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【働き方】自分がソフト老害になっていると感じた時

最近読んだ本で、放送作家の鈴木おさむさんが書いた「仕事の辞め方」という本がとても共感できる部分がありました。彼はSMAPxSMAPを代表とした有名作家です。その彼が51歳で今の仕事を辞めることを決断した背景が書かれています。


年齢は私と同い年。
同じ時代を生きてきて、がむしゃらに仕事をしてきたから来た点では、業界は違いますが、とても書かれている内容に共感しました。

本の中で出てきたのが「ソフト老害」という言葉。

40代を超えると、自分の発言が周りに与える影響が大きすぎて、時に悪影響になるという話です。

私もまったく同じ事を自分自身に感じていた時期がありました。

私は昨年に長く務めた外資IT会社を辞め、今の会社(同じく外資IT)に転職しました。

前の職場では、私は気がつけば超ベテランに位置づけられ、イジりも含めて「レジェンド」と言われました。

私はそれがとてもイヤでした。

なぜなら、変化が激しいIT業界においては経験が長いベテランが正しい発言や行動をするかは違うと思っているからです。

会議でアイディアを求めらた時に、今までの議論がAで進んでいたのに、私がBの方がいいのではないか、というと、皆がBに行ってしまうことを何度か経験しました。

また、若手社員にアドバイスを求められた際に、伝えたことをそのまま実行された時に、自分の発言力に怖さを感じました。

なぜなら、私のやり方や意見なんて、過去の成功体験から生み出された、古いアイディアだと思っているからです。

完全に「ソフト老害」です。

私よりも年長者の方を見てもそう思う時がありました。若手の新しいやり方を許容せず、「そんなに甘くない」の言葉で片付け、自分の成功体験から、過去のやり方を通してしまう。

これは前職だけでなく、今の会社でも見受けられるところから、会社文化ではなく、年齢や職歴が生むものだと感じています。

「若手はチャレンジした方がいい」と言う割に、自分はチャレンジしないシニアもたくさん見てきました。

私の場合、自分がいる環境下において、自分がソフト老害になってるかもしれないと思ったら、自ら環境を変えていた気がします。

環境を変えれば、次の職場では、私は新人。
発言力は弱まりますし、新しいことを覚えながら新しい頭で考えて行動しないといけません。

もちろん一概に年齢だけでは言えない部分はあります
頭の柔らかい年配もいれば、堅い若者もいます
ただ、自分は「ソフト老害」にはなりたくないなと思う日々です(笑)

若手にチャンスを与え、シニアはそれを支える。
私はそういう関係性が好きです

あなたは、もう「ソフト老害」になっていませんか。

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