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対人麻雀における最も大事なスキルは「コミュニケーション能力」だと思う

こんにちは!

妻が、子供を連れて10日間の里帰りをしているので、ここぞとばかりに連日麻雀に行っています!
最近うちの会社にアルバイトとして手伝ってくれている学生のR君も麻雀が大好きで、よくセットに参加してもらっています。

学生のR君の麻雀歴は半年

R君は今年になって麻雀を始めたので、まだまだ分かっていないことも多いのですが、とても麻雀が好きで意欲的に勉強しているようで、私も対して強くないですが、色々と教えてあげています。

セットで同卓するときには、「社長VSアルバイト」の構図になるのですが、しっかりと私から上がっていきますし、私も彼から大三元をロンしました笑

なので、まったく忖度はなしでやっているのですが、彼にはぜひ強くなってほしいなと思います。それは「私が支払うアルバイト代が他の人の肥やしにならないように」という意味もありますが、一緒にセットを打ってくれる人はとても大事だとも思うからです。

教えるのは、技術ではなくマナーや所作

一緒にセットを打っているときに、他の人がいる時でも「すみません、彼にもっと麻雀が強くなってほしいから、プレイ中でもアドバイスとかします」と言って、麻雀中にも教えたりします。

ただ、それはどの牌を切るとか、押し引きとかそういう話ではありません。
主にマナーや所作、態度など同卓者にどういう印象を与えるかを伝えています。

伝えているのはこんなこと

  • 自模った牌を手牌の中に入れると、自摸切りか手出しかわからなくなるからやめよう

  • 切るときはパっと離さないと、鳴きたい人がわからなくなるから置き切りしよう(親指で見えないように切っていた)

  • リーチしたら、結局切ることになるのだから時間をかけずにパっと切ろう(うわーとか言いながら恐る恐る切っていた)

  • 「うわー押してたら一発で自模ってた」とか言わない。(押してないんだから)

  • 牌山が上がってきたら、前に出して自模る場所を空けて、嶺上牌を下ろそう(よく自摸どこからでしたっけ?となっていたので)

  • 自模るたびに長考しない(序盤から10秒以上考えることがずっと続く)

  • 鳴いたら切る牌を考えておく(鳴いてから毎回長考する)

  • 点棒をしまうのは、牌山を落としてから

どんな牌を切ろうが、どんなリーチをしようが、それは個人の自由だと思うのですが、同卓者に関係のある所作やマナーについては、対人ゲームとしては一番大事なことだと思うので、その点だけはしっかりと伝えています。

R君がバカ勝ちした日の同卓者のおじさんの話

R君が結果として、550ポイント浮きのチップ50枚を集めてめちゃくちゃに勝った日がありました。

しかし、その日16半荘のうちに4回もチョンボをやらかしました。

・多牌(ターハイ)
・ノーテンリーチ
・フリテン牌をロン宣言
・誤った牌で自摸宣言(&倒牌)

ルールでは、3000点オールの責任払いなので、計36000点払ったにも関わらず、バカ勝ちしていました。

私が親番で赤赤の跳満の3面待ちリーチをしているときに、R君が追っかけリーチを宣言。
直後の私の自摸番で、R君の河にある9萬を切ったら「ロン」と言われて、秒速で「いやいやフリテンフリテン」と言いました。
複雑な多面待ちならまだしも、自身のリーチ宣言牌の4巡前に切っていた牌でロンと言われ、「まだ慣れないからってチョンボが発生するのは仕方ないけど、4回はさすがに多すぎる」と苦言を言いました。

チョンボで3000オールは安すぎる?

結果、9000オール支払っていたのですが、私からすると18000点の聴牌だったので、マイナス15000点の気分でした。その時に、「あーチョンボって本当によくないんだな・・」と感じました。

おじさんの態度が急変

そのあたりから、同卓者のおじさんの態度が悪く、R君への当たりが強くなり始めました。

R君が切る前に先ヅモ、点棒の支払いも雑、切るのが遅いと「早くして」と言う。
同卓している私と私の友人は場の雰囲気を明るくしようと、必死に盛り上げようとしていましたが、結局は雰囲気はよくならずその日は終了。

おじさんは「二度とやりたくない」と言って帰っていきました。

後日、おじさんに説教しようとすると・・・

さすがに態度が悪すぎたので、説教しようと思いました。

「先日の麻雀中の態度ですが、彼はまだ初心者ではあったし、私が連れてきたので、私から注意するのであからさまに態度に出すのはやめてほしい」
「また誰か連れてくるのが嫌になる」
「何をそんなに怒っていたのか?」

正直、下手くそでチョンボをしまくっている相手に負けまくっているから怒っているのかなと思っていました。

怒っていたのは意外な理由

おじさん
「Y(私)が一生懸命教えてくれているのに態度が悪すぎる」
「しかも牌を前に出すとか、嶺上牌を下ろすとか何回言っても直らない」
「同卓したの2回目で、前にもYが同じことを何度も繰り返し言っていたのを聞いているが、直っていないので、直す気がないのだと思った」
「反省しないやつや俺の尊敬するYをないがしろにするやつとは打ちたくない」

まさかの、私へのリスペクトでした笑

そういわれて思い返すと、R君はさらっと煽ってくることが多い。彼自身は悪気はなく冗談のつもりで行っているのだと思いますが、学生なので気を遣うスキルや言い回しがまだまだ上手ではない。

例えばこんな言い回し。

「うわーチップすごいですね!チップ泥棒だ」
「時間ヤバいんですか?(持ち点少ない人に)飛んだら早く帰れますよ」
「その25萬は全部止めてました」

上記の発言は、セット終了後に私から言い方を直すように実際に言った発言です。

まだまだ初心者なのだから、変に発言しないこと。あと言い方が捉え方によっては悪意を感じるからやめること。

確かに私も近しいことをいうことはあるが、もっと相手を傷つけない言い方をします。例えば

「うわーチップすごいですね!よ!チップ王!いつか民へ還元してくれたまへ」
「時間ヤバいんですか?でもラス目の彼が飛ばずに親番で親萬連発しそうな気がするwww打牌早くしていきましょう!」
「うわー25萬っすよねー!きつかったー!ナイスリーチっす!」

など、言い方次第で全然印象が違うことになると思います。言いたくなる気持ちはわかるのですが、相手の気分を損ねない言い方ができないならば、しゃべらずに黙々と打つか、相手を称賛することしか言わない。

私はどれだけ勝っても呼ばれる

私は、「ナイスリーチだったわー」とかどれだけ配牌や自摸が苦しくても「くぅー--」とか「つらいZE☆」くらいしか言わないですし、勝ってるときも「今日はメッチャツイてる!」「この席やばい」など、あくまで運で勝っているということにしてしまうので、毎回呼ばれます。

あと、たぶん関係ないのですが、ずっとダジャレ言ってます笑

南を切るとき「”なん”だよー」
東を切るとき「”とん”でもない牌だなこれは」
5ソーを切るとき「”うそー”だろ」
9ソーを切るとき「”くそー”!」
北を4巡目に切るときは「ペヨンジュン」
加カンをしないでツモ切るときは「我関せず」

とか永遠に言い続けてます。面白いとか面白くないとかそういうことはさておき、ずっとダジャレ言っている人が空気を悪くすることはないですからね多分。

なので、勝っても負けてもセットに呼ばれるためにはコミュニケーション能力がとても大事というお話でした。

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