C:技術で/技術が/技術を(ICT:産業・法・制度論と技術文化論)【2014年9月から10月刊行分より(2)】

※電子書籍『情報note|知のパラダイムシフト』 [Kindle版]  の内容をカテゴリー単位に編成しなおし、日次で配信・公開していきます。お楽しみください。

●Google、Apple、Facebook、Amazonの買収戦略から見える現在と未来 http://blogos.com/article/94166/
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特許の砦を築くため、ハード会社を買収して、措置を講じてのち、自社に不要になったその会社をまた売却してしまう(=モトローラを結局中国のレノボに)、といったことをGopogleはやっている。Googleは基本、自社内のリソース不足を買収で補う、戦略。一方Appleはソーシャル系事業を多く買収。またfacebookはモバイルアプリに注力。最近は一つのアプリに多機能を搭載するのではなく、一アプリ一機能がトレンドになってきている。スマホ自体をプラットフォームとする考え方に。

●Google、小型無人機(ドローン)プロジェクトを発表 オーストラリアで配達テストを公開 http://www.huffingtonpost.jp/engadget-japan/google-drone_b_5734346.html
http://nge.jp/wp-content/uploads/2014/08/Project-Wing-690x387.jpg
http://images.huffingtonpost.com/2014-08-29-ProjectWingStill02960-thumb.jpg
Project Wing は、Googleの先端技術研究所 Google X で2年前から秘密裏に開発が進められていた計画。Google X といえば自動運転ロボットカーや、メガネ型端末 Google Glass を開発した組織。

●NASAがドローンの交通整理を検討中か http://nge.jp/2014/09/10/post-5299
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NASAがドローントラフィック管理システムの開発を行っている模様。「監視すべきは交通状況だけではない。天候の監視も必要になる。ドローンの様な小型の飛行機は、風などの影響も受けやすく危険だからだ。あるいは飛行区域に関する規制も必要になる。空港の近く等は飛行禁止にする必要があるだろう」。

●ICT 先端技術に関する調査研究 報告書 http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/linkdata/h26_09_houkoku.pdf
AI(人工知能)の現状と動向。最近ではデータ解析のための AI は SaaS(Software as a Service)としても提供され始めており、AI の技術を一般的な企業が借りることもできるようになっている。

●データの高度な利活用による業務・サービス革新が我が国経済および社会に与える波及効果に係る調査研究 http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/linkdata/h26_06_houkoku.pdf
ビッグデータ、空間情報、ソーシャルメディアについて。

●先進技術のハイプサイクル問われる先進テクノロジーへの戦略―2014年版ガートナー・ハイプサイクルの見方 http://it.impressbm.co.jp/articles/-/11650
http://japan.zdnet.com/storage/2014/09/05/d1576e15132edb5e818ec06103ea2335/140903_gartner_1.jpg
IoTはピーク期、ビッグデータとクラウドは幻滅期。デジタルビジネスへのロードマップと6つのフェーズ=ステージ1:アナログの情報化/ステージ2:Web/ステージ3:eビジネス/ステージ4:デジタルマーケティング/ステージ5:デジタルビジネス/ステージ6:自律(Autonomous)。

●センサーで水道管の漏水被害を抑える、NECがIoTの新サービス http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/14/090500752/
IoT事例。従来の漏水調査では、専門の保守員が漏水音を耳で確認していた。熟練した知識と経験が必要なうえ、広範囲にわたる管路を迅速に調査することは困難。結果、陸上で事故が起きてからの対処になりがち。

●ネット家電の「司令塔アプリ」 未来の住まいが身近に http://www.nikkei.com/article/DGXMZO76172180W4A820C1000000/
http://www.nikkei.com/content/pic/20140905/96958A9F889DE5E4E3E5E0E3EAE2E0E4E2EAE0E2E3E6E2E2E2E2E2E2-DSXZZO7617258026082014000000-PN1-8.png
http://www.nikkei.com/content/pic/20140905/96958A9F889DE5E4E3E5E0E3EAE2E0E4E2EAE0E2E3E6E2E2E2E2E2E2-DSXZZO7617261026082014000000-PN1-8.png
複数のIoT機器を束ねて、1つのアプリでコントロールできるのが理想。家電製品の認証の仕組みや標準化が課題。

●【IoT特集】スマートホーム GoogleとApple【前編】 http://blog.feedforce.jp/archives/9551
http://blog.feedforce.jp/wp-content/uploads/2014/09/nest_thermostat1-300x286.jpg
http://blog.feedforce.jp/wp-content/uploads/2014/09/th25FYHKQK.jpg
Googleが発表した「Works with Nest」というサービスは、ブランドやOSを問わず、独自のハブを使用することでリモコン、自動車、ガジェット等の情報を一元的に管理するシステム。一方、Appleは「HomeKit」で、iOS8を搭載したiPhoneやiPadから同様の管理システムを操作できるようにする。前者は当然のことながら「オープン」が信条でAppleとは一線を画す。いずれにせよ、実用化にはハッキング対策が課題。

●【特別企画】AWSをめぐる「驚き」と「誤解」~Amazon Web Services入門 http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/special/20140903_664732.html
インプレスの書籍「Amazon Web Services入門 ― 企業システムへの導入障壁を徹底解消」から一部を抜粋し、2回にわけ公開しているもの。この回では、「AWSはいつでも利用規約を変更できる /データが漏洩したらユーザーの責任 /SLAはユーザーに厳しい制約が」について。

●AWSでデータの流れを加速 - 「AWS Cloud Storage & DB Day 2014」基調講演 http://news.mynavi.jp/articles/2014/09/10/awscsdb/
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ソニーのメディアクラウドサービス「Sony Media Cloud Services」やガリバーインターナショナルのM2Mサービス(Connected Car)「DRIVE+」もAWSで構築されている。

●情報処理学会デジタルプラクティス - 要求工学知識体系(REBOK)の誕生――ユーザとベンダの共通基盤を作る http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/548422/082900005/
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大小を問わず、頓挫したシステム開発が抱えていた一番の問題点は、「要求定義」の工程にある。技術面に加えコミュニケーションスキルやビジネス慣行などの多様な要因が影響するからだ。この工程をスムーズに行うための研究とそのための学会がスタート。

※上記は、『情報note|知のパラダイムシフト』の一部を公開しているものです。(2014年9月二号より)

◆最新刊:情報note|知のパラダイムシフト2014年12月二号 [Kindle] 
http://www.amazon.co.jp/dp/B00QPD841S/sasazamani-22/
◆ブログ:詩想舎の情報note | http://societyzero.wordpress.com/ 

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