ここ数ヶ月、TBSラジオ・空気階段の踊り場リスナーを熱狂させているキャラクター「インパクト」。たまたま放送回を聞いていなくて「インパクトって何？」となっている方もいるかもしれない。

ここでは、切なきヒーロー「インパクト」が生まれた所以（ゆえん）や、インパクトをインパクトたらしめた天才リスナー達の力の結集を時系列で振り返りたい。

●2020/9/19

＃178 アフタートーク（以下AT）KOUGU維新加入

バラエティ番組『有吉の壁』から生まれた2.7次元アイドル「KOUGU維新」。このKOUGU維新に、かたまりさんが「巻尺」として新規加入したことが、すべての始まりだった。

「KOUGU維新」放送後、想像以上の反響があったと話すかたまりさん。この、かたまりさんやKOUGU維新の大人気っぷりを受け、もぐらさんはこんなことを口にする。

俺がかわいそうになっちゃうじゃない、見てる人からしたら…。
俺のキャラも考えないとね。
ちゃんとね、そこはね…
「インパクト」とかどうですか？

電動ドライバーをモチーフにしたキャラクター「インパクト」でKOUGU維新加入を狙う発言が飛び出す。

「腕がサイボーグのようになっていて…」
「2.5次元にヒゲ（キャラ）いないじゃん。ヒゲを隠すために黒マスクとか使えないかな…？」

この時点では、もぐらさんが思いついただけの架空のキャラクター。
しかし、この発言が特殊技能を持つリスナーたちの心と手を動かし、思いも寄らぬ方向へと走り出していく…。

●2020/10/03

＃180【本編】新キャラ「インパクト」
キングオブコント後の興奮冷めやらぬ中、とあるリスナーから届いたメールと怪しい荷物…。

「インパクト、KOUGU維新加入に向けてお使いください」と、実際に2.5次元の舞台で小道具制作として活躍されているプロの方から、ハイクオリティすぎるインパクトの腕が届く。

お前らの心のゆるみ、私が締める！
インパクトだ！！！！

インパクトのキャッチフレーズも自然と生まれ、
「この腕をつけて、きつねさんに直接（KOUGU維新）加入をお願いしよう」
「加入できなくてもコントで使おう」
「でも、クロスバー直撃さんがいますからねぇ。笑」
と盛り上がる空気階段の2人。

KOUGU維新加入が難しいなら「新・KOUGU維新」を発足させる話も…。

▼インパクトの腕を制作された、プロの特殊小道具制作の方。

先端が回転する仕掛けは、さすがプロならでは…！
（インパクトさん、次からコードは収納してくださいね！）

●2020/10/17

＃182【本編】ダイエット結果発表

このラジオ収録前に、ちょうど「有吉の壁」の収録があったと話す2人。
もぐらさんは、KOUGU維新加入希望の旨を壁スタッフさんや、きつねさんに真剣に直訴。

しかしインパクト加入についての反応や返事は、どれも芳しくないものばかり…。

この話を受け、かたまりさんから語られた新事実に「はしごを外された！」と、ひたすらスネるもぐらさん…。＃180の放送時のインパクトの勢いそのまま、ゆるみを締めてほしいリスナー達からのメールを前にしても、いじけっぱなしで…。

どうなるんだ、インパクト…！？

●2020/10/31

＃184【本編】峯田さんへの粗相

リスナーから、KOUGU維新・巻尺（かたまりさん）のFIRST TAKE動画についてのメールが届く。

「横顔が美しい」「青髪似合いすぎ！」「母性がくすぐられる」などの声に対して顔をクシャっとさせ攻撃的な態度を見せる、かたまりさん。
それを受け「やりたくても、やれない奴がいるんだ！」と声を荒げるもぐらさん。

巻尺として、音楽番組「バズリズム」にも出演した相方を目の前に、KOUGU維新加入が認められなかったインパクト（もぐらさん）は、またまたボヤきモードへ…。

もぐら「出てぇなぁ〜、おれも。インパクトの歌うたいてぇなぁ〜。リスナー誰か、曲作って送ってくれないかなぁ…。仮歌入りで送ってくれないかなぁ。」

●2020/11/7

＃185【本編】インパクトの歌

先週のもぐらさんのボヤきに呼応するかのように天才クリエイティブリスナーたちから、神曲がわんさか届く。

●一曲目　RN.シンキロウグループさん

お江戸感と疾走感あふれるナンバー。
イントロから最後のキュピーン音まで、とても作り込まれた曲。インパクトさんご本人のセリフがサラッと挿入されていて「こんなにクオリティの高い曲が一週間で…？？」と個人的に驚きを隠せなかった。

我が名はインパクト。
ゆるみを締める者。
浮き世に狙いを定め、現在（いま）をつなぎ留める。
悲しみでネジがゆるむなら、俺が今再び締め直す。
（一部歌詞抜粋。私が聴いての書き起こしなので、表記等異なっていたら申し訳ありません…）

