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(闘病日記2)入院という名の拷問部屋

前回の続きから話します。

大学病院に緊急入院することが決まりました。夕方17時くらいのことでした。家に帰る時間もなく、そのまま病院をはしごし、入院の手続きを取りました。

入院なんて、ゲームしてれば時間つぶれるやろ。休みの日は彼女と一日中ゲームしとればええわ。。。と、正直軽い気持ちでした。

通された部屋はHCU。高度ケアユニットで、ICUほど厳しくないけど、要監視の患者が収容される部屋でした。とりあえず、体調が急変するかもしれないから、2.3日様子見というのとでこのHCUに入ることになりました。

そんな病室に入った瞬間、パジャマに着替えさせられ、全身にバイタルモニターをつけられ、身の回りの品物は全て没収されました。
ゲームもスマホも財布も本も。

その部屋は、10人くらいの患者さんがおりましたが、みなさん、自力で起き上がることはできないような方々で、そんな方たちに囲まれながら、46時中何もすることもなく、監視される拷問が始まりました。後日聞いた話では、1泊6万円ほどしていたそうです。実は特殊なコンセプトの星野リゾートだったのかもしれません。

ピコンピコン。ピーピーピーピー。ピッピッピッピ。全員のバイタル音が大合唱しています。全員のバイタル状態が壁一面の大画面で監視されています。そしてバイタル異常を検知すると、看護師さん5人くらいがダッシュで来てくれます。たとえ、バイタルの電線が間違って外れちゃっただけでも。。。

一番怖かったのは、カーテンで仕切られた横の方が、看護師さん3人がかりで何かをやられているのですが、何をやられている音なのか全く想像できない音がすることです。ジュルジュルガコン。シューシュー。なお、患者さんの声は一切聞こえません。僕は怖かったです。

そんなこんなで3日間くらい拷問部屋での生活を楽しみ、一般病棟に移りました。一般病棟の自由さたるや。誰も呼ばずにトイレに行けることがこんなに嬉しいことだとは知りませんでした。毎日コンビニに行けます。歯磨きも自分のタイミングでできます。極楽でした。

一般病棟に移った時点で、入院から4日ほど経っていましたが、治療は全く始まっていません。そもそも、まだ検査が終わっていません。GW期間中ということがあり、検査機関が止まっており、検査ができるのがGW明けという状況でした。

呼吸困難、睡眠障害等でギリギリな状態でしたが、結局検査を受けられるまで入院から6日間の待機時間が発生しました。
正直、ここを耐えられるかがかなり不安でした。途中、意識が朦朧とした時もありました。
幸い、大事には至らず、本日時点(5/15)まだ生き残っています。

しかし、入院から2週間経った今日ですが、まだ検査結果は出ておらず、はっきりと病名は伝えられていません。つまり、治療もスタートしていません。

さぁ、ここから竹内慎は生きて戻れるのか、はたまた地獄に引きづられるのか。リアルな問題、メンタル的に耐えられるのか。ここまでは序章です。本編がもうすぐ始まります。

乞うご期待。

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