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学部2年次における合格は41年ぶりの快挙。電験ニ種

四半世紀、大学の広報を担当していて「学生さん、本当に凄いな」という話題に多く接してきたが、今回は、その中でもとくに驚くべきニュースである。

以下私が書いた原稿なので、そのまま掲載する。

学部2年次における合格は41年ぶりの快挙。
宮腰昂希さんが難関国家資格・第二種電気主任技術者国家試験(電験二種)に合格しました
  

電験二種に学部2年次で合格した宮腰さん

難関国家資格・第二種電気主任技術者国家試験(電験二種)に工学部電気電子工学科2年の宮腰昂希さんが合格しました。金沢工業大学おける学部2年次での合格は、電気電子工学科の深見正教授が学生時代、学部2年次で合格して以来、41年ぶりの快挙です。

【第二種電気主任技術者について】
電気保安の観点から、事業用電気工作物の設置者には、電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安の監督をさせるため、電気主任技術者を選任しなくてはならないことが電気事業法で義務付けられています。
電気主任技術者の資格には、電気工作物の電圧等によって第一種、第二種及び第三種電気主任技術者の3 種類があり、第二種は、電圧17万ボルト未満の事業用電気工作物の工事、維持及び運用の保安の監督を行うことができます。
令和5(2023)年度の試験は8月19日(土)に一次試験、11月12日(日)に二次試験が実施され、令和6年1月26日(金)にWeb上で合格者が発表されました。令和5年度の合格率は5.2%(昨年8.0%)でした。
金沢工業大学在学中での電験二種合格は昨年の3人(学部3年1人、大学院1年2人)に続き、宮腰さんで17人目となります。

【宮腰さんについて】
宮腰さんは、高校在学時に第二種電気工事士や第一級陸上無線技術士の資格を取得しており、大学2年次春には日商簿記2級、夏に第三種電気主任技術者、そしてこの第二種電気主任技術者と、難易度の高い資格を多数取得しています。

また大学1年次から自己開発センターの学生アドバイザーとして積極的に活動しており、電気工事士技能講座において有資格者として受講生の指導に当たっています。この技能講座は、学生アドバイザーのサポートもあり、本年度の受講生の合格率は96.6%と、非常に高い合格率を誇ってます。

自己開発センターの学生アドバイザーとして技能講座の指導にあたる宮腰さん

宮腰さんの次の目標は”電気系の司法試験”といわれる電験一種合格です。学生での合格は極めて珍しく、金沢工業大学においても、在学中の合格は、1984年度に1名、1997年度に1名、2010年度に1名という超難関資格です。


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