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ZEH等の壁量計算シート

 要望があったので、ZEH等の壁量計算シートを作りました。壁量計算を行うわけではなく、存在壁量など出た物を比較するシートです(ニッチすぎる・・・)。旧耐震の重い屋根、軽い屋根、新耐震の重い屋根、軽い屋根とZEH等の壁量を切り替えて計算できるので比較検討には良いでしょう。木造2階建ての専用シートとなっています。地盤種別も考慮出来ます。小屋裏収納も面積と高さを入れると計算用面積に自動で参入できます。また4分割法も計算できます(旧耐震などでは不要ですが、耐震診断などのときに考慮します。ZEH等の場合は4分割法でやっていいのかは不明です)。風圧力に関しては現基準のみ計算できます。グリーンのところを入力し、黄色いところを選択するだけで自動計算されます。壁の量や面積などは手計算する必要がありますが、計算書があって比較するだけならかなり楽ですね。数値の丸め方は若干独特で安全率を高めています(わずかですけど)。

構造計算された木造2階建てを検証。充足率を見ればかなり余裕があることがわかります。
同じデータをZEH等で計算。クリアは出来ていますが、地震で決まっている1階X方向の充足率は1.09とギリギリです。壁量単独でみれば、かなり厳しい基準になっていることがわかります。
旧耐震の軽い屋根で検証(見やすいように風圧力を消しました)。充足率は2代後半となっています。この時代の壁量計算をしている人から見れば構造計算された建物は「過剰すぎる基準」だったのかもしれません。


おまけの比較シートでは、旧耐震や新耐震の計算結果とZEH等の案の計算結果を上下に並べて比較出来ます。今後の自社の設計の基準などを検討する際に便利です。4分割法は考慮しないのであくまで壁量の比較となります。

構造計算された建物であれば、ZEH等の基準はそう厳しい基準でないことは上記でわかりました。壁量計算でやっていた人には、かなり厳しい基準となります。次回以降で、壁量計算を行われた建物に関しても検証していきます。

上記Excelシートが欲しい方は、有償でおわけします。Excelシートでパスワードなどもかけていないので、各自使いやすいように改造してみてください。Excel2020で作成。xlsxファイルとxlsファイルをアップロードしています。

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