天皇賞(春)回顧(人馬一体!)【めざせ生涯回収率100%超え】



1着  ⑭テーオーロイヤル      (2番人気)
2着  ⑤ブローザホーン          (5番人気)
3着  ⑥ディープボンド          (6番人気)

◎   5着   (8番人気)
○   1着   (2番人気)
▲ 10着   (12番人気)


こちらでも書いたのですが、予想をする上で厩舎コメントはわりと注目します。特にGⅠとなると、その比重はグッと大きくなります。
あくまでも個人的見解ですけど、GⅠともなると基本どの馬が勝ってもおかしくないと思うんです。そんな中で最後に勝利を掴むために必要なもの。それは「絶対にこの馬にGⅠを勝たせたい!」という執念にも似た陣営の強い思いではないでしょうか。

それを痛感したのは、ワールドプレミアが勝った2021年天皇賞(春)のと、ソングラインが勝った去年のヴィクトリアマイルの2回。どちらのときも見えたのは「青い炎」。一見冷静、しかし内では燃えたぎる闘志のようなものが言葉の端々から発されていました。

それらと似たような感覚を、今回テーオーロイヤル陣営から感じました。特に菱田Jの「自分自身が感じるプレッシャーは増えると思うんですけど、騎手としてすごく幸せなこと。むしろプレッシャーを自分から受けにいくぐらいの、いい緊張感をもって臨めればいいなと思います」のコメントを見て、天皇賞(春)はテーオーロイヤルが勝つな。勝って欲しいなと思いました。

レースはマテンロウレオが道中1度も13秒台のラップを刻むことのない、タフな流れになりました。そんな中、テーオーロイヤルは早め3番手につけた1番人気、ドゥレッツァの直後で終始レースを進め、最後の3~4コーナーで苦しむドゥレッツァを抜き去り、2番手で直線へ。前を行くディープボンドを交わしてあっという間に先頭に立つと、大外から懸命に脚を伸ばすブローザホーンの追撃を振り切り2馬身差をつける完勝!不安視されていた、ダイヤモンドS→阪神大賞典の連戦の疲れなど全く感じさせない堂々たる姿でした。

◎ワープスピードは、鞍上が三浦Jだったこともあり、前目のポジションでスタミナを活かしたレースができたら1発あるかも!と期待していたのですが、スタートがイマイチで前に行くことができず、ラチ沿いを取ることはできましたが終始中段~後方でのレースとなってしまいました。道中タフな流れでしたし、阪神大賞典の時のように捲っていくタイミングもなかったですね。ただ、最後の直線でジリジリ伸びて5着となっているように、やっぱり力はあると思うんですよねー。ディープボンドの位置でレースができていたら………

▲プリュムドールは、いつもよりいいスタートを決めて、3番手集団の内ラチ沿いの先頭でレースを運べていました。調教とパドックの具合がすこぶる良く見えたので3着あるかも!と思ったのですが……。それでも頑張ってくれていると思います。結果論になりますが、今日の展開ならいつも通り後ろからの方が良かったかも知れません。前目で残っているのは、テーオーロイヤルとディープボンドというスタミナお化けだけでしたから。

菱田Jのジョッキーカメラ見て思ったんですけど、いつも見るジョッキーカメラだと、レース後に掛け声?のようなもので馬とコンタクト取っているシーンは良くみかけるのですが、菱田J、レース中もずーっとテーオーロイヤルに声掛けしてるんですよね。大丈夫だよ、それでいいよって話しかけてるみたいで、なんだかジーンときちゃって。
ゴール後も「ロイ君ありがとう!」って連呼してて。上下関係じゃなく、「バディ」って感じが伝わる素敵なジョッキーカメラでしたね。こういう事があるから、競馬は止められないんですよ。

テーオーロイヤル、本当にお疲れ様。しばらくゆっくり休んで、また菱田Jと一緒にカッコいいレースを見せてね!

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