第63回は、月初め恒例のコメント＆メッセージ回。
人から声をかけられやすい人の特徴などに関する、メッセージをご紹介しました。

先日、何年かぶりに私の所属する菜園のイベントがあり、いままで顔を見たことはあるけれど、話したことがなかった人、話したことはあっても名前を知らなかった人などと、交流するよい機会となりました。人の名前を覚えるのが、年々苦手になってきている私ですが、ここで紹介し合った方の名前はできるだけ覚えよう、と気合いを入れたわたし。

「私は、人の名前を一度聞いたら忘れないんだけど、これって少数派みたい」と話していたのが、今回初めてお互いに名前を知った女性。彼女は学校の先生をされていて、人の名前のみならず、車のナンバープレートとか、電話番号とか、とにかく忘れないのだそうです。

そんな彼女だけに、「あの木のそばに立っているのは○○さんで△△に住んでいる、その向こうの椅子に座っているのは××さんで、イタリアのご出身」という具合に、インプットされている情報が半端なく、急に多くの人を知ることに。

「でも、向こうは私のことを覚えていないことが多くて、あんまり一方的に知ってる風を打ち出すと気持ち悪がられるので、気をつけてるの」とのこと。

例えば、家の前でご近所さんと立ち話をしているときに、一台のクルマが、お向かいに路駐されたとして、「ああ、あのナンバーは、どこそこに住んでる××さんで、奥さんの名前は○○さん」などと言おうものなら、ストーカーみたいでドン引かれる、ということのようです（笑）。

記憶力がいいのは、うらやましい限りですが、それはそれなりに悩みの種にもなりうる、ということなのですね。わたしも彼女の名前だけは、特にしっかり心に刻みました。
（か）