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三日目 エラー解消と、計算書作成 ~夏休みにHOUSE-ST1で木造構造計算をマスターしよう~

割引あり

 二日目で、木造部分の構造計算がとりあえずできたと思います。このモデルは非常に簡易ですので、計算できない場合は入力ミスがほとんどです。きちんと確認してみてください。それでも駄目な場合、部分的に入れ直すと直ることもあります。最初から見たい方は、こちらをご覧ください。

三日目は、計算結果を見て、直していく作業を学んだあと、基礎の計算、二次部材、詳細計算などみて、計算書を出力するところまで行います。またおまけで構造図作成のヒントも書かせて頂きます。さすがに疲れてきていると思いますが、最後までお付き合いいただけたら、と思います。

三日目の内容は次のとおりです。まずは木造上屋部分の構造計算を完成させましょう。

三日目①計算・エラーの解消
三日目②基礎の計算
三日目③計算書の見方

①が非常に長いです。②③は短めです。動画合計1時間ほどあります。①は今回のキモですので、気合いをいれて動画をみてください。

いかがでしょうか?エラーが出た後の処理を実際にやってみてください。実際入力ミスなどで、エラー表示は違うと思いますので、エラーの表示に従って、計算できるまで計算・修正を繰り返してみてください。

エラーが無くなって計算できたら、とりあえず基礎を入力します。基礎は細かいことは省略して、挙動を確かめてください。特に意匠設計者は、柱が載っていなければ基礎は小さくて良いと勘違いしていることがあります。ビルトインガレージの入口の基礎などは大きくなります。動画ではエラーが出ていませんが(算定にしているので)、実際は配筋不足になるように設定されています。いろいろ検証して見てください。

HOUSE-ST1の基礎計算は簡単なことしかできません。その代わり入力も非常に簡単です。それでも配筋や地耐力は、普段の感覚と大幅に違うと思います。今回は、狭小のビルトインガレージの耐震等級3なので、ちょっと特殊なので、特にそう感じると思います。実際の感覚と構造計算の感覚は特に基礎では大幅に違いますので、基礎の構造計算の本を見ながら,入力と出力を検証してみてください。

3日目は、基礎も含めて計算書の見方に言及しています。もう少し細かいことについては、後日記事を上げる予定です。まずは何が書かれていて、どのような意味があるのか?理解してみてください。木造軸組構法住宅の許容応力度設計2017に準拠していますので、わからないことはこの本を見て学習して見てください。またスライドも遅れてアップしますので、こちらもご覧ください。

3日間で簡単に説明してまいりました。実務ではもっと変形した建物が出てきます。しかしHOUSE-ST1に要素を入力して荷重を間違えないことが一番重要です。紹介したものよりも、さらに忠実にいれることもできますが、加減も大切です。木造の場合積載荷重が大きなウエイトを占め、本来の重量とかけ離れているのも事実です。どのへんまでやるか?も重要になってきますので、ぜひ工夫していってください。ここで書かれたことを参考に、よりよい構造計算が行えるように願っております。三日間お疲れ様でした。

3日間、全講座を受講し、全動画を見終わった方に特典。もくツール2023
夏休み限定バージョンプレゼント。下記をダウンロードのうえ、アンケートにお答えして、メールを送って頂ければ、もくツール2023夏休み限定バージョンをもれなくプレゼントいたします。アンケート企画の締め切りは2023年8月31日で終了いたしました。もくツールは、夏期有料オプションでもダウンロードできるようにしました。

内容
・HOUSE-ST1 Ver8ハンドブック(新機能編 PDF版)
・HOUSE-ST1 Ver8ハンドブック(CEDXM編 PDF版)
・HOUSE-ST1 Ver8ハンドブック(構造図作成編 PDF版)
・もくツール2023 夏休み限定バージョン


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