エネルギー政策を見直し100%再生可能エネルギーへ を読んで

東日本大震災100人の証言
AERA緊急増刊(2011年4月10日号)
私たちはどう生きていけばいいのか
27人の提言

この一人として、河野太郎氏(以下、河野氏)は提言をしている。

東日本大震災の当時は、皆さんはどこで何をしていただろうか。。
私は東京の中央区にいた。
幸いけが人は出ませんでしたが、年季の入った天井の塗装部分が
剥がれ落ちたり、壁にも亀裂が入った。
当時都知事だった石原慎太郎氏の「東京都民を寒空に放り出すとは何事だ!」という発言がある種の衝撃だった。
会社のルールに囚われていると、私にはどの組織も妥当な判断だったように映ったのだ。

前置きが長くなったが、河野氏の今回の記事はかなりコンパクトにまとめられているため、可能であれば是非、直接読んで頂きたい。
ザックリ言ってしまえば、エネルギー政策を見直し100%再生可能エネルギーへ(舵を切れ)ということだ。


上記、たまたまテレビでやっていたのを見た。
1986年のチェルノブイリ原発事故が起きてから30年以上が経っている。
上記の動画でも触れているが、現地の今はどうなっているのかご存じだろうか。
30年以上が経った今でも、そこにあるものからは放射能が消えたりはしていない。

福島第一原発事故から9年余りが経った。
そこに生きる動物、根付く植物。
可視化することで、放射能により汚染されていることがはっきりとわかる。
写真を撮り続けることにより、放射能が減っていくのか、堆積していくのか、どこかへ飛んでいくのか、別の何かに変化していくのか、私たちは目を逸らさずに注視しなくてはならない。
溜まり続ける汚染水も、海洋放出したその先はどうなっていくのだろうか。
汚染水が溜まり続ける限り、逃れられない問題である。


「3.グリーン社会の実現」
わが国は、2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを、ここに宣言いたします。

菅首相の宣言は、簡単ではなく、すぐにできることでもない。
しかしながら、地球に生きるものとして、地球からの恩恵を受け取るのと同じように、地球に還元もしていかなくては滅びてしまうだろう。
宣言がされたことは、とても大きな一歩に繋がると信じたい。

日本は、将来的には、かなり遠い将来かもしれませんが、100%再生可能エネルギーに転換していくべきだと思います。
(東日本大震災 100人の証言 p13)

河野氏の提言から、10年近くも時間が過ぎてしまったことが、ただただ惜しいと思っている。

脱炭素社会の実現に向けて、原発も併用していくことになるだろう。
願わくば、河野氏が言うよりも近い将来、100%再生可能エネルギーに転換して欲しいと願わずにはいられない。

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