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はじめまして

【はじめに】

徳島県徳島市福島に鎮座する、四所神社(ししょじんじゃ)の公式noteです。

当社は大同年間(806-810)にお亀千軒と呼ばれる島から遷座されたと伝えられますが、長い歴史の中で疫病や戦争、災害などが度重なって言い伝えが途絶え、大まかな御由緒以外はほとんど分からなくなっていました。

お亀千軒に祀られていた、御神体を背中に背負った鹿の像


しかし、近年様々な文献の発見により、ようやく四所神社の歴史が少しずつ分かってきました。


明治37年の絵。今はないものもたくさん描かれています


これからは当社の御由緒が広く永く受け継がれていくことを願い、ここに書き記していこうと思います。


「四所神社の本殿には蛇が住んでいる」

と、古くから氏子地域で言い伝えられておりました。
これに関連するものとして、『続阿波国徴古雑抄』という書物の中に、「雲州大社の神宝龍地」というものが四所神社に奉納された記録が発見されました。

達筆ですね(読めない)


「龍地」とは何か、しばらくは手がかりが掴めないままでしたが、明治28年の『神社取調書』四所神社御祭神の項目に「配祀 龍蛇神(りゅうじゃしん)」と記されているのが見つかりました。

はっきりと読めました!


これにより、「蛇」の草書を「地」と読み違えていたことが分かったのです。
この龍蛇神とは何か。そして、なぜ四所神社にお祀りされることとなったのか、その経緯も明らかになってきました。

【おわりに】

当社にはお亀千軒や龍蛇神だけでなく、様々な逸話が伝わっております。
それらをこのnoteでご紹介すると同時に、今後も新たな発見があり次第、公開していく予定です。

Instagramも始めました。
細かい更新はInstagramで行う予定ですので、こちらもよろしくお願いします。

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