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(闘病日記7)いよいよかー

5/22
今日、病棟を移動した。
元々呼吸困難から始まったため、呼吸器内科にいたが、病名が明らかになったため、血液内科へ移動した次第だ。

呼吸器内科も血液内科も先生、看護師さんともにみんな良い人だと思う。こちらの疑問は全て解決して進めようとしてくれる意思が感じられ、決して私を無下に扱ったりはしない。大切に接してくれていると分かる。精子保存に関わってくれた泌尿器科の先生もしかりだ。

いよいよ、明日から抗がん剤治療の1サイクル目がスタートする。1サイクルは21日。投薬を1週間程度かけ行い、2週間程度で免疫力が下限まで低下、そこから1週間で免疫力を復活させ、次のサイクルへ回すという流れだ。私は6サイクル行う。約4ヶ月だ。2サイクル目の途中までは入院での対応とのことで、以降は投薬時のみ入院するということで、入退院を繰り返すことになるようだ。

今怖さは特にはない。不安もない。直すためにやるべきことを受け入れ、それによって失うものがある、ただそれだけのことだ。失うものとは、働く時間、家族との時間、お金、毛髪、生殖機能、といったところだろうか。やはり生殖機能を失うことが一番きついのは確かだ。もう悔やんでも仕方がないので、そこまで気にもしていないが。

今の懸念をあげるとしたら、副作用の吐き気くらいだ。風邪や二日酔いの時、吐き気がかなり嫌いである。吐き気から解放された時、なによりも"生きている"ことを実感する。果たして副作用で吐き気から解放される瞬間はあるのか。

何はともあれ明日から治療がスタートする。
病院に初めて行った日から、およそ1ヶ月たった。長かった。GWとか転院なんやら絡んだせいか。

はっきりと原因がわかり、それに対する対策が明示されると人は安心する。たとえ重い病気だとしても、それが分かれば不安からは一旦放たれる。そういうもんなんだと分かった。今はそんな気分だ。

さぁ明日から気合い入れて行こか。
明日からはコンビニいけないので、買い溜め。

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