌われなかった『ALWAYS』をここにきてラストでお披露目。

どれだけゆずっこは先方に想われているんだ……

想像以上に想われていた事実に完全に戦慄し固まってしまった。


完全に日が暮れた身曾岐神社で呆然としていたら、隣の席にいらしたお姉さんが「最高でしたね!」と声をかけてくださった。福岡のオーラスでも感じたがゆずっこさんはとにかくコミュ力が高い。私自身周りにゆずっこの友達がいないので、一人参戦するライブで今度こそゆず友を作る!と意気込んでいたにもかかわらず結局この日も声をかける勇気が出ず、グッズ並びで後ろのお姉さんとお話しして楽しかったが、お二人で来られていたのでなかなかそれ以上踏み込めず… ライブは大満足だったが自分に満足できないまま帰宅かと思いきやお声をかけてくださり嬉しくなってベラベラ喋ってしまう。とても気さくで親切な方で、SNSも交換し。ゆず友のお姉さんができた!!とホクホク。


そして現実への大行進というわけで帰宅。
帰ったらまたやはり自分の事で精一杯で考えすぎて辛くなって。夕方の河川敷を一人散歩する。
そこでふと「くず星(ゆずっこさんが経営するゆずっこのゆずっこによるゆずっこのためのバー。横浜にある)行ってみたいなぁ」とSNSに呟く。あの日出会ったお姉さんが「いつか一緒に行こう!」とリプライをくださる。離れた地に住んでおり、なかなか会うことはできないと思う。それでも、またライブやくず星で会いたいと願う。

「会いたい」と想える人がいるっていいな。


ゆずっこのみんなに、この河川敷から見る夕焼け空を見せたい。



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