●二曲目　RN.　K.Y.Parkさん

KOUGU維新加入をあきらめ、新しいグループを作ることを提案するK.Y.Parkさん。
インパクトがリーダーのK（OUGU）-POPグループ「JPS」の曲を制作。作詞は専門外とのことで詩人の友人に3,000円払って書いてもらったそう。

冒頭の「レッツ　ダンシング〜♪　JPS」が、しばらく頭から離れなくなる本場K-POP以上の名曲。

●三曲目　RN.もぐらさんファンクラブさん

エンディングテーマ感あふれる、叙情的な歌詞とメロディが印象に残る曲。実際にこの放送回のエンディングとしても採用される。

ゆるむ心を締め直す　この右の手の力で
叫ぶ心の奥底　いずれ晴れるまで
（一部歌詞抜粋。私個人が聴いての書き起こしなので、表記等異なっていたらすみません…）

●四曲目　RN.内角低めゴリラさん

楽器は弾けない、楽譜も読めない…。しかし、インパクトさんの役に立ちたい一心で楽曲制作に着手したリスナーさん。

ここで詳細に触れるのは控えるが、こちらもサイコゥすぎる曲。
かたまりさんいわく「アルバムでのボーナストラック曲」とのこと。

ちなみに神曲達の存在がすごすぎて忘れそうになるが、この回の冒頭ではザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトさんも踊り場リスナーであることが判明し、クロマニヨンズの新曲をかけるという曲尽くしの回だった。

＊

それにしても天才リスナーの制作曲すべて、かたまりさん同様に私も悶絶しながら聴いた。笑いが止まらなかった。
サイコゥ！サイコゥ！すぎるリスナーたちのクリエイティブ力が、翌週以降も加速していく…。

（可能なら神曲制作リスナー様達に、曲の歌詞全文を教えて頂きたい…！！！）

●2020/11/14

＃186【本編】岡野さんとJK

この放送回では、インパクトのまわりで色んな動きが出始める。

まず、オープニングトークでもぐらさんから吉報が…！
「有吉の壁」撮影の移動車で偶然近くに居合わせた、きつねの大津さん（プラスドライバー）。
なんと大津さんが踊り場を聴き「前向きにインパクトについて考えている…！」とのこと。

「風向きが変わりましたよ、みなさん！！！」と興奮気味に話す、もぐらさん。
しかし、大津さんとは下記のような話も出たようで…。

・そもそもKOUGU維新は全員、工具を擬人化した設定。
その設定から考えると、インパクトは「人造人間」
人造人間のまま、キャラが走り始めてしまっている。
（現状は腕を改造された「インパクトマン」になってしまっている。笑）

・そんな状況でも、大津さんはKOUGU維新とインパクトが共存する世界線が無いものか…と検討してくれている。

・しかし大津さんのSNSに、踊り場リスナーと思われる人たちからインパクト加入に対する過激文（「なぜインパクトをKOUGUに入れない？」というような内容）が送られてきているとのこと。今はインパクトにとって大事な時期なので、過激なDMは絶対送らないように…！！！！とインパクトさん自ら注意。

・もしKOUGU関連で生配信等に出演することになった場合は「モグモグ鈴木」という俳優名で、香川照之さんばりのボケが求められるキャラクターを想定。

この朗報だけでは、インパクトの勢いは止まらない。

腕部分も作成されたDTハンチングさんが、ヒーロー風スーツとヒゲを隠せるマスクも作成して送付。胸の部分が光る仕掛けが、またカッコいい。

この後「空気階段の踊り場」準レギュラーの岡野陽一さんが、まさかのこんなフレーズとともに登場。

「悪い金借りはまっぷたつ！借金チェーンソーだ！」

インパクトに、まさかの強力な仲間が…！！！

#186 【AT】岡野さんとタワマン

冒頭、借金チェーンソーのキャラ設定についてトーク。
しかし「金借り芝刈り機」というキャラと悩んだと吐露する岡野さん。そんな岡野さんに対して「一応、（借金チェーンソーの）テーマソング募集してみます？？」と含みたっぷりで話す、もぐらさん。
リスナー全員、「来週は借金チェーンソーソング祭りだ…！！」と期待が高まった瞬間だった。

借金チェーンソーの話に区切りをつけた後、ジャーナリズム精神たっぷりの「もぐら記者」が久々に顔を出す。この後のATでは、岡野さんとタワマンの関係性があぶり出されていくのであった。

●2020/11/21

#187  【本編】借金チェーンソーの歌

先週のATでの「もし暇だったら借金チェーンソーの曲を（送ってくれたら嬉しい）…」というリクエストに対して、またしても天才リスナーたちの力が結集する回に…。

リスナーから、たくさん届いた借金チェーンソーの曲を紹介するに際し「せっかくなので、インパクトさんを呼んできます」と言いながらブースを後にする、もぐらさん。

ブースに戻ってきたインパクトさんは、袴・帯・アンダーシャツといった新たなアイテムを身に着け、先週よりさらに進化した姿に…。（衣装のプロ。スタイリスト・我妻さん制作）
右手の中指には、RN 博士さんによるナットをイメージして作られた指輪まで装着！
インパクトのアップグレードは、今週も止まらない。

