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「なんか生きづらいな」と思ったときにおすすめの本

臨床心理士/公認心理師として精神科で勤務しながら、夜な夜なSNS 界隈で漫画家活動やLIVE配信などをしております。白目みさえと申します。活動内容などはこちらでご覧くださいませ。

【ご質問】「愛着障害」に関するおすすめ本

幼少期から親との関係に悩んでおり、親の死と自分の出産を機に色々不調が出てくるようになり(歯ぎしりで歯を無くすなど)、40前にして心理相談に通うようになり愛着障害ではないかと言われました。何か愛着障害に関するおすすめの本などありますか?

「愛着障害」に関する解説書の場合、愛着障害のオーソドックスなところについて書かれた本なので、「なるほどな」と思うことは書かれていても、専門書なのであなたの気持ちに配慮した形では書かれていない場合があります。

あなたが「愛着障害」によって何に困っているかの方が大事だと思われます。 例えば「風邪」と一口に言っても、喉の風邪なのかお腹の風邪なのかによって治療方法は違います 本を読むのはあなたの今の困りごとを、もう少しカウンセリングで明確にしてからでもよいかもしれません。

ただせっかくご相談いただきましたので。 また専門家は専門書はよく読むのですが、一般向けの書籍にはあまり詳しくないという現状もあります。 なのであくまでも私の好きな本を数冊紹介します。

■「支配されちゃう人たち」:大嶋信頼

■「空気読みすぎ」さんの心のモヤモヤが晴れる本:大嶋信頼

■「孤独とお金の不安から解放してくれる25の呪文」:大嶋信頼

大嶋先生の本は分かりやすくてKindle unlimitedの会員なら無料で読めるものも多いのでおすすめです。

私が個人的に好きなだけなんですけど。

■「マンガでわかる愛着障害 自分を知り、幸せになるためのレッスン」:岡田尊司

岡田先生は愛着障害についての本をたくさん出しておられます。
こちらはマンガなので読みやすいかなと思います。

▼こちらはガッツリと文字で書かれたやつですね

■「多分そいつ、今頃パフェとか食ってるよ」:Jam

人との距離感って難しい、人のことを気にしすぎてしまう…といった方におすすめです。

■ミステリと言う勿れ:田村由美

「人の心」ってどういうものなのか。
上辺だけでは見えてこない繊細かつ世の中では語られにくい部分にフォーカスを当てた解説がたくさん出てきます。

ドラマもありますので、Amazon primeなどで検索されてみてもよいかもです。

▼田村由美先生で言うとこちらもおすすめ

■7SEEDS:田村由美

基本的には未来の無人島の中で生き抜く少年少女の物語ですが、幼少期に「作られた価値観」の中で育てられたグループが出てきます。他の人が持っていないものを持っている代わりに、他の人が当たり前に持っているものを持っていない自分たち。どう分かりあって折り合いをつけていくのかを考え抜いていきます。

■ちひろさん:安田弘之

「元風俗嬢のちひろです」
そう言われたときに人はどんな反応を見せるのだろう。その中にその人がこれまでの人生でどんな価値観でどう生きてきたかが見え隠れする。
ちひろさんの自由で世の中の価値観に縛られない生き方は、一見強く揺るがないように見えますが、実はどうしようもなく深く深く沈み込むような孤独と静かに戦っている。孤独を楽しみながら孤独と戦う。そんな物語です。


自分が何に悩んでいるのかによって選ぶ本は違ってきます。
今の自分に必要なものはなんだろうと考えてみるだけでも、いろんなことが紐解かれていくと思います。


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■白目むきながら心理カウンセラーやってます:白目みさえ

■脱力系育児マンガ 日々白目むいてます:白目みさえ


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