岐阜県発優良機械メーカーのエヌテック。
搬送・包装・検査システムを開発しており、大手飲料メーカーの多くがエヌテックの機械を導入しています。
そんなエヌテックに、自身の専門性に縛られず活躍のフィールドを選んだ名古屋大学の20卒の先輩がいました。
今回は、その先輩に突撃インタビューをしてきました。
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以下、質問者（早川）：質 ／ 桐原さん：桐

部活に勉強にアルバイトもこなした学生時代

質＜名大の建築学科では、どのような大学生活を送っていましたか？

桐＜剣道部に所属していたので、一年生の内は部活中心の生活でした。二年生からは学科の勉強が忙しくなってきたので、部活はほどほどにして、アルバイトもして…気が付けば三年前期で院進か就活かって感じでしたね。部活の仲間はもちろんですが、勉強が大変だったこともあり、学科の友達とはすごく仲が良かったです。

質＜部活も勉強もアルバイトもされていたのですね！そんな中で院進か就職か決断するのは大変そうですね。

桐＜そうですね。3年生になった時は、まわりの友達はみんな院に行くと言っていたので、自分もそうしようと思って準備をしていました。

質＜なぜ就職の方を選ばれたんですか？

桐＜元々、機械の設計がしたくて、少し就職には興味はあったのです。でもまわりに一緒に頑張る仲間もいなかったので決断できなくて。そんな時に、今の会社から声をかけてもらったのがきっかけですね。

質＜なるほど。エヌテックさんとの出会いについて、もう少し詳しく聞きたいです！

院進ではなく「就職」を選んだわけ

桐＜初めてお会いしたのは、剣道部の交流戦の時ですね。エヌテックにも剣道部があって、2年生の時に相手をしてもらったことがあったんです。
その時に名前は覚えたのですが、何をしている会社かとかは全く覚えてなくて（笑）
でも3年生になって改めて話を聞くと面白くて、それで興味を持ちました。

質＜院進から就職へと進路を変えるほど桐原さんにとって魅力的な企業だったのですね。具体的にはどのような点に惹かれたのですか？

桐＜
取り扱っている機械が一品ものという点ですね。エヌテックでは、開発設計から製造まで全て自社で行っているため、お客様のニーズに合わせたオーダーメイド提案が可能なんです。
そうやって一つ一つの機械に個性がある点が、自分が勉強していた｢建物｣と似ているなぁって。

質＜確かに…！

桐＜
それと、院進から大手建設会社だと建築卒の人間は機械設計に関われない可能性が高いのですよね。でも元々何かを作ることや設計に興味があって、それが実現できるのが当社だと思いました。

質＜建築学部からいきなり機械設計の会社に入社するにあたって不安はありませんでしたか？

桐＜自分が大学で学んだことが直で生きるわけではないですし、そこは不安でした。でも入ってみたら、自分しか知らないようなこともあって、むしろ重宝されています。例えば、機械を収納する建物を作る際に、建築予算について関われたりしたのは嬉しかったですね。

質＜先ほど、設計に関わりたくてこの会社に入社したとのことでしたが、実際に今はどのような仕事をされていますか？

桐＜今は設計部に所属しているので、機械の設計を担当しています。入社2年ですが(2021年11月時点)、既に設計に関われています。

質＜自分のやりたいことが仕事でできているのですね！では、これから5年後、10年後はどのような仕事をしていたいですか？

桐＜そうですね…。5年後は、自分が新しい案件のリーダーになって自分で設計を進めていくことです。10年後は、新規の案件で、今までとは全く新しい装置を作ることに関わりたいと思っています。そういうことができる会社だから、選んだっていうところもありますしね。

専門性に縛られるな

質＜実は私は経済学部に通っていて、周りも半分以上金融系を見ているので、なんとなく金融系にいこうかなと考えていました。でもお話を聞いていると、視野を拡げて幅広く業界や会社を見てみてもいいのかなと思いました。

桐＜ そうですよ！今の就活をしている子は、専門分野で就職することを考えている子が多いけど、そこにこだわっちゃうのはもったいないと思います。建築学科から保険会社に就職をして活躍をしている人もいますからね！

質＜ えっ、保険会社ですか？

桐＜ はい。不動産投資の際に建築の資格を持っていると便利だそうです。他にも薬局に就職をした人もいて、新規店舗を立ち上げの事業でとても活躍しているそうです。メーカーによっては、わざわざ一級建築士の資格を取らせるところもあるそうですよ。

質＜ なるほど。専門知識をベースに、様々な分野で活躍ができるんですね。

桐＜ はい。実際に私も、専門分野の業界や会社に進んだら埋もれていたと思います（笑）
でもその人にしか出来ないことがあれば、必ず重宝してもらえます。自分のチャンスはどこに転がっているかわからないので、視野を広くしてみるといいですよ！

質＜ ありがとうございます…！なんだか私の就活相談のようになってしまいました(笑)
でも、こうやって社会人の方に相談に乗っていただけるととても助かります！
最後に、就職活動中の後輩に何かアドバイスをお願いします！

桐＜ まったくの畑違いの分野を学んでいても、意外とそれが会社で役に立つこともあります。なので自分の専門分野や環境にとらわれすぎないように！就職は自分の専門分野を変える最後のチャンスなので、少しでも自分の興味のあるものがあったら、食いついてもいいと思います。皆さんが納得のいく就職ができるよう、応援しています。

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