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今日を最高に生きる

「今日、やっていることがスゴイことだと思う」

甲本ヒロトさんが知り合いのバンドのあっちゃん(ニューロティカ)に向けて言っていたセリフです。

「32年間やってるバンドも
今日始めたバンドも おんなじ

いくら40年やったバンドでも
今日やってなかったらそんなバンドは
いないのと同じだから
今日やってるかどうかだけ

今日だけ見て欲しい
今日、最高なんじゃないですか」


この言葉を聞いて、私はめちゃくちゃ感動しました。

ニューロティカというバンドは、一般的にはあまり認知度は高くないパンクバンドだと思います。
ボーカルがピエロの見た目で内容もコミカル。ブルーハーツと同じ時代を生きたけれど、失礼ながらブルーハーツよりは売れなかったバンドだと思います。

でも、そんなバンドでも今日やっている。今日やっていることが大事。
今日だけ見てほしい、今日が最高だから。ということなんです。
そこにヒロトさんのあっちゃんに対するリスペクトも感じることができました。

今日を最高に生きていれば、やがて人生も最高になると思える言葉です。

現在は、いろんなことに不安や不満がある時代です。
仕事においても、ともすれば他責にしたり、なんとなく手を抜いてしまいがち(水は低きに流れる・・・)だったりするのですが、自分なりの最高を目指して動けたか、それが重要なんだと。その先に結果がついてくると。

そしてたとえ結果がついてこなくとも、毎日自分自身に問いかけて、今日自分は最高になるために全力を出せたのか、それを感じることが大事なのだと。

また、甲本さんは別の対談で、AKB48の高橋みなみさんからの
「20代の時、どんなことをすればいいですか?」という質問に対して

「やりたいこと」

と即答していました。
あまりにシンプル、ですけれどもガツンと芯を食った回答に、高橋みなみさんは心を打たれて涙ぐんでいました。(きっとやりたいことがあったのでしょう。華やかに見える芸能活動の中で、我慢していたこともきっとあったのでしょう。)

ただ、そのあと、

「やりたいことをやるために、やらなくちゃいけないこともあるよね」
とも言っていました。

なんでもいいからやればいいじゃん、という乱暴なことをおっしゃっているわけではなく、とても深いなぁと思ったことを覚えています。


さて、最近の私は仕事の責任もだいぶ重くなり、自分自身の力だけでは何ともならない大変なことも多くなってきました。
簡単なことだけではもちろんなく、いくつもの調整が必要で、時に心が折れそうになったり、時に憤りを抑えながら業務に取り組むこともあります。

そんな時、この言葉を思い出して自分の心を奮い立たせます。
今日を最高に生きることができたのか、自分の全力を出せたのか。

やりたいことをやるために、やらなければいけないこともたくさんある。自分の役割を通して、前向きに取り組み、会社を前に進めることができているのか。止めずにいられるのか。今日を生きているのか。

この言葉を改めて自分自身に問いかけながら、毎日を最高に過ごしたい、そう思った今日なのでした。

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