▼インパクトの指輪を制作された、プロのジュエリーデザイナーの方。

▼プロならではの卓越した技術と、インパクトさんへの愛で制作されたことがひしひしと伝わってくるRN.博士さんのインパクトリング制作記録。インパクトファンは、ぜひチェックを！

装備を強化したインパクトさんが、岡野さん扮する借金チェーンソーをイメージして作られた曲たちを紹介していく。今回も神曲ばかり。

●一曲目　RN.シンキロウグループさん

インパクトのテーマの際も一曲目に紹介された、シンキロウグループさんのダークヒーロー感あふれる楽曲。岡野さんのキャラクターが、見事に歌詞に反映されている。かたまりさんも「完璧なイントロ！」と大絶賛。

●二曲目　RN.もぐらさんファンクラブwithミカミくん

前回インパクトのエンディングテーマ（夕暮れのインパクト）を送った方が、ミカミさんを引き連れ再参戦。曲のタイトルは「一階のロミオ」。
もぐらさんの「オザケン？」の一言以降、笑いが止まらなくなってしまったのは私だけではないはず…。

●三曲目　RN.内角低めゴリラさん

かたまりさんが「いつメンじゃん！」と言ってしまうほど、インパクトさんの楽曲制作陣が、そろった#187本編。「ワッ ワッ」って音声に、めちゃくちゃ笑わせて頂きました…。

●四曲目　RN.隣人からの壁ドンがやばい（新規の方）

「借金チェーンソー」の曲ではなく「金借り芝刈り機」の歌を作ってしまった方。そして、まさかの女性シンガー。
曲終わりのもぐらさんのコメントとモノマネが、さらなる笑いを誘う…。

＊

ちなみに、この「借金チェーンソーソング」放送回の数日前である、11/18。きつね・大津さんのTwitter投稿画像にインパクトがいると一部で話題に…。
（風向きが、本当にインパクトさんに向いてきたのか…？？！！）

▼きつね・あわじさんにもインパクトの存在が届いた模様。

そして、この頃にはインパクトのカッコいいファンアートも見受けられるように…！！！サイコゥ！サイコゥ！！

「空気階段の踊り場」で特にインパクトについて言及されなくなったと思ったら、きつね・大津さんから気になるツイートが…。

「空気階段の踊り場」では、もぐらさんが大活躍された「水曜日のダウンタウン」の話、「単独ライブの発表」や「歯」の話などが繰り広げられ、12月に突入…。

●2020/12/09

「有吉の壁」公式情報として、KOUGU維新ミュージカルの開催が発表される…！！！

「インパクト」というキャラクターを見守り、応援してきた踊り場リスナー達は、画像の月に映るシルエットを見てざわつく…。

（えっ…このシルエット、インパクトさんですよね…？まさか…？つ、ついに…？）

●2020/12/12

#190  【本編】ベビースイミング

本編終盤に、かたまりさんの口からクリスマスイブにKOUGU維新ミュージカルの生配信が行われることが告知される。
もぐらさん（インパクト）は「え？お前出るの？いいなぁ〜〜！！お前はいいよなぁ。KOUGU維新だもんなぁ…。」とニヤニヤと意味ありげな反応。

番組終わりにはエコーがかけられた、こんな締めゼリフも…。

ニンニン　ドロン。
トォー−−−！！！！
クリスマスイブに浮かれている奴らのゆるみ、俺が締める！
インパクトだ…！！！

このセリフを聴いて、何が何でもKOUGU維新のミュージカルはチェックしなくてはな…と思った。

ミュージカルの稽古風景に「もしかしてインパクトさんが見切れてはいないか…」と思ってみたけど、さすがにそんな野暮なことはされていなかった。

●2020/12/24

普段はほぼしない、かたまりさんのピンの仕事の告知をして、そこはかとなく出演の匂いを漂わせるインパクトさん。

▼配信内容ネタバレ

インパクトさん…登場しました！！！
KOUGU維新の敵組織として、天才リスナーさんたちが作った装備や曲をしっかりひっさげて踊ってらっしゃいました。

胸熱…（T_T）

色々と感想やネタバレを書きたいところですが、このKOUGU維新のミュージカルは1/8までアーカイブ配信されています…！

インパクトを応援していて、まだ視聴されていない方は、ぜひこの年始にインパクトさんの勇姿を焼き付けて頂きたいっ！！！

アーカイブ配信後に、インパクトさん（もぐもぐ鈴木さん）について語り合いましょう…！！！！

▼「まだ踊り場、聴いてないよ…！」という方は、ぜひラジオクラウドというアプリから！この流れを無料で全部聴けますよ〜。

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
空気階段さん関連のことを最近書きがちです。

▼こちらも、もしお時間あれば…。