からだの疲れチェックに毎朝心拍数を測ってみましょう

からだの疲れを数値化したことはありますか?


”寝ても疲れが取れない”と症状を訴える方がいらっしゃいます。


「6時間寝ていても、朝起きた時には疲れていて…」


睡眠時間は確保出来ているものの、睡眠によって体力が回復しないと感じられていました。その方はapple watchで睡眠の計測をしており、深い睡眠、浅い睡眠などのスコアは悪くないものの、ご自身のからだの感覚と乖離があることに疑問を持たれていました。

そこで「起床時の心拍数はいくつぐらいですか?」と伺うと…
78ぐらいです」と安静時にしては高い数値が出てきました。

朝起きた時や横になっている時を安静時と表現しますが、安静時の心拍数は50~70回/分が目安です。常に高い場合はからだに何らかの負荷がかかっています。

発熱
外傷
痛み
精神的なストレス
貧血
呼吸器疾患
心疾患など。

貧血や呼吸器、心疾患などの疾患を早期で見つけるためにも、心拍数の計測は有効です。「ここ最近、心拍数が高い状態が続いているな…」と感じた方は、病院を受診し、その原因を見つけてみましょう。

血液検査、呼吸器疾患、心疾患などが取り除けたけど、まだ原因が分からない場合、筋骨格系にトラブルがある可能性があります。

例えば、肺の真下についている横隔膜が動きづらくなっている場合、胸郭の動きは制限され、その中に入っている肺の動きは小さくなり、呼吸は浅くなります。その結果として、寝ている時の呼吸も浅くなり、睡眠をとっていてもからだが回復しません。


・なんとなく疲れているな
・疲れが取れないな
・疲れている原因が分からない


そんな方は、まず朝起きてすぐの心拍数を測るところから始めましょう。ご自身のからだの状態を把握することが、疲れないカラダへの第1歩です^^


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