西日本旅行日記


はじめに

これは筆者の日記帳、Twitterで時系列にまとめるには乱雑するためここに旅の記録をつけたいだけの自己満足な羅列した文字群

事実と感想が入り混じって清書を重ねることなく日本語もおかしい文章になっており、時間があり余って何もすることがない人だけが読んでほしい


旅行で出会った友人、彼女、運転手や店員さんたちに感謝の意を込めて


ー出発前

 秋の入り口がみえそうでみえない頃の夏の暑さと秋の涼しさが見え隠れしていた時だった。所属している事業所が消えるという事実から逃げるように資格試験を勉強をしていたのだが、転職をしたあとに旅行をすること、数日かけて何かをすることが出来ないのではと焦燥感に駆られていた。この人生、このまま南東北だけを知って東京より西を見ずに死んでしまうのではないかと。
 そんな焦りを解消したい苛立ちと誰とも混じることのない虚しさを少しでも紛らわせるには行動しかないと奮起し、Twitterで面白いなと思った彼女に会ってみようというのがきっかけだった。誘ってみてダメなら他に行くかという軽い気持ちだった。そこまで親しくもない関係から「かなり先ですが会いませんか」と誘ったらまさかの了承を頂いた。その日から出発前までにはある程度は仲良くしたいというまた別の焦りが生まれ、彼女に迷惑をかけてしまった。その迷惑についてはまた何かで記すかもしれない。
 そんなことから始まったこの旅に終着点を見つけよう、なにもない福島市からここまで行くか見定めよう、下心で動くにはあまりにも大きなプロジェクトが始動した。

2024/1/27(金)

ー20:30まで

 福島市は何もなく、駅に行く交通手段もバスでは1時間に1本あればいい方だ。そのため20:30発の高速バスに乗るために夕方から家を出ることとなり駅前を晩御飯ついでに散歩した。市全体もそうだが駅前は特に全国にあるチェーン店しか残っておらず、物価高も重なって何もない街という印象が強い。この日はロッテリアのチーズバーガーセットを800円も出して戦前の準備かのように感情もなくむさぼっていた。この時点で出発まで2時間も余裕があり、エスパルの5階で立ちながらネット漫画を読んで時間を潰してバスを待った。
 バスは20:30から梅田に到着するまで11時間も揺れていた。途中で止まった那須高原SAを降りるともう休憩なしというドライバーも乗客も泣かせる行軍であった。

2024/1/27(土)

親友と再会

 朝の太陽が顔を出さない程度の明るさの中、人生初めての梅田に降り立った。東北の肌寒さがなく、7時10分だからか人もかなり多いという印象がなかった。これなら銭湯が近くにあるから銭湯でゆっくり出来るだろうと考えが甘かった。地下には入らず地上から銭湯のある方面へ歩き、初めの梅田にしてはあまり迷わずに銭湯の受付までなんとかついた。銭湯の中にはたくさんの武士たちで溢れていた。サウナが満席になるくらい人気のお店で私の貞操がなくなるんじゃないか、パイパンがさらに小さくなりそうになるくらい萎縮した。


 親友たちの待ち合わせに近くの店がないか見渡したらドン・キホーテがあった。ドンキは東北では考えられないくらい規模が大きく品ぞろえもたくさんあった。そこに彼女が欲しがっていたアニメキャラグッズも置いてあり、おはようDⅯを飛ばすか少し悩みつつもグッズが欲しいかきいてみた。欲しいという返事に安堵し、この旅でドタキャンされることないという確信も得てバスの疲れも一気に吹っ飛んでいった。
 ドンキで親友Aと合流し後から来る親友Bを待つために梅田ホワイティにある串カツヨネヤに入った。ここからが地獄の始まりで、串カツ6本と日本酒で2000円支払い、Bと合流した。Aが他に食べたいものがあるというから3人で一緒に食べ歩いた。たこやき、551にくまん、タリーズアイスココア、、、30越えた、いや肥えたお腹では苦しくなり正直本命の目的を果たせないんじゃないかと憎しみを少し抱いてしまった。その予感が的中することになるとはこの時思わなかったが。
 ここに親友がいたから梅田がダンジョンであることを気付かずに過ごせていた。明日苦労することも分からなかったくらい親友のナビゲーション能力が高かった。そこに気が付かず女に会うことで頭いっぱいの自分は食べ歩いて汗だくになった状態で梅田を出発した。


ついに彼女と

 集合時間まで2時間ある状況で目的地のある駅についた。それなのに焦りが止まらず、会場までのルートを把握や身だしなみを整えるのに間に合うのかという不安でいっぱいだった。駅前を見渡すと多賀城で遊んでいた頃の青春時代が蘇るくらい親近感が湧いた。ここは自分にとって住みやすそうな街だなと。
 予約していたホテルも近くにあり荷物置きとして使いつつお風呂も利用した。お風呂としては新宿の安心お宿のほうが使いやすいものの2500円で泊まるには立派なお風呂だった。西日本では銭湯用パンツがあるのも実は初めて知った。
 お風呂も済ませ身だしなみを整えたら集合まで1時間を切っていた。その間に所持品チェックや集合場所から会場までのルート、行きたいBARの下見を済ませて余裕をもって会う準備は出来た。ここまで出来たら完璧だと慢心していた。


