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ふとした瞬間に思い出が蘇る。

Marknad と呼ばれる様々な出店が参加するイベントでは、ソーセージやサラミなどを売る店が必ずいて、先日そこでÖl Korv (ビールソーセージ)を買った。以前にも買ったことがあり、とても美味しかったので今回も絶対買うぞ!と決めていた。

今はあまりお酒を飲むことはなくなったが、お酒を飲まなくてもこの味は大好きなのだ。ソーセージと言っても焼いたりする必要はなく、つまるところサラミである。
前に買ったものはソーセージをそのまま乾燥させたような可愛らしいサイズでメーター売りしていたが、今回のは鉛筆くらいの長さで個数売りだった。

それを見て思い出したのは、子どもの頃近所の駄菓子屋さんでよく買っていたカルパスである。
確か一本30円で、予算が100円であったためなかなか大きい出費。それでもほぼ毎回買っていた気がする。
親には、将来は酒飲みになるなぁ〜などと言われたものだ。そして実際そうなった。笑

カルパスの値段まで覚えているなんて我ながらびっくり。もっと他に覚えておいた方がいいことがあったはずなのに、私の海馬はしっかりと「当時のカルパス、30円」のために容量を使っていたのね。

あの時のカルパスよりもっとドライで硬い今のカルパス(サラミ)は胡椒もガツンと効いていて、まさしくビールに合う大人の味。10本で150クローナだったので、2000円くらい、つまり一本200円。値段も大人だなぁ。

またいつか似たようなものを買ったとき、子どもの頃のカルパスのことを思い出して、そのことを思い出したこの日のことを思い出すだろう。
どうでもいい記憶をますます盤石にしてしまったかも。



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