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2011年2月7日の私へ

良かったこと
・集中して勉強できた
・勉強の感覚を少し取り戻せた
・多摩川沿いが最高に気持ち良い
・近所にパン屋さんを見つけた。全体的にまん丸ふっくらかわいいパン。
・お風呂上がりにお風呂掃除ができた


昨日に引き続き、勉強と仕事の日。
この土日は、仕事に全振りするって決めてた。

仕事の関係で、ECサイトについて急ピッチで勉強しないといけない。
2週間前に任されたことなのに、全然進まなかった。「勉強しなきゃならないけど、何をすればいいかわからない」状態で、「わからない」「なんとなく不安」という状況が苦手だから、いろいろ手はつけるものの中途半端な状況で。一番最初に学ぶべきことの大枠みたいなものを社長にもらって、責任者のSさんにも課題を与えてもらっていたのに、うまくできなかった。
IT系のことはネットで最新を学んだ方がいいと思って(今思うと、こういうことに関しては本は役に立たんみたいな言説を結構見たことがあって、それに従おうとしていたところが大きい)、社長にお勧めされたサイトで最初は勉強しようとしたんだけど、なんだか不安で仕方ない。
最新の情報でなくても大枠を理解してからの方が早いんじゃないかと思って、ついに本を買った。

とはいえ、ぼんやりと目的なく勉強するのも身に入らない。社長がくれた大枠それぞれに関連する必要な箇所に色分けして付箋を張りながら、今必要な情報を詳しく読み込んでルーズリーフに書き殴りながら、他は流し読みという方針で読んだら、一応流れや全体感は掴みながらも欲しかったテーマについて読み込めてうまくいった。

ほんと、情けないことに受験勉強以外の勉強の仕方がわからないみたいだ。受験とか語学とか、資格試験、あと音楽は、ある程度のとこまではいけるという自信がある。けど、もっと範疇の広いことを勉強しようとしたときに、彷徨ってしまう。あとは…例えば勉強は小学校とか中学校で身に付けた基礎があるし、音楽も共通で音は知っているし楽譜は読める。けど、IT系のことになると、全てがいきなりわからないから、わからないものが多すぎて不安をなしてしまうみたい。
あ、ふと思い出したけど数検を受けていたときの感情に近いかもしれない。なんとか2級取ったけど、全くわかっていなかったよね。準2級もよくわからなくて、その状態でしかも「高校3年生としての知識前提」みたいな参考書しかなかったから、そもそも説明文が何言ってるのかわからなかったよね。
それに加えて、「知らない自分への恥」みたいなことをものすごく感じてしまっている気がする。しかも、「京大生のくせに」って自分の中で呪いをかけてしまう。感情が学びを邪魔するなんて、弱いな。いい加減、自分が何も知らないということを認められるようにならなきゃな。
それに、恥ずかしいならもっと真面目に勉強すべきだよな、全部。

数年間の自分を責めてもしょうがないから、今日ちゃんと勉強できた自分を褒めよう。なんだかんだ言って、勉強しているときの集中みたいなものは好きだし、ピースがハマったときの快感やめられないな。
今日全体を見て学ぶ項目があらかたはっきりしたから、そこを他の本とサイトで埋めよう。

勉強したあと、カメラとコカリナ(過去の私じゃない人へ、楽器です。オカリナの間違いではありません)を持って多摩川の河川敷へ行った。
ご飯屋さん全然ないし駅遠いのはうんざりだけど、河川敷が近いのと家のすぐ近くにその分水が流れていることは、気に入っている。
河川敷に行くとなればどう考えてもパンが食べたくて、いつも行っているパン屋さんは反対方向だから歩きながらGoogle マップで検索したら、家の近くに小さなパン屋さんを見つけた。完全にレトロな雰囲気ではなく(というか店自体はセンスよくこじんまりとしていてレジも自動で新しい)、でも京都にあるパン屋さんみたいなすごいおしゃれなパンではない感じ。ハードなパンが好きな私にとってはドンピシャって感じではなかったのだけれど、あったかい雰囲気。普段は絶対買わないクリームパンが焼き立てで、ふっくらまん丸していて手にとってしまった。あとは、だいたい初めてのパン屋さんにあったら買うベーコンエピと塩バターパン。

朝から勉強ちゃんとしてうまく行って、メイクもうまく行って天気も良くて、気分良く多摩川に向かう。

本当は春に何回か行った河川敷に行きたかったのだけれど、ついてみたら別の場所だった。どこだったんだろう、あれは…地図を見てもいまいちわからなかったから、しばらく冒険かな。
当時好きだった人のバイクの後ろに乗っけてもらってたときの風と温度を思い出していた。特別な人と初めて行った場所は、その後誰と来てもそのことを想起してしまう気がする。それが悪いことではないけど、永遠に「名前をつけて保存」しちゃうみたいだね。
あ、今あなたが好きな人ともちゃんとそういう場所作れるから安心してよ。ちょっと先のことだけどね。

適当な場所を見つけてパンを食べた。クリームパンも相当おいしかったけど(いや、多分他の人からしたらあれが断然おいしいのかもしれない、私が甘いもの得意じゃないから途中から飽きただけで)、エピが期待を裏切る味だった。多分、ちょっとハーブかスパイスが入っていた気がする。おしゃれだった。

あったかかったとはいえ、まだ何かが芽吹くには早すぎる時期で、ススキを初めて全部が色を失っていた。黒と白と、黄金色。でも、それが青に映えて揺れているのが、美しかった。カメラを持つようになってから、私は形よりも光とか色が好きなんだって気づいた。技術がない私なんかがとると全然映えない写真なんだけどさ。
物を撮るとき、構図とかよりも、ただ葉っぱの色とか空をそのまま撮ることが多い。ヨーロッパ旅行に行った時も、サグラダファミリアの全体ではなく、ステンドグラスとかそこから漏れる光を、アルハンブラ宮殿全体よりも青タイルを撮るのに夢中だった。

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結局、撮っても見た通りには映らなくて、見た通りに加工する技術もまだないけれど、カメラを持っているときは普段よりもその美しさに気づくことができるから好き。

会社のTさんの即興ピアノに触発されて、コカリナを持ち出してきたのだけれど、恥が上回ってあまり練習できなかった。
コカリナは、他の楽器に比べると個体による音の癖が強い。音色だけではなくて、ピッチが違う。弦楽器とかと違って、形を変えることもできないから、息遣いで調整するしかない。私のコカリナは、ソプラノは少し低めで、高音がちょっと喉が締まったような細く苦しい音。3連は、ピッチはわりかし正しいけど、あまり繊細さがない。そして、どちらも低音のピッチが高音に比べて高い(3連は昔そう感じていた覚えがないから、ただ単に今下手なだけかもしれない)。あなたはその癖もいなせてると思うんだけど、10年経ったら残念ながらもうボロッボロ。ちっちゃい楽器を安定して持つのもままならない。半音も合わせて全部指を覚えていただけでも万歳なのかもしれない笑

ピアノもそうだけど、音楽はちゃんとやってきた分、今の自分に苛立ちを覚えちゃうな。

帰ってきたら、部屋が外よりだいぶ暗くてひいた。日光浴びれていないのが、気分とか体調に影響していることを確信して、毎日外に出ようと誓った。さぁ、続くかどうか。

ちょっと寝て仕事してご飯食べてお風呂入っておしまい。

この土日、割と気持ちよく過ごせた。先週に続き、気付き。もう彼氏や友達と会うときはそれに専念、仕事の週は仕事にした方が良いのかもな。

最近仕事が溜まり気味で毎日焦っていたから、すっきりした。

今週の目標
・毎日日記を書く
・毎日外に出る
・仕事中、1時間に1回深呼吸。姿勢を正す
・スマホを布団に持ち込むのは1回まで

先週含めて二日分日記を書いたらもう1:00。
70分で3060文字、おやすみなさい。

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