珍しく深夜に起きている。この日曜は実に穏やかでした。
そのおかげか自らの考え方に関して、いくつかの重大な気づきを得ることができました。

それはすべて、今まで完全に盲点となっていたもので、苫米地英人氏が言うところの、スコトーマ（心理的盲点）ってやつ。

わたしは彼の著書を、迷走を重ねていた30代の頃に数冊手に取ったことがあるのだけれど、正直最初は何を言っているのか、さっぱり分からなかった。

だけどやはり人には成長と段階というものがあって、理解し得ないものが突如、然るべきタイミングで、まるで開眼したかのように光明を得て腑に落ちることがある。今なら彼の主義や理論もほぼ理解できるようになったのだから、不思議なものです。かといってその全てが自分にとって好ましい考えだと言っているわけではなく、彼が言っていることの意味がわかるようになったということです。

話を気づきと盲点に戻します。

盲点への気づきというのは不思議なもので、自分の心が静まっているときやリラックスしているときに、突如降って湧いてきたかのように起こる。そういう意味では、発露の仕方がインスピレーションと似ているかもしれない。

わたしが日々自分の心をニュートラルにすることや、身体をリラックスさせることに重きを置いているのは、このためでもあります。

頭の中がざわざわと騒がしかったり、心が乱れていたりすると、気づきや直感が降りてくるスペースがなくなるような気がしまして。（いやこれは、気のせいじゃなくて完全なる事実だな）

そのため、意識的にSNSから離れる時間を設けたり、他人のブログや文章を読むことから離れたり、積極的に自分ひとりの時間を設けるようにしています。

セルフコントロールが上手にできる人はそんなことをする必要もないと思いますが、わたしの場合は心理状態が視覚情報に左右されることが多いので、そのことを意識的に行っているわけです。

加えて、わたしは自分の心の状態にかなり意識を注いでいるので、必然的にそのようになってしまうのかもしれません。

世の中に溢れる情報に対して取捨選択が必要なことは言わずもがなですが、ただ多くそれを集めればいいわけではないとわたしは思っています。情報収集力というのは人間の能力として高く評価されるものでもありますが、情報を遮断する能力というのも、現代においてはそれと同じくらい大事なことだと思うのです。

湯水のごとく溢れる情報を一時的にでも自分から遠ざけることは、情報収集を重要視している人にとってはかなり難しいことでしょう。あるいは、そこに怖れすら感じてしまうのではないでしょうか。最新の情報を追うことにエネルギーを注いでいる人にとっては特に。

それをやっているほとんどの方は意識していないでしょうが、情報を追い続けるという行動には、常に焦りと怖れが伴うのです。
誰よりも早くとか、誰よりも詳細にとか、時流に乗り遅れないようにという焦りや、自分がまだ知らない情報があるのではないか、他の人に負けているのではないか、この情報に信憑性はあるのかという怖れ。

だからこそ情報を追うというのは決して生易しいものではなく、行き過ぎてしまえば自分への制限や負担にもなりうるわけです。

わたしはこういうことに関しては完全に降伏しており、それよりも、自分がいかに上手く情報と離れるかということに重きを置いています。

少なくともわたしにとっては情報収集より自分の心の状態と時間の方が大事で、余計な情報に振り回されたくないと思っているくらい。

とはいえ何に重きを置くかはその人の立場や職業によっても違うわけだから、そこに正しいも何もないわけで、自分とのバランスを見て付き合っていけばいいと思っています。情報を扱う仕事をしているのなら、そんなこと言ってる場合じゃないですしね。あるいは、トレンド追うの大好き！って人も少なからずいらっしゃるでしょうし。

しかし今日得た気づきは、実に大きかった。
またひとつ、スコーンと抜けた感じ。こういう感覚があるから、自分のバージョンアップはやめられない。

どーでもいいですけど、今日リピってた音楽を最後に。
わたしはThis is Meよりこっちの方が好き。
朝から流すとテンション上がるのでオススメ。

歌詞のこのへん、良い。
ほんまそれやで、今しかないねんって思う。
↓
Don't fight it, it's coming for you, running at ya
It's only this moment, don't care what comes after
It's everything you ever need
And it's here right in front of you
This is where you wanna be
It's everything you ever want
It's everything you ever need
And it's here right in front of you
This is where you wanna be