 ついにインターネットでいいなと彼女と顔合わせする時間が来てしまった。DⅯの履歴を見ると自分史上に数多くのアプローチをしたんではないかというくらいのやりとりが残っている。シンボルの前でそわそわしながら立っているとマスクをつけた美人が目の前に現れた。写真とは違うとは言ってたものの目の形がより綺麗で、すらっとした印象で匂いも全くしなかった。女子特有の香水をたくさんついたこともなく近くまで寄らないと匂いがないくらいに清潔感あふれていた。早くマスク姿を取った姿が見たい、今まで絡んできてよかったと泣きそうになるのをこらえて店までスムーズに連れて行った。
 連れて行ったのは彼女のリクエストでもあった韓国料理。ただ席の案内がテーブル席で個室を選んでなかったミス①が生じた。予約した時に個室よりはテーブルで少しうるさめがいいかなと思ってもいたが予想以上の狭さだった。丸いテーブルでハンガーもないとは、、、
 システムも食べ放題がなく個別で好きなものを頼む形式だったため、彼女が食べたいものを中心に注文した。だって大阪で食い倒れたから。でもチキンだけは美味しそうで頼んじゃった(ミス②)
 注文を頼んでいた時に周りの雑音が大きすぎた、あとあと団体客が入るのだが会話がかき消されるほどの鳴き声を喚いてて、彼女を口説くとかそんな雰囲気じゃなかった。料理がおいしかったものの、大事な使命ー彼女を知るーを果たせてないじゃんって冷めたチキンを貪りもぞもぞしてた。チキンが冷める前に店を出るべきだった(ミス③)。話を聞こうにも聞きたくもない男の声で全てが消えた(ミス④)。パイパンにしたことを言った気がする(ミス⑤)
 飲み放題だったのに彼女のグラスは全然空いてなかったのもすぐに気付けなかった。彼女のマスクを取った姿に見とれていたからと言い訳したい。萌え声で二重でかわいいとか自分が呑んでいいのかと今でも思うくらい素敵だった。ドンキで買ったお土産と仙台で買ったお土産を渡せたことがこの店で出来たことかなというくらい環境調査不足だった。


 料理を食べて落ち着いたのを見計らって自分が駄々こねてもう一軒付き合ってとお願いした。時間もまだあるとのことでなんとか挽回のチャンスを得た。連れて行ったのはシーシャバー。自分がどうしてもシーシャやってみたいとわがままを酔って言っていた。予約していなかったのでカウンターしか空いておらず、やっと落ち着いた場で彼女をまじまじと見ることができた。やっぱりかわいい。好きなタイプの顔を近くで見ることが出来たの神様ありがとう。スタイルもいい、コスプレしてとお願いしたかったが流石に言えなかった。隣に座って気付くこともあり、彼女が身だしなみをかなり気を付けてここまで来てくれたんだなと。服装もおしゃれでアクセサリーも似合ってて。その場で褒められなかった自分が憎い。
 そんな彼女を見すぎてもと思って上の空になったりしつつもやっとゆったりとした時間を過ごせた。シーシャをはじめて吸う自分がむせても笑ってくれたり、注文を自分がするように誘導したりと男をたてるのが上手で気分がのってしまった。Twitterのときみたいに褒めるのが恥ずかしくなって、彼女との会話を楽しむことだけ考えてしまった時間だった。別れたくないと何回駄々こねたんだろうか。メンヘラ彼女のように。付き合ってもないのに。
 タクシーで帰す提案を断られ、電車で帰る彼女を見送って全てが終わった。帰る間際にウサギ村の話をしたから、絶対行くから一緒に行こうと伝えて今日は楽しかったでさよならしたはず。だから次こそは紳士に向き合いたい。

2024/1/28(日)

終わりへ

 楽しくオフ会を終えて帰りの夜行バスまで時間があったから、彼女がインスタにあげた店を訪れてインスタにあげて聖地巡り()した。この土地は福島市と違ってグルメが栄えている。チェーン店も個人店もあるという開拓しがいのある街だった。ワッフルも焼きそばもレベルが高くてまた行きたいと思わせるお店だった。

 牡蠣祭りもやっていたがお腹を壊したくないから寄らずに駅へ向かった。途中のデパートでお土産に買った萩の月がまさか売っててびっくり。別のお土産にしたらよかったかなと考えつつ前日の楽しい思い出を胸に帰宅した。
 文化の違いに触れて遠くまで出て新しい学びを得た3日間でした。このきっかけをくれた彼女のことは忘れないだろう。自分の直感でいいなと思った人に会いに行って後悔しない方を選んで本当に良かった。
 次こそは情報と実際のプランニングシュミレーションを実践して楽しい旅行を提供する。日頃から元気をもらっていて、恩返ししたいから全力を尽くしたい。
 最後は尻切れトンボになりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?