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ロープを使うか、使わないか

スタチューになって人前に立ちます。
僕の場合は、高さ40センチのお立ち台に立ちます。
数分も経たずに、数十人くらいのお客さんに囲まれます。

さて。
その時、僕とお客さんとの距離は、
だいたい6メートルから10メートルの間です。
だから、僕を中心に半径6メートルから10メートルの半円が出来ている事になります。
これが、僕のデフォルトの空間です。

さて。
僕以外のスタチューの方々は、ロープを使わない方が多いです。
また、使ったとしても僕のように大きく面積を仕切る方はいません。

ロープとは何でしょう。

僕は、パフォーマーの「結界」だと思っています。
ここから先には入ってはいけない。
と、いう以外に
「このくらいの面積は支配しますよ」
という圧をかける事ができます。

そう、『圧』は大事です。
プレッシャー、あるいは緊張感と言ってもいいかもしれません。

僕の白リーマンは和やかなキャラクターですが、スタチューのときはかなり緊張感を出します。

100円玉が入ったときのリアクションが、その緊張感と落差があるほど、たくさんのお客さんを弛緩させ、笑顔を作る事が出来ます。

その代わり、圧をかけるにはちゃんとしたテクニック、「スゴい」という声が聞こえてくるくらいじゃないとダメです。

パントマイムが必要です。
ロープは、必要ではありませんが、あった方が有利です。
ロープさえあれば、サディスティックなお客さんから身を守ってくれます。
安全な環境で、パフォーマンスを磨いた方がトクです¥

さて、最近新しいパフォーマンスの3分動画を作りました。
DRAWING KNIGHTという絵を描くキャラクターの物語です。

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