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ビーコル2018-19シーズンを勝手に振り返るの巻 〜ボーナストラック的に〜

キヨウケンです。
7本書き上げてひと息つく間に、考えながら書いてた所為もあってアレコレ書き残した感が。
もう少し綴らせてください。ここで書かずに止めるのも美徳でしょうが、もうブランドンのATBばりに止まりません。

副題は「栃木に学ぶ」ですwww

■ウィスマンのもう1つのタスク

Bリーグは急激なレベルアップを遂げていて、さらには代表チームの躍進や、現在米国の高校在学中の我らが田中力をはじめとしたアンダー世代の台頭で、日本のバスケはこの後さらに数段ランクを上げる勢いがあります。代表バスケは2024年世代でもっと面白くなる説も頷けるものがあります(ロシター帰化しないかな)。
その一方で急務は指導者やレフリーなどの育成にあると考えます。
後者の議論は他に譲るとして、前者はビーコルだからこそ出来ることであり、重視すべき項目だと思うのです。

トーマス・ウィスマンHC。国内外でこれだけの実績を持つ名将を独り占めできる幸せ。
ただ、このことをチームや日本バスケの未来にもっと活かせないかと考えました。
CSセミファイナル2戦目を終えた栃木ブレックス・安斎HCの記者会見コメントから引用します。

琉球の佐々コーチら若いコーチやBリーグに来る海外経験豊富がたくさんいる中で多くを学ぶことができる。その繰り返しをしながら日本代表がもっと強くなるためにも切磋琢磨していきたい。

これを聞いて、ウィスマンを単にビーコルを勝たせるHCにだけしておくのは長い目で見て日本バスケの損失だと思うに至りました。安斎氏や佐々氏をはじめとした若い指導者による切磋琢磨をもっと多くの人材でやったらいいのです。
名将ウィスマンですから、そのタスクはチームの躍進と後進の育成、その双方に求めるべきと考えます。
現ACの加藤翔鷹氏や兼任の竹田謙はその最右翼、さらには山田謙治や田臥勇太、少し長い目で川村も。ウィスマンの薫陶を受けた選手をこのステージに引き上げて欲しい。シャッキーや他チームの若手指導者も含めて、ビーコルがAC王国になっても面白い。そんな姿も見てみたいです!

■ビーコルの海賊たちが持つべき使命感は

CSセミファイナル、千葉と栃木の試合は千葉2勝で幕を閉じた。その中でのいざこざはさて置き、主力の負傷が相次いだ栃木の戦いぶりへ大きな賞賛が寄せられたことは特筆すべきことだと考えます。ここでまたしても試合後の安斎HCの記者会見から引用です。

目標とする結果には届かなかったが、応援してくれる人たちにも届けられるものはあったと思うし、選手が最後まで諦めないで戦ってくれたことを誇りに思う。

ビーコルでは川村卓也が残プレに際して「ブースターを喜ばせたい」と触れてくれた。そうした姿は絶対に忘れない。自分自身がどんな影響を及ぼせる存在か。ビーコルの選手たちには自意識過剰なくらいに考え、実践して欲しい。
「フリーランス」である選手にはなおのこと、以下の発想が当たり前であって欲しいと思うのです。

オトナの学校 武井壮(YouTube)

栃木のHCや選手のコメントには自チームのことのみならず、日本バスケの発展に言及した内容が実に多いのです。もしもビーコルと上位チームとの差がこの「使命感」の差でもあるなら、我々の意識レベルこそもっと上げるべきです。
自分たちの振る舞いの向こうにあるのは、自分たちの未来だけではありません。毎日の練習や週末のゲーム、選手もスタッフもブースターも豊嶋さんのMCもB-ROSEもグッズもスポンサー集めもユースの育成も、ビーコルに関わる全ての人たち、いやもとい、現在バスケをプレーしてる人、見てる人、見てない人、バスケに関心のない人たちを含め、それら全ての営みの向こうにあるバスケットボールとそこに携わる人たちの未来に繋がることが沢山あるのでしょう。
誰しも持ち合わせた条件のもとで全力を尽くすことが究極のアクションでしょう。それを実行することに戦力差とか経営規模とかは無関係です。力を合わせて全力を出し尽くして戦うことの向こうに、人々の心を動かす、個や組織の成長をもたらす循環が生まれるはずです。

ビーコルは黒字経営ができて、アリーナやスクールに人が集まって、チームはB1で戦っている。関わる人たちが正しい努力を重ねている証だと思います。さらに意識レベルを高めた先にありそうな「お宝」は凄いのだろうな。その姿、見てみたいです。
ビーコルに関わる人みんなで強くなりましょう。

今度こそ結びとします。ありがとうございました